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添乗員日記

耐氷船「オーシャン・ダイヤモンド」で航く 南極への船旅14日間

2016年1月26日(火)〜2月8日(月)

1月26日(火)

成田→米国経由→ブエノスアイレス

成田から米国内都市を経由して、ブエノスアイレスへ旅立ちました。

1月27日(水)

ブエノスアイレス市内観光

午前にブエノスアイレスに到着しました。午後からはブエノスアイレス市内を観光。
観光後はホテルへ。

1月28日(木)

ウシュアイア

今回ご参加のお客様総勢90名様が、南極への玄関となる港街、ウシュアイアに到着しました。
いよいよ今日は乗船日です!
お昼に名物のカニ料理をお召し上がりいただき、乗船時間までしばしウシュアイアの街を散策。 そして汽笛の合図とともに17:00出航!
皆様デッキに出て、遠ざかる港の景色や、これから始まる冒険の門出を楽しんでおられました。

ウシュアイア

1月29日(金)

終日航海

例年より比較的穏やかなドレーク海峡を通りながら、南極上陸への準備を整えます。
探検スタッフリーダーから「南極上陸に関する注意事項とソディアックボートに関するご案内」があり、この講義を経て初めて南極への上陸が許可されます。期待に胸を膨らませながら、身に着ける洋服や手袋のクリーニングを済ませ、ゴム長靴を貸り、着々と準備を進めます。
講師の内藤先生、リリアナさんによる南極講座もありました。いよいよ明日から、南極での観光がはじまります。

船員たちの挨拶

1月30日(土)

ヤンキーハーバー→バリエントス島

南極の玄関口、サウスシェトランド諸島に入ってきました。
あいにく強風の為、午前に上陸予定だったヤンキーハーバー観光は断念することに。太古から続く、南極の厳しさを垣間見た瞬間でした。船内では日本人講師の内藤先生、佐藤先生の講義をお楽しみいただきました。
午後も不安定な風が続いていましたが、予定しておりましたバリエントス島に上陸できる事となり、放送が入った際にレストランにいらっしゃった方々からは歓声が上がりました。初めて着るパルカに皆様緊張!ゾディアックボートの乗り方など、多少難しい点はありましたが、回数を重ねるに連れだんだんと慣れてくることでしょう。アイチオー諸島内のバリエントス島では、海岸で大きなミナミゾウアザラシが数頭お出迎えしてくれました。今の時期はちょうど換毛期で、気持ちよさそうに寝そべっていました。丘の上の方に少し歩くと、ゼンツーペンギンとヒゲペンギンの営巣地がたくさん!親鳥よりフワフワな毛皮に包まれた幼いペンギンのかわいらしさに、皆さまの目は釘付けでした。ここから船は、南極半島先端の方へと向かっていきます。

ヒゲペンギンの営巣地

1月31日(日)

ポーレット島→ブラウン・ブラフ

昨日にも増して風が強い朝を迎えました。
なぜなら、午前中に目指すポーレット島は南極半島の東、ウェッデル海側に位置しており、より気象・海象条件が厳しい場所なのです。何とか観光させてあげたいというスタッフの頑張りも届かず、上陸は断念。
そんな中、ウェッデル海に入ってきたこともあり、船上からも「テーブル型氷山」と呼ばれる、南極大陸の巨大氷河より滑り出した、壮大な氷山をご覧頂けました。
そして午後。ブラウン・ブラフに上陸できれば、今回のご旅行で南極大陸に初上陸!のはずでしたが、風が収まらず近くの比較的安定した海域のクルージングに変更。夢の南極大陸上陸は、明日以降にお預けとなりました。ゾディアックボートの上からでしたが、今回初登場のアデリーペンギンとの対面を果たしました。

テーブル型氷山

2月1日(月)

ミケルセンハーバー→グラハムパッセージ(バーベキュー)

船はウェッデル海域を出て、南極半島の西側に沿って南下していきます。これまで多かった曇天とは一転、澄み切った青空が広がりました。午前のミケルセンハーバー観光は、トリニティー島沖のダヌー島に上陸。アルゼンチンの国旗が描かれた避難小屋が印象的な小さな島でしたが、ゼンツーペンギンはもちろん、捕鯨時代のボートの残骸やクジラの骨、海岸にはウェッデルアザラシも姿を見せ、皆さまのシャッターを切る音がひっきりなしに聞こえていました。
午後は、グラハムパッセージという南極半島とブラフ島の間の狭い水路にてホエールウォッチングに挑戦です。ここは、海流の関係でオキアミが大量に集まるらしく、エサを求めてザトウクジラの群れがやってくるという場所です。水路の両側にそびえ立つ迫力の氷河を縫うように、ボートは進みます。その時、ザトウクジラが一頭出現。半睡眠状況の個体で、あまり動きは見れなかったものの、ボートの上の皆様は、興奮冷めやらぬ様子でした。
夕食のバーベキューでは、奇抜な帽子コンテストが開催されました。日本からお持ちいただいた方、持ち合わせの物や部屋の中の備品を組み合わせて作られた方など、工夫を重ねた帽子のご披露に大いに盛り上がりました。私たち読売旅行の添乗員も、それぞれの帽子でアルファベット一文字をつなぎ、ハネムーンのお客様を祝福させて頂きました。一段落した頃、ザトウクジラを船の前方に発見という、突然の放送が。皆さま大急ぎでデッキに向かい、ザトウクジラを観察。喜びもひとしおでしたね。

捕鯨時代のボートの残骸やクジラの骨 ホエールウォッチング

2月2日(火)

ルメール海峡→ピーターマン島→プレノー島(キャンプ)

モーニングコール前にルメール海峡に差し掛かりました。
1億5000万年前の火山活動によって形成された、南極半島一雄大な光景を目の当たりにしようと、多くの方が早起きをし、デッキ7にお越しになりました。探検の歴史の話を交えた保坂瑠璃子さんの案内も聞き応えがありましたね。
午前のピーターマン島では、上陸&クルージング観光を行いました。地球温暖化の影響で、ゼンツーペンギンがアデリーペンギンに混ざって巣を作っていました。また、フランスの探検家シャルコーが自身の船の係留地の岩に彫り残した「P,P(探検船プルクア・パー号の頭文字)」の案内がありましたが、控え目に書かれたその文字をまさか100年以上経った現在、観光客が見物するとは探検家シャルコーも思ってもいなかったことでしょう。
程なくして、午後のプレノー島の近くまでやってきました。ここは氷山の墓場という異名がある通り、浅瀬で座礁した巨大な氷山が、あたかも彫刻が施されたオブジェのように静かに並んでいる様は、まるで氷山の野外美術館のよう。言葉では表現できないくらい神秘的でしたね。この日は一日中曇りでしたが、晴れの日よりも氷山の青さが際立つとのことで、絵の具を垂らしたかの様な、青く澄んだ氷山に度々遭遇しました。午前中も含めて、多くのカニクイアザラシやヒョウアザラシなどが氷の上で気持ちよさそうに寝そべっている姿を見つけましたね。
夕食後には、パラダイス湾にてキャンプが実施されました。お客様26名様と添乗員2名がゾディアックボートで移動し、湾の中の小高い丘へ上がり、寝袋を設置します。探検チーム手作りのトイレは、目の前に広がる壮大な自然を独り占めという何とも贅沢な環境で。夜の間、船は一旦そこから離れ、朝に戻ってきてお迎え。少ししか眠れなかった方もいらっしゃったようですが、太古から変わらない大自然を肌身で感じられたキャンプに笑顔も見られ、貴重な体験ができたご様子でした。

ピーターマン島 氷山 パラダイス湾にてキャンプ

2月3日(水)

ダンコ島→ニコ・ハーバー(飛び込み)

早いもので南極観光の最終日の朝を迎えました。雲は厚いですが、穏やかな一日になりそうです。午前中のダンコ島では、ゼンツーペンギンの大営巣地を観察していただくのに加え、ちょっとしたハイキングも。15分程度かけて登った丘の目の前に広がった景色は、どこまでも続く氷の世界でした。
観光の最終目的地はニコ・ハーバー。ついについに待ちに待った南極大陸初上陸の瞬間です!見た目は、今まで上陸した島々と変わりありませんが、その一歩がとても重要ということで、その感傷に浸る方も…。ハイキングコースも設けられており、高低差100mほどの丘を登る途中では、ペンギンがどんどん近づいてくるうれしいアクシデントもありながら、頑張って登っていただきました。また、この付近の氷河は崩れやすいとのことでしたが、まさに周囲に轟く大きな音とともに崩落が起こり、氷山の誕生を目の当たりに。自然の偉大さを再認識されたことでしょう。
帰路に就く前の最後の締めくくりは、南極海への飛び込み体験です。勇気ある多数の方々が勢いよく飛び込む姿に、ギャラリーから歓声が上がっていました。思った以上に冷たかったという感想がほとんどでしたが、皆さまのお顔は晴れ晴れされていました。
直後には、太古の昔に氷河から氷山となり、海に浮かんでいた南極氷を使ったウイスキーのオンザロックが振る舞われました!耳を近づけると氷の中の気泡がはじけ、パチパチと音が聞こえます。数万年前の空気が蘇るという不思議な感覚にかられながら、より一層美味しい一杯となりました。

ニコ・ハーバー パラダイス湾にてキャンプ

2月4日(木)

終日航海

船外活動が終わり、終日航海となり、やっとゆっくり休めた方もいらっしゃったのではないでしょうか。4階ブティックでは、お土産を購入されるお客様の列が長く伸びていたこともありましたね。佐藤先生、内藤先生、保坂瑠璃子さんの講義を聞いて、より一層南極についての理解を深め、改めて私たちの訪れた南極の壮大さを身に染みて感じていただけたことと思います。
また、多くの方が南極からの手紙を船内のレセプションポストに投函していましたね。いつ届くのか、とても楽しみです。
本日のメインイベントともいえるオークションでは「本船の操舵の権利」や「南極海の氷山からとった水」、「手作りのオーナメント」、「ペンギンの里親権」など、世界に1つだけの特別な商品ばかりが出品されていました。シャンパンで気持ち良くなったところでのオークション、見ているだけで自然と皆様笑顔に溢れていました。売り上げは全てペンギンたちの保護に使われるということです。
みんなで作ろうDVDもいよいよ終盤!たくさんのお客様が画像取り込み用のパソコンに向かい、旅の思い出にひたりながら写真を投稿していました。皆様のご協力ありがとうございました。

南極海の氷山からとった水

2月5日(金)

終日航海

帰路は少し揺れるドレーク海峡を北上。旅のお供に利用したパルカの畳み方を教わり、長靴を返却。船上からの景色にも氷山が少しずつ減り始め、少し寂しい気持ちが募りました。
午後は、南極・北極の新たな冒険のご案内があり、「次は北極点を目指そう」と新たな目標を掲げたお客様もいらっしゃったようです。
午後3時頃にはドレーク海峡も抜け、お客様も荷造りで大忙しでいらっしゃいました。そして、最後の晩餐では皆様、旅の思い出を大いに分かち合い、話が弾むテーブルが多かったようです。

2月6日(土)

ウシュアイア→ブエノスアイレス→米国経由→成田

船内で最後の朝食をいただき、今回の旅の思い出のDVDとパスポートをお受け取りいただきますと、10日間お過ごし頂きましたオーシャン・ダイヤモンド号ともお別れです。下船後、探検スタッフとの最後のお別れをし、新たな旅のスタートです。
飛行機までの時間はウシュアイアの半日観光へ。フエゴ国立公園では世界最南端の郵便局で手紙を出した方もいらっしゃったようです。いつ届くのか楽しみですね。その後世界の果て号に乗車。南極の氷に囲まれた世界とは一味違う、緑の美しさを改めて感じました。さまざまな動物も見ることができました。空港へ移動し、いよいよウシュアイアの街ともお別れ。わくわくしながら到着した初日とは打って変わって、後ろ髪ひかれる思いで帰路につきます。ブエノスアイレスからはそれぞれ航空会社が異なるため、仲良くなったお客様同士がお別れの挨拶をする姿が印象的でした。「またね。」と言いながら見えなくなるまで手を振り、旅の最後の別れを惜しみました。成田へ向かいます。
今回ご参加いただきましたお客様と南極での貴重な時間を過ごし、一緒にたくさんの喜びと感動を分かち合うことができました。私ども添乗員もとても感慨深い気持ちでいっぱいです。また、皆様の多大なるご協力のおかげで、何事もなく無事に旅行を終えることができましたこと、改めまして感謝いたします。
今回の南極クルーズの思い出を胸に、たくさんの方に南極の素晴らしさ、偉大さを伝えるパイオニアとなっていただければ幸いです。 いつかまたお会いできることを楽しみにしています。

ウシュアイア 鉄道

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