御即位記念 第71回正倉院展
■開催概要
- 会期 :2019年10月26日(土)〜11月14日(木)
- 主催・会場:奈良国立博物館
- 特別協力 :読売新聞社
世界遺産の奈良・正倉院で守り伝えられてきた国際色豊かな古代の至宝を公開する正倉院展。
約9000点の正倉院宝物のうち、天皇陛下の御即位記念として開催する今年は、20年ぶりに6扇そろって展示される「鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)」や、中央に鹿が描かれた「金銀花盤(きんぎんのかばん)」をはじめとする天平文化を彩った見ごたえのある宝物が展示されます。
1250年以上前の美しさを残す奇跡の文化財との出会いをお楽しみください。
【主な出陳宝物】
◆『鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)』
「天平美人」として名高い宝物。顔や手、着衣の袖口などに彩色(さいしき)が施され、着衣や樹木などに日本産のヤマドリの羽毛が貼り付けられていたことがわかっている。
◆『紫檀金鈿柄香炉(したんきんでんのえごうろ)』
仏前などで僧が手に持って香を供えるのに使用した柄香炉。豪華で煌(きら)びやかな装飾は、現存する柄香炉の中でも随一といわれている。
◆『金銀花盤(きんぎんのかばん)』
六花形の銀製の皿で、正倉院に伝わる盤の中では最も大きく華麗な宝物。中央に花状の角(つの)をもつ鹿が表されている。遣唐使が唐から公式に賜った品である可能性も指摘されている。
紫檀金鈿柄香炉
金銀花盤