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添乗員日記

「シー・アドベンチャラー」で航く スピッツベルゲン島 探検クルーズ13日間

2015年7月16日(木)〜7月28日(火)

7月16日(木)

成田→コペンハーゲン(デンマーク)※飛行機で経由→オスロ(ノルウェー)

皆様が待ち焦がれていた「スピッツベルゲン島探検クルーズ」の出発日となりました。
野生動物との遭遇、未だ見たことのない世界への期待を胸に抱き、皆様、午前9時40分頃に成田空港にご集合頂きました。今回のツアーは、お客様8名様と添乗員合わせて総勢9名様で出発です。まずはスカンジナビア航空984便で、空路、コペンハーゲンへ。フライト時間は約11時間30分の予定です。コペンハーゲンには、到着予定時刻より15分早目の15時50分に到着しました。乗り継ぎのための手荷物検査と入国審査を終えて搭乗ゲートD1へ移動しました。コペンハーゲンからオスロまでは、スカンジナビア航空1470便で移動。フライト時間は、1時間10分。オスロには、ほぼ予定通りの20時20分に到着。日本人ガイドのカツミさんと合流し、空港隣接、徒歩5分のラディソンブル・エアポート・ホテルにチェックイン。ホテルでの夕食を済ませ、皆様にはお休み頂きました。
この日初めて、時計を見なければ時間が分からなくなる「白夜」を体験されましたね。

空港

7月17日(金)

オスロ(ノルウェー)→ロングイヤービーエン(ノルウェー)

今朝は、6時にモーニングコール。気温30℃の日本を離れ、気温16℃のノルウェーのすがすがしい空気を肌身で感じた朝でしたね。
朝食の後、徒歩にて再びオスロの空港へ。オスロ空港からは空路、船の乗船港のある町「ロングイヤービーエン」に移動です。9時30分発、スカンジナビア航空4490便でロングイヤービーエンへ。ロングイヤービーエンは、オスロと同じ国「ノルウェー」ですが、シェンゲン条約の国ではないのでオスロ空港にて搭乗前に出国手続きが必要でした。ロングイヤービーエンには予定通りの、12時20分に到着。気温10℃。極地の寒さを肌身に感じながら、荷物を受け取り船会社の用意した乗船客専用バスでホテルまで移動しました。空港からホテルまでは約10分。13時30分過ぎにはホテルに入りましたので、チェックイン前、皆様各自で町の散策に出かけましたね。夕食をホテルで一緒に済ませてお休み頂きました。
いよいよ明日の午後には乗船です。

ロングイヤービーエン ロングイヤービーエンのホテル

7月18日(土)

午前中:ロングイヤービーエン(ノルウェー)滞在→午後:出港

今日の日中は、船会社の送迎バスが迎えにくる15時40分まで自由行動。町のお土産屋やスーパーなど、思い思いに散策をお楽しみいただきました。
ホテルに送迎バスが15時35分に到着。そのまま港に直行して乗船です。港まではバスで5分位でした。
期待に胸を膨らませて、港に停泊中の「シー・アドベンチャラー」に乗船です。船のスタッフが温かく出迎えてくれました。乗船してから「船内説明会」、「避難訓練」、「パルカのサイズ合わせ」などイベントが目白押しの中、船は18時頃、探検クルーズに向け出港しました。

シー・アドベンチャラーに乗船

7月19日(日)

7月14日氷河/クロスフィヨルド

午前7時30分モーニングコール。朝食を済ませ、午前中は「上陸に関する説明会」や「ゴム長靴の貸し出し」があり、これからの動物たちとの遭遇に期待が高まりましたね。
午後は、乗船後初の船外活動。フランスの革命記念日にちなんでつけられた「7月14日氷河」近辺のゾディアッククルージングです。
美しい氷河を見に行く途中、ツンドラの上を歩くトナカイ、くちばしの色が印象的なニシツノメドリ、ハシブトウミガラスの営巣地をご覧いただきました。北極地域の野生動物の息吹を初めて感じた瞬間でした。約2時間のエキサイティングなクルージングを終え、さあ、これから船長主催のウェルカムパーティーが始まるという19時頃。「ホッキョクグマ発見!」のアナウンスが耳に飛び込んできました。しかも親子のホッキョクグマが船の近くの陸地に出没したとのこと。と、その時、「装備を整え、ゾディアック乗り場へ集合!」のアナウンスが。何が起こるかわからない、これぞ冒険旅行!皆様慌てて、パルカ、長靴、救命胴衣など船外活動の準備を整え、ボート乗り場へ。海岸線に現れた母グマと子グマの親子。ゾディアックボートで、安全を確保しながら、少しずつ、彼女らに近づいていきます。その距離、約30m。母グマを追いかけて、一生懸命ついていく子グマのしぐさが愛らしかったですね。大きな声は出せないボートの上でしたが、皆様の興奮の度合いが最高潮になっているのを感じた時間でした。

ハシブトウミガラス ニシツノメドリ 氷河 ホッキョクグマ

7月20日(月)

ワースレーネセット/モナコ氷河

午前の船外活動は、スピッツベルゲン島北部、トナカイ平原南部の岬「ワースレーネセット」上陸観光の予定でしたが、上陸予定地にホッキョクグマ発見のアナウンス。急遽、ゾディアッククルージングに変更。海上のボートより、陸地に出没したホッキョクグマを観察することになりました。大きなホッキョクグマが2頭。それはなんと大人の雄グマと雌グマが一緒にいる光景でした。専門家によると、大人の雄と雌が一緒にいるのは大変稀な事。専門家のスタッフも目を白黒させていました。皆様がこの珍事に出くわしたことは、大変ラッキーなことだと言っていたのが印象的でした。
午後は、極地探検隊後援者であったモナコ王子にちなんでつけられた「モナコ氷河」の観光です。ゾディアックボートで巨大な氷河の目の前まで近づき、その雄大さをお楽しみいただきました。崩落の瞬間に出くわさないかと、皆様息をひそめ、氷河の亀裂の入る音に、耳を傾けていましたね。「ドドドーン」という轟音と共に、氷河の崩落を瞼にやきつけたラッキーなお客様もいらっしゃったようです。この日はお天気も良く、気温10℃。日焼けをされたお客様も多かったようです。この日は、北緯80°を目指し、モヘン島へ船は向かいます。そして、21時30分、ついに北緯80°越えを達成。汽笛が「ボーッ」と鳴ると共に、船首甲板に集まったお客様は、シャンパンを片手に歓喜の渦へ。モヘン島には、遠目でしたが、セイウチの群れがご覧いただけましたね。

ホッキョクグマ 海上のボートで観察 北緯80°記念

7月21日(火)

アールドネセット:ワールベルグ島/ヒンロペン海峡

午前中はヒンロペン海峡に浮かぶワールベルグ島の岬「アールドネセット」の上陸観光です。
ここは上級、中級、初級の3班に分かれてのミニトレッキング、セイウチの群れの観察をお楽しみいただきました。厳しい環境で、可憐に咲く、コケマンテマやホッキョクヒナゲシをご覧いただきました。その後、砂洲の端に群れる約20頭のセイウチのもとへ。音や刺激に敏感なセイウチの群れに近づくのは至難の業。お客様全員がセイウチに向かって縦列(一列)になり、少しずつ近づいていきます。セイウチが私たちの気配に気づくと、探検スタッフがこぶしを上に掲げます。「動かずに止まって」の合図です。何十年ぶりに行う「だるまさんがころんだ」です。この動作を繰り返しながら、セイウチの群れに近づきます。その距離、約30m。セイウチのその大きさに驚き、その息づかいまで感じた感動の瞬間でした。
船は、ヒンロペン海峡を南下中。お昼を過ぎると、「ゴゴーン」と、キャビンの壁にひびく轟音が。ついに定着氷付近に突入です。パックアイスを押しのけて進む耐氷船の勇ましい音を聞きながら、冒険は続きます。
午後は、クリスさんの「ホッキョクグマ講座」の後、海氷の中をゾディアッククルージング。海氷、氷山の中を縫うように進み、氷の造形美、その青色の美しさを堪能いただきましたね。「これぞ北極海」と改めて実感したのではないでしょうか。

ホッキョクヒナゲシ コケマンテマ セイウチ

7月22日(水)

アルケフィレッテ/パランダブクタ:ワーレンブルグフィヨルド

今日もヒンロペン海峡、その沿岸部の観光です。
午前中の活動は、スピッツベルゲン島北東部「アルケフィレッテ」のゾディアッククルーズです。ウミガラス山と呼ばれ、ハシブトウミガラスの一大営巣地がある、断崖絶壁が広がる美しいエリアです。書面では6万羽と表記されておりますが、鳥類学者いわく、20万羽以上と呼ばれる大営巣地です。その鳴き声、羽音、匂い、光景に皆様圧倒されましたね。崖の中腹で、落ちてくる雛を待ち構えるホッキョクギツネを目撃されたお客様もいらっしゃいましたね。
船内では、ウィルさんの「地質学入門講座」をお聞きいただき、午後は、北東島の「ワーレンブルグフィヨルド」へ。フィヨルド内にある「パランダブクタ」での上陸観光です。このエリアは極地の厳しい気候が理由で、「極砂漠」と呼ばれております。これまで目にしてきたツンドラの美しい平原とは大きくかけ離れ、遠目には、がれきがどこまでも続く、まさに砂漠といった印象です。上陸して、健脚度に合わせてのトレッキング。不毛の極砂漠と呼ばれる地域ですが、よく見ると、数は少ないですが、けなげに頑張って咲き誇るムラサキユキノシタやホッキョクヒナゲシを確認でき、植物から生きる元気をもらった気になりました。

ハシブトウミガラス パランダブクタ ホッキョクヒナゲシ

7月23日(木)

スピッツベルゲン島のさらに北を目指して

今日はまさに「冒険の1日」です。北緯80°を超え、定着氷の淵まで、野生動物との遭遇に期待しながら可能な限り北進します。
目指すは、スバールバル諸島最北の7諸島。気温2℃。高緯度地域を肌で感じます。ブリッジでは、船長が双眼鏡を片手に、操舵に集中。その緊張感が伝わってきましたね。北極点から続く氷の海原を目の前にして、浪漫を感じた瞬間でした。
船は北東島の最北端「ノルドカップ」まで進むことができました。北緯80°32′到達です。
日中はアニーさんの「スバールバル歴史講座」、リリアナさんの「北極の鳥講座」をお聞きいただきました。
夕方、定着氷の淵をゾディアッククルーズでお楽しみいただき、その後、北極海飛び込み大会開催。水温−1℃の中、日本人は4名参加。飛び込む前と飛び込んだ後の表情の違いが大変印象的でした。夕食の席に着く頃、ホッキョクグマ発見のアナウンス。海氷上を歩く勇ましい雄のホッキョクグマを船上よりご覧ただきました。

氷の海原 北緯80°32′ ホッキョクグマ

7月24日(金)

フグルフィヨルド/ヴァルゴハムナ

朝食会場がオープンした8時頃。
ホッキョクグマ発見のアナウンス。フグルフィヨルド内、海岸に一頭のホッキョクグマが見え隠れしております。皆様、朝食そっちのけで、観察に夢中でしたね。
午前中、「フグルフィヨルド」ではゾディアッククルーズ。氷河の崩落などをご覧いただきました。
午後は「ヴァルゴハムナ」の観光です。上陸予定でしたが、上陸ポイントにセイウチの群れがいる為、急遽、ゾディアッククルーズに変更。セイウチの群れ10頭、ゼニガタアザラシ3頭の観察をお楽しみいただきました。ボートが風下にあった為、風上より漂ってくる野生のセイウチの芳しい香りを嗅げたことは、皆様忘れることはないでしょう。

ホッキョクグマ ゼニガタアザラシ 野鳥

7月25日(土)

ブルボンハムナ/ヴァルソルブクタ

今日は、船外活動最終日。 スピッツベルゲン島南部にある、ベルスンドに向かいます。朝食前に、「ブルボンハムナ」の上陸観光です。「熊の家」と呼ばれる、かつてのわな猟の小屋や、1930年代に乱獲された約500頭分のシロイルカの骨の残骸などを見学いただきました。
朝食後、ヴァルソルブクタにある「キャンプミラー」に上陸です。ふわふわのツンドラ、それに続く切り立った断崖が印象的な中、十数頭のトナカイの親子が現れ、皆様の目を楽しませてくれましたね。約2時間の上陸観光を終え、本船に戻りました。
船内では船長主催のさよならカクテルパーティー、ディナーをお楽しみいただきました。9日間、その日その日が盛りだくさんの冒険ツアーだったかと思います。

熊の家 シロイルカの骨 熊の家 ヴァルソルブクタ

7月26日(日)

下船→ロングイヤービーエン→オスロ

朝8時45分。名残惜しくも船のスタッフに別れを告げ、シー・アドベンチャラーを下船。
フライト時間まで、ロングイヤービーエンで自由時間をお過ごしいただき、14時45分発、スカンジナビア航空4425便にて、トロムソ経由オスロへ。空港隣接ホテルにて、夕食後、ゆっくりお休みいただきました。

7月27日(月)

オスロ→コペンハーゲン→成田

オスロ10時発、スカンジナビア航空1455便にて、空路、コペンハーゲンへ。
コペンハーゲン15時45分発、スカンジナビア航空983便にて成田へ。

7月28日(火)

成田空港

定刻9時35分に成田に到着。
この日の成田の気温28℃。空港ターミナルの外に出た瞬間、北極地方へもう一度戻りたいと真剣に考えたのは、私だけでしょうか?

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