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たびよみ

下北半島を再発見!2days ドライブ旅
山口はのんさん

※この記事は2019年旅行読売11月号に掲載されたものです。

ひと足早く秋を探しにアイドルの山口はのんさんが下北半島を旅した。
絶景、温泉、グルメ、そして穴場スポットを再発見。

(プロフィール)
山口はのん
1999年生まれ。人気アイドルグループ「夢みるアドレセンス」のメンバー。「ミスマガジン2019」読者特別賞を受賞。「関西コレクション2019A/W」などに出演し、モデルとしても活躍中。
尻屋崎の風景

絵はがきのような美しい尻屋崎の風景に山口さんもにっこり

新鮮な下北の海の幸を味わい 雄大な自然に身を任せる

 下北半島は本州最北端にあり、半島全体が国定公園に指定された自然と景勝の地。下北を初めて訪れるという山口さん、さっそくお目当ての東通(ひがしどおり)村の「東通天然ヒラメ刺身重」を目指し、車に乗り込んだ。

尻屋崎に続く道

尻屋崎に続く道を爽快ドライブ

 海底に砂地が広がる同村の沿岸で育ったヒラメは良質な身に旨みがのり、特に秋から旬を迎える。神経締めや活締め、調理法を変えることでヒラメの味わいの違いを楽しめるのがこのご当地グルメだ。「刺し身でもこんなに食感、旨みが違うんですね」と山口さんも満足したようだ。

ログレストラン南川にて

ログレストラン南川にて。「ヒラメの美味しさをいろいろな料理法で引き出しているのにびっくりです」と山口さん

 お腹を満たした後は下北半島の最東端の尻屋崎へ向かった。県道248号を北上すると、急に視界が開けた。目の前は津軽海峡だ。そこから県道6号を東に車を走らせると白亜の灯台が現れた。この辺りは難破岬と呼ばれ遭難船が多かったことから、明治時代、航行の安全のためにイギリス人の設計で建てられた。紺碧の空と津軽海峡を背に凛として立つ。

 灯台の周りで寒立馬(かんだちめ)がゆったり草を食んでいた。仔馬が親馬にくっついて歩いて回る。「心和む風景ですね」と山口さん。南部藩政時代の軍用馬を祖に持ち、現在は天然記念物に指定される。「寒立」とはカモシカが雪中に立ちつくす様を表したマタギ言葉で、冬を越すその姿からこの名で呼ばれるようになったとされる。

 旅情たっぷりの風景を堪能し、今夜宿泊するむつ市街へ。途中、大畑川の渓流沿いに湧く奥薬研(おくやげん)温泉夫婦かっぱの湯に立ち寄った。深い山と渓流に臨む露天風呂は、まさに秘湯の風情。川風がほてった体を心地よく冷ましてくれる。

 夕暮れが近づいてきたところで夜景の名所へ。つづら折りになった林道を走り、徐々に勾配を上げてゆくと釜臥山(かまふせやま)展望台に到着した。周囲が暗くなると次第にむつ市街の明かりが際立つ。「街がどんどんアゲハチョウのような形に浮かび上がってきます」と山口さんもしきりに感激していた。

ログレストラン南川

ログレストラン南川

「東通天然ヒラメ刺身重」は刺し身や鍋などのヒラメ料理をメーンに、東通牛などの地元産の食材を使ったコース料理1900円。ほか村内2店でも提供されている。
11時30分〜13時30分
(夜は予約のみ)/月曜休/TEL0175・34・9106

奥薬研温泉夫婦かっぱの湯

奥薬研温泉夫婦かっぱの湯

大畑川沿いにある日帰り温泉。単純温泉で神経痛、リウマチ、皮膚病などに適応する。食事ができるレストハウスを併設。
8時30分〜 18時(11月〜 3月は10時〜17時)/無休(11月〜3月は火曜休)/230円/TEL0175・34・2008

釜臥山展望台

釜臥山展望台

下北半島最高峰(878メートル)の近くにある展望台で、陸奥湾を中心に360度の景色が眺望できる。昼間は遠く北海道まで見渡せることも。
11月上旬まで開館。8時30分〜 21時30分/無料/TEL0175・22・1111(むつ市観光戦略課)

六ヶ所村で出会った 日本を支える様々なエネルギー

 翌日はJR大湊線と並行して国道279号を南下し、窓越しに陸奥湾を眺めながら、六ヶ所村を目指した。
 希少な鳥類の生息地である六つの湖沼をはじめ、大自然に包まれた六ヶ所村。温泉が湧き、豊富な山海の幸が自慢だ。「六ヶ所村次世代エネルギーパーク」として、再生可能エネルギー(太陽光、風力)、石油、原子力など様々なエネルギー関連施設を有する村でもある。

 六ヶ所ICから尾駮(おぶち)沼方面へ向かう途中、壮観な風景が広がっていた。膨大な数のソーラーパネルの後ろには、むつ小川原国家石油備蓄基地、さらに先には幾重にも風車が連なる。「下北半島にいろんなエネルギー施設があることがひと目で分かりますね。こんな風景見たことがない」(山口さん)。

太陽光発電、石油備蓄基地、風力発電とエネルギー施設

太陽光発電、石油備蓄基地、風力発電とエネルギー施設がひとつの風景に

六ヶ所村に立ち並ぶ風車群

六ヶ所村に立ち並ぶ風車群

むつ小川原ウィンドファーム

むつ小川原ウィンドファームでは風力発電の仕組みも学べる(要予約)

山口はのん

「六ヶ所村でははじめてみる風景ばかり!」と山口さん

 このほか、六ヶ所村には全国の原子力発電所で使われた燃料のリサイクルなどを行う原子燃料サイクル施設がある。その役割や仕組みなどについて紹介されているのが六ケ所原燃PRセンターだ。また、訪れたむつ小川原ウィンドファームでは、風力発電を間近に見ることができた。
 ふと、昨晩釜臥山から眺めた夜景を思い出した。日本は様々なエネルギーによって支えられている。そして下北半島は、それを見て実感できる地域だ。山口さんは「バランスよくエネルギーを組み合わせることが大切なんですね」と改めて感じた旅となった。

六ケ所原燃PRセンター

六ケ所原燃PRセンター

原子燃料サイクル施設の役割と仕組みについて紹介する施設。「環境とエネルギー」や「放射線」について体験して学べるほか、原子燃料サイクル施設の様子を大型模型で知ることができる。
9時〜 17時/毎月最終月曜休(祝日の場合は翌日休)、年末年始休/無料(見学自由)

左上/原子燃料サイクルについて解説を受ける山口さん
左下/原子力発電に使われた燃料のリサイクルについて紹介

六ヶ所村次世代エネルギーパーク

六ヶ所村内の各種エネルギー施設の見学についての問い合わせ、申し込みは
六ヶ所村観光協会TEL0175・71・3115
http://6energypark.com

おすすめ!ドライブ立ち寄りスポット

がめ丼

むつドライブイン

むつ市の国道279号沿いにある。ご当地グルメ「大湊sora空っ!」は航空自衛隊42 警戒群の名物の鶏の空揚げにちなんだもの。各店舗でオリジナルメニューを提供。写真の「がめ丼」980円。
11時〜 17時/火曜休/TEL0175・22・4708

スパハウスろっかぽっか

スパハウスろっかぽっか

六ヶ所村の国道338号脇にある日帰り温泉。大浴場や露天風呂、多目的風呂などで天然温泉が満喫できる。レストラン、居酒屋などを併設。
10時〜 20時30分/毎月最終月曜休/700円/TEL0175・69・1126

ちょっと足を延ばして

仏ヶ浦(佐井村)

仏ヶ浦(佐井村)

下北半島の西岸、約2キロにわたり仏像を思わせる奇岩が連なる。如来の首、五百羅漢、一ツ仏、屏風岩、極楽浜など神秘的な景観が広がる。

むつ市から車で1時間40分

大間崎(大間町)

大間崎(大間町)

下北半島の最北端。「大間のマグロ」で知られる地。大間の漁師に一本釣りされた440キロのマグロがモデルになったモニュメントがシンボル。

むつ市から車で1時間10分

下北半島へのアクセス

新幹線/東京駅から3時間の七戸十和田駅を利用
飛行機/羽田空港(東京)から1時間20分、伊丹空港(大阪)から1時間30分の三沢空港を利用

協力/電気事業連合会

六ヶ所村の特産品が当たる!

プレゼントアンケート実施中

アンケートに答えると、今回山口さんが訪れた六ヶ所村産の小川原湖牛サーロインステーキ(200g)を、抽選で10人にプレゼントします。
*プレゼント提供は六ヶ所村特産品販売所「六旬館」