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富山県の五箇山地方は、険しい山岳地帯にある秘境です。五箇山には40ほどの集落があり、1995年に世界遺産に登録された相倉(あいのくら)には23棟、菅沼(すがぬま)には9棟の合掌造り家屋が現存し、昔の景観や文化が大切に保存されています。五箇山の合掌造りは、重たい雪が降るため、白川郷のものより屋根が急勾配であることと、養蚕と塩硝製造で加賀藩を支え、藩から手厚い庇護を受けていたことから重厚な造りであることが特徴です。中でも「岩瀬家」は合掌造り最大で内装も豪華。小さな山村ですが、合掌造りだけでなく日本最古の民謡「こきりこ」などの民謡や伝統工芸の五箇山和紙など、見どころが豊富です。
散策時のご注意事項
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- 世界遺産の合掌造り集落は、今も人々の生活の場となっています。屋敷内や田畑への無断立入や、日没から早朝までの間は、見学をご遠慮ください。
- 合掌造りの家屋は大変火に弱い建物ですので歩きタバコは禁止されています。