9月6日(火)
成田⇒パリ⇒アムステルダム
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。成田空港よりエールフランス275便にて大空へ飛び立ちました。約12時間25分の空の旅を終え、多彩な魅力が溢れるパリに到着しました。その後、空路で約1時間半・・・ヨーロッパ文化の香りを醸し出す絵葉書のような景観のアムステルダムに無事到着しました。ホテルのレストランで夕食後、凛とした空気と深き静寂に包まれた部屋に入ると、自然と肩の力が抜け安堵の眠りにつかれました。
9月7日(水)
アムステルダム(オランダ)
国立美術館でフェルメールやレンブラントの名作をご覧になった後、東京駅のモデルになったアムステルダム中央駅のそばから運河クルーズをしました。運河に浮かぶボート、天まで伸びるような尖塔を持つ教会、アンネフランクの家などアムステルダムの町並みが陸とは違った角度から目に映りました。その後、冷涼な空気に触れながら、豪華客船セレブリティ・コンステレーションが待つ港へ向かいました。心地よい緊張感の中、港での乗船手続きをして、歓迎のシャンパンを手にますます気分が高まりました。今回は、どんな素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
9月8日(木)
ゼーブルージュ(ベルギー)
朝、爽やかに目を覚まし、お部屋から一歩外に出るとセレブリティ・コンステレーションの中にいるという実感が湧きましたね。昨日から始まった船旅に期待を膨らませ、甲板に出て肌で感じた海風は心に潤いを与えてくれました。本日はベルギーの北海沿岸の港町ゼーブルージュに寄港し、中世の石畳とレンガの町並みが残る水の都ブルージュを観光しました。運河クルーズでは、ガイドブックにも載っていない自分だけの絶景を発見され、夢の世界に迷い込んだような気分になりました。自由時間には、職人が丹念に作り上げたチョコレートやレースなどのショッピングを楽しまれた方、本場のワッフルやビールで乾杯をされた方などそれぞれの時間を過ごされました。
9月9日(金)
シェルブール(フランス)
映画「シェルブールの雨傘」で知られるフランス北西部のリベット川河口にある港湾都市シェルブールに寄港しました。今回のご旅行のハイライトの一つでもある孤島に浮かぶ幻想的な修道院モンサンミッシェルの観光に胸を弾ませ、満面の笑みを浮かべてタラップを降りました。約2時間バスに揺られ、草原に点々と白いアクセントを添える羊たちを眺めていると、遥か遠くに憧憬のモンサンミッシェルの姿が目に入り、何とも言えない感動で気持ちが高まりましたね。目の前に聳えたつ、時の魔法に絡めとられたかのような修道院・・・異郷に迷い込んだ緊張感から、その時代の人々の息吹が伝わってきました。
9月10日(土)
終日航海(大西洋)
本日は日頃の忙しさからも解放され、大西洋をクルーズしました。サンマルコレストランで出来立ての朝食に舌鼓を打ち、爽やかな一日がスタート!船内のイベントに参加された方、ストレッチやサウナで汗を流された方、お部屋でプライベートに過ごされた方など寛ぎの時間が流れました。夜のドレスコードは、フォーマル!美味な夕食後、セレブリティーシアターにてキャプテン主催の歓迎乾杯タイムがあり、世界中からの乗客の前でキャプテンが堂々とご挨拶をされました。その後、一流のシンガーとダンサーによるショー・・・船旅の華やかさを謳歌されました。
9月11日(日)
ビーゴ(スペイン)
スペイン北部ガリシア州にある漁業の町ビーゴに寄港しました。オプショナルツアーでは、古くからローマ・エルサレムとともにカトリックの三大聖地と知られているサンチャゴ・デ・コンポステーラを観光しました。壮大な大聖堂の中は、ミサに参加し祈りを捧げる信者達や大きなリュックサックを背負い苦難の巡礼を成し遂げた喜びいっぱいの人々で賑わっていました。町をまわるオープンエアーバスに乗ったり、ホテルでのんびりお茶をしたり、地元のお料理に舌鼓を打ったりしました。毎日がスペシャルで驚きの連続!夜のマジックショーでは、巧みな技に観客が沸き、誰もが楽しげで童心に返ったかのように目を輝かせていました。
9月12日(月)
終日航海(大西洋)
本日は海鳥に先導されながら終日航海。落ち着いた雰囲気の豪華客船の中で、豊かな時の流れを心ゆくまで満喫されました。船の中では優雅な時間を過ごし、港に着くと船を降りて見知らぬ文化にふれる・・・船旅ならではの醍醐味ですね。皆様揃って、お待ちかねの昼食!滋味あふれるお料理がテーブルに並び、食べる歓びでいっぱいでお話に花を咲かせました。今宵は中秋の名月・・・幻想的な月明かりを浴び、海から眺めるお月様は何とも言えないほど格別で、時がゆったりと流れ、まるで別世界のようでした。
9月13日(火)
ジブラルタル(英国領)
イベリア半島最南端、スペインの王位継承戦争の後、1713年ユトレヒト条約によりイギリス領となったジブラルタルに寄港しました。オプショナルツアーで訪れたセントマイケル洞窟では、積年の芸術「鍾乳洞」に潜り込み、創造力を高めながら大自然の懐に包まれました。エイプス・デンでは、悠々自適なサルがバスのすぐそばまでやってきて、私たちの訪問を歓迎してくれました。「岩山にサルがいる限り、イギリスの統治が続く」という言い伝えもあるとか。夜はフォーマルナイト!誰もが船上の輝くスター!レストランではいつものスタッフが素敵な笑顔で迎え入れてくれました。
添乗員日記担当