5月2日(月)
終日航海(太平洋)
遮るものがない絶好のロケーションで進みゆく航路を眺め、ノスタルジックな記憶を呼び起こし・・・いつまで眺めていてもあきることがない絶景は心に潤いを与えてくれました。
仕込み中の美味しい匂いが漂う厨房見学やオフィサーによる水中バレーボール大会がありました。キャプテンや乗客たちの声援で盛り上がりも絶好調!船内では言葉が通じなくても、笑顔を交し合えばそれで十分。いろいろな人々との出会いや語らいは、楽しい記憶としてたびたび思い出されることでしょう。
5月3日(火)
アカプルコ(メキシコ)
エルビス・プレスリー主演映画「アカプルコの海」で一躍有名となった太平洋の真珠アカプルコに寄港しました。穏やかな海に面した自然美溢れる眺望の高級リゾート地アカプルコは、どこまでも続く白い砂浜のビーチ、吸い込まれそうなくらい青い空、大富豪御用達のホテルやコンドミニアム、うっとりするような色鮮やかな花が咲き誇り、訪れた人を虜にする不思議な力を持っていました。命がけのクリフダイブショーはスリル満点で、神にお祈りを捧げ勇敢に断崖から荒波が打ち寄せる海に飛び込むダイバーの姿は、今でも鮮明に覚えておられることでしょう。
5月4日(水)
終日航海(太平洋)
澄み渡った美しい青い空の下で、爽やかな陽射しを浴びながら、海風に肌が心地いい一日でした。毎日がスペシャル!朝から思いがけず航海士さんとご対面!船の航行部門の興味深いお話を聞きました。オフィサーによるお料理の対決ショーでは、白熱する中、道化師のキャラクター登場に観客が沸きました。プールサイドでは、フレンドリーなオフィサー達によるピクニックランチがあり、夜は上品な雰囲気が漂う有料レストランで、シェフの遊び心を感じるお料理に舌鼓を打たれた方もおられました。
5月5日(木)
カボ・サンルーカス(メキシコ)
世界一サボテンの種類が多いことで知られるバハ・カリフォルニア半島の先端にあるカボサンルーカスに寄港しました。冷たく深いブルーと暖かいエメラルドグリーンが見事に混ざりあった海の色は、まるで絵の具で作り出されたかのようでした。長い口ばしを持ち水際を羽ばたくペリカンのような鳥、太陽をサンサンと浴びて咲き誇る赤色のブーゲンビリア、開放的な雰囲気の中でテキーラ・ビール・カラフルなカクテルを片手にお話を楽しむ人々・・・カボサンルーカスは、異国からやって来た旅人が描くリゾートのイメージそのものでした!
5月6日(金)
終日航海(太平洋)
サンディエゴに向けて太平洋を穏やかに終日航海。ダンス教室や水彩画教室に参加されたり、音楽演奏を聴きながら優雅にお茶をされたり、スパでのんびり過ごされたり、お昼にシャンパンを飲んで夢心地気分に浸られた方もおられました。夕食前のよみうりオーシャンクルーズ主催カクテルパーティーでは、グラスを片手にお話に花を咲かせました。心優しくホスピタリティーあふれるキャプテンと過ごした幸せな時間は、私たちの心の中でいつまでも輝き続けることでしょう。
5月7日(土)
サンディエゴ(アメリカ)
アメリカ西海岸カリフォルニア州の最南端の風光明媚なリゾート地サンディエゴに寄港しました。アメリカ太平洋艦隊の主要基地、軍港の町として繁栄し、船の甲板からは航空母艦ミッドウェーが見えました。対岸のコロナドを散歩すると、ジョギングやサイクリングを楽しむ人々の姿が目にとまりました。マリリンモンローの映画を思い起こす由緒あるデルコロナードホテル、2006年WBC(世界野球)で王監督が胴上げされたというパドレス球場、巨大ショッピングモールのホートンプラザなどを訪れました。
5月8日(日)
終日航海(太平洋)
船内ではイベント盛りだくさん!乗客による特技披露ショー、クラシックコンサート、母の日ブランチなどがありました。夕食のレストランでは、いつものスタッフが素敵な笑顔で迎えてくれました。いよいよクルーズも終盤。ヘッドウェイター・ウェイター・アシスタントウェイターたちによるベークド・アラスカの行進があり、白いナプキンを頭上で振り、拍手をしながら笑顔がいっぱい・・・。まるでクルーズのクライマックスのようにとても盛り上がりました。今回のクルーズを振り返ると心が和み、柔らかい笑みが浮かびました。
5月9日(月)
終日航海(太平洋)
シアトルへ向けて終日航海。香ばしいコーヒーを片手に音楽鑑賞をされた方、穏やかに読書をされた方、ダンスなどのイベントに参加された方・・・、それぞれの時間を過ごされました。夜、荷造りをする心境が複雑。本当に終わってしまうのかなぁ。やっと船上生活にも慣れてきたと思ったのに・・・。世界中から集まった乗組員と最後にお別れの挨拶。1つ1つの縁・・・地球上にこんなにたくさんの人がいる中で、出会えて本当によかった!今回のクルーズが皆様にとって思い出深いものになりましたでしょうか。
5月10日(火)
シアトル(アメリカ)⇒成田(日本)
いよいよ下船日。シアトルに着岸!陸路や空路では味わえない旅を演出し、キャプテンをはじめ素晴らしい人々と巡り合せてくれたセレブリティ・インフィニティと最後のお別れ。名残惜しく後ろ髪がひかれる思いでした。シアトルの空港より日本へたくさんの思い出と一緒に飛び立ちました。クルーズのご旅行の余韻に浸りながらの空の旅おつかれさまでした。皆様、お帰りなさい!黄金の国「ジパング」へ・・・。次の航海はいつでしょうか。また、新たな夢の世界が皆様をお待ちしています。
それでは皆様お元気で・・・さようなら。
添乗員日記担当