3月1日(土)~3月2日(日)
成田→クライストチャーチ(ニュージーランド) オークランド経由
成田空港にご集合頂き、いよいよ旅の始まりです。まずはクライストチャーチへ約11時間半の空の旅。ほぼ満席の日本航空/ニュージーランド航空共同運航便で出発です。南太平洋クルーズの旅への第一歩、クライストチャーチにはほぼ定刻通りに到着しました。到着後すぐの手荷物検査のあと、改めて7名様の御顔合わせです。待合室ではオークランドの地図を見ながら旅への期待が膨らみます。機内清掃が終わり、乗り込んだ後は約1時間と少しでいよいよオークランド到着です。入国審査も無事に済み、スーツケースも無事に出て、念入りな荷物検査後は、出口でガイドの中村さんのお迎えで専用車へ移動しました。ゆっくり下車観光をしたいところでしたが、早めの乗船の為に、そのまま埠頭へ。ダウンタウンのほど近い、ヒルトンホテル前のプリンセスワーフに近づくと、マーキュリー号の姿が見えました。順調なチェックインが済み、いよいよ旅の始まりです。無事に避難訓練も終わり、予定通りに出港し、皆様揃ってのご夕食、煌びやかなショー、と盛り沢山の一日でした。
3月3日(月)
タウランガ(ニュージーランド)
最初の寄港地、タウランガのマウントマウンガヌイの港に予定通り寄港しました。添乗員なしツアーの小野様は、タウランガハイライトとキーウィフルーツのツアーへ。添乗員同行ツアーのお客様は、1時間半ほど牧歌的な道を走りながら、温泉の町、ロトルアへ。レインボースプリングスでは、自然の中では原生林や色々な種類のマスも見ましたね。そしてとても可愛らしい、国の動物キーウィは赤ちゃんの姿もご覧頂きました。その後、タマキマオリ村にてマオリのショーとハンギのビュッフェのご昼食。ハンギは蒸し料理という意味で、味付けは薄めですが、日本人の口に合いましたね。特に、タロイモ! 最後に訪れたテ・プイア温泉保護区は地熱谷、泥のプールを見て間欠泉も見事なタイミングでご覧頂けました。予定通り18時に出港し、ニュージーランドとお別れです。
3月4日(火)
終日クルーズ
初めての終日航海日で初のフォーマルナイトでした。日本人合同船内ツアーでは他のお客様も一緒に船内を散策しました。プールにダンスクラスにティータイムに、ディナーに夜のショーに、と忙しい船内ライフの幕開けです。夕方にはシアターでキャプテン主催のウェルカムパーティがあり、ギリシア出身のKOSTAS PATSOULAS船長の真摯な姿を見ながら乾杯しました。
3月5日(水)
終日クルーズ
今クルーズでは日付変更線を越える為に、なんとお得?!な事に24時間の時差を体験する事が出来ました。今日は1回目の3月5日です。ハワイの親善大使PAKI ALLEN先生のフラダンス講座が始まり、7デッキのパビリオンナイトクラブは昼間も賑わっていましたね。また、プールサイドではハワイアンパーティ!!フラガール達の素敵なダンスを見た後は、皆様が主役!!お天気も良く、とても楽しい夜でした。 この日も終日航海日で、皆様には慣れてきた船内で楽しくお過ごし頂きました。又、夕食前にささやかながらよみうりオーシャンクルーズ主催のカクテルパーティに皆様ご参加頂きました。12デッキの景色のいいナビゲーターナイトクラブで大海原を眺めながら、話に花が咲きました。パーティにはPHILIP DIMOULASスタッフキャプテンにもお越し頂き、楽しいひと時を分かち合いましたね。福田様のマジック披露には驚き、感心させられました。夜は6デッキのコバカフェでチーズ&ワイン祭りが行われ、唯一の日本人船内スタッフサトコさんも忙しい一日だった様です。
3月6日(木)
ラロトンガ(クック諸島)
この日は、不運な事に、波が高く、テンダーボートの上陸が皆様の安全に支障をきたすという見解により、キャプテンがラロトンガの寄港不可という判断を下しました。大変残念でしたが、キャプテンクックも見付けられなかったこの伝説の島にいつか上陸出来る事を願って、この島を後にしました。
3月7日(金)
終日クルーズ
二度目のフォーマルナイトで朝から船内はたくさんのイベントで賑わっていました。限定イベントのシェフのクッキングデモンストレーションや寿司作りの実演などが間近に見られて楽しめましたね。又、日本人限定で、普段入る事の出来ないキッチンの裏の見学も出来ました。毎日1870人分の調理が行われる厨房は大変清潔で、設備も整っていて感動しました。夕方はナビケータークラブでキャプテンとお写真をお取り頂きました。フォーマルの夜のイベントはセレブリティダンサーやシンガーのインターナショナルなショーで、大変煌びやかでした。
3月8日(土)
パペーテ(タヒチ)
この日は、地上最後の楽園、と言われキャプテンクックやゴーギャンなどを虜にしたフレンチポリネシア領、タヒチのパペーテに寄港しました。少し小雨の降る中でしたが、この日はオプショナルツアーに参加せず、町を散策しました。島唯一の都会であるパペーテでは、名物の市場で日本語を話すスタッフが多くてびっくりしましたね。又、チョコレート、パレオ、ヒナノビールや希少価値のあるワインなどもお買い求め頂け、思い出をお持ち帰り頂きました。その後、タクシーを貸し切って、市内を出て、ヴィーナス岬や、アラホホの潮吹き岩などの観光名所を廻りました。夜はプールサイドでポリネシアンバーベキュー! 残念ながらこの日は星空を見る事は出来ませんでしたが、ポリネシアンダンスや音楽のお祭りをエンジョイしました。
3月9日(日)
ボラボラ島(タヒチ)
この日は、フレンチポリネシアン領の中でも最も美しいと言われるボラボラ島へ沖止めしました。初めてのテンダー利用で、港からマーキュリー号を眺める事が出来ました。添乗員同行ツアーのお客様は、名物ル・トラックで廻るボラボラ島一周観光へ。トラックの荷台に作られた席は意外に快適だったではないでしょうか?自然の風を受けながら、周囲約40キロのサンゴの島を廻りました。内容は盛りだくさんで、下車しては写真を撮りましたね。美しい山とラグーンに囲まれたこの島は本当に天国の様でした。甘いバナナやマンゴを味わったのもいい思い出です。午後は、美しいビーチへ。ホテルボラボラでの滞在時間は短かったですが、海に飛び込んで、図鑑から飛び出した様なお魚などを楽しまれていましたね。
3月10日(月)
終日クルーズ
ひさびさの終日航海日で、今日も船内は賑やかです。お天気がいい中、お昼の11デッキビュッフェはドイツビール祭りで盛り上がっていました。今日の特別イベントはお客様参加の一芸ショーで、なんと、福田様がご出演!!大きなシアターでの立ち姿はとても堂々としていて立派で、誇り高く感じました。他の外国からのお客様にもとても喜んで頂けましたね!! 夕方はキャプテンズクラブのお客様ご参加のパーティでパビリオンナイトクラブは華やかなムードでしたね。
3月11日(火)
終日クルーズ
いよいよ航海も半ばを過ぎ、船内での過ごし方が充実してきた頃ですね。お馴染みのシャッフルボードやブリッジ、ジャグジーなど楽しんだ後は今日のみの企画、マンハッタンレストランでのブランチへ。いつものビュッフェと違う雰囲気でブランチをお楽しみ頂きました。夜はお客様参加のファッションショーが中央の階段で行われ賑わっていました。いよいよ赤道に近付いたこの夜は星が綺麗に見えたので皆様で南十字星を見に行きましたね。
天の川が空から落ちてきそうで感動しました。
3月12日(水)
クリスマス島(キリバス)
1777年にキャプテンクックが寄港した事により名前が着いたこの島での寄港を楽しみにしていましたが、残念ながら、干潮の為、通常では考えられない浅瀬となり、テンダーボートの運行の存続危機に陥り、上陸する事が出来ませんでした。誠に残念な事ですが、この非常事態にご理解、ご協力頂いた皆様への感謝の気持ちでいっぱいになりました。又、前日夜中に赤道を通過したのでこの日は赤道通過パーティ!!海の神への感謝の気持ちを表しプールサイドでお祭りが行われました。次の機会は是非日本人代表で出て下さいね!夜は甘いチョコレートビュッフェを頂いて、甘い夢を見てお休みなさい。
3月13日(木)
終日クルーズ
本クルーズ最後のフォーマルナイトは、特別イベントが目白押しでした。朝は日本人限定の日本風朝食会。少し味が違うものの、焼き鮭やみそ汁は口に合いましたね。その後、特別によみうりのお客様のブリッジ(操舵室)ツアーを許可頂き、大変興味深いブリッジの見学を行いましたね。とても親切なチーフエンジニアのジョーさんの説明で普段立入禁止の区域へ。ビデオはダメでしたが写真を撮らせて頂きました。シアターではフラダンスのショー及び発表会。福田様の度胸に励まされ、添乗員毛利も一緒に出させて頂きました。そして、食の祭典!!マンハッタンレストランでの夜のガラビュッフェは本当に素晴らしく、食べるのももったいないくらいでした。しかし、お腹は正直で、美味しく頂きましたね。
3月14日(金)
終日クルーズ
早いもので、クルーズも残すところあと3日となりました。そして、最後の終日航海日です。下船説明会もあり、いよいよ寂しさを実感しましたね。夜は7デッキナイトクラブでのダンスナイトで、お客様とダンサーが踊るショーを目の前に見られました。今までの練習の成果を見られて感動しましたね。そろそろ荷造りも始め、忙しくなってきた頃でした。
3月15日(土)
ヒロ(ハワイ島)
終日航海を終え、ビックアイランド、ヒロへ。最後のオプショナルは皆様一緒に火山国立公園の見学です。あいにくのお天気でしたが、バナナやマンゴやナッツや花々を見ながらナッツ工場へ。味の種類の多さに驚きましたね。その後は国立公園をバスで一周しました。最初のボルケーノハウス前展望台では視界の悪さに驚きましたが、次のジャガー博物かBBでは無事にハレマウアの火口を見られほっとしました。ところが、なんと、今度はバス故障でバス乗り換え。突然のハプニングにも皆様協力的でスムーズに乗り換えられ、その後は溶岩の洞窟の無事に見る事が出来ました。帰りにまたナッツ工場に寄りましたが、素敵なお皿を皆様のお土産に見つける事ができました。荷物検査で大混雑の港で船に乗り、あっという間に最後の夕食。
お世話になったCHAIPONさんなどのスタッフとのお別れは本当に辛かったですね。今クルーズ最後の夜は遅くまで船内が賑わっていた様です。
3月16日(日)~3月17日(月)
ホノルル(オアフ島) ハワイ→成田
船内で最後の朝食をお取り頂き、いよいよ下船。下船許可が出るまで混み合うシアターでお待ち頂きました。下船口で温かいお見送りもして頂きました。クルーズカードを通していよいよお別れです。無事に皆様のスーツケースを確保してガイドのヒデコさんと合流して、後ろ髪引かれながらも港を後にして空港へ。ホノルルに滞在される佐藤様、東本様とはここでお別れです。元気にハワイでの滞在を楽しんでいらっしゃる事でしょう。ホノルルのフェスティバルの影響でとても混んでいましたが、無事に搭乗手続き後、念入りの荷物検査を受けほっと一安心してゲートへ。たくさんの思い出を胸に、いざ飛行機へ。少し出発が遅れたものの、約8時間の空の旅の後、ほぼ定刻通り無事に成田へ到着。税関前で、最後のお別れです。皆様、本当にお疲れ様でした。又、お会いする日まで。
添乗員日記担当