1月31日(土)
成田→ロサンゼルス→サンディエゴ
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。成田空港よりノースウエスト航空2便にて大空へ飛び立ちました。約9.5時間の空の旅を終え、ロサンゼルスに無事到着しました。カラッと乾いた空気に触れながら、豪華客船マーキュリーが待つサンディエゴの港へ向かいました。心地よい緊張感の中、港での乗船手続きをし、ますます気分が高まりました。今回は、どんな素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
2月1日(日)
終日航海(太平洋)
世界一サボテンの種類が多いことで知られるバハ・カリフォルニア半島の先端に位置するカボサンルーカスに寄港しました。冷たく深いブルーと暖かいエメラルドグリーンが見事に混ざりあった海の色は、絵の具のキャンパスで作り出されたかのようなでした。長い口ばしを持ち水際を羽ばたくペリカンのような鳥、太陽をサンサンと浴びて咲き誇る赤色のブーゲンビリア、開放的な雰囲気の中でテキーラ・ビール・カラフルなカクテルを片手にお話を楽しむ人々・・・カボサンルーカスは、異国からやって来た旅人が描くリゾートのイメージそのものでした。オプショナルツアーでは、爽やかな風に吹かれながら、波の自然浸食により作られたアーチ型の奇岩エル・アルコを眺め、高台のホテルからの絶景を眼下に望みました。
2月2日(月)
カボサンルーカス(メキシコ)
世界一サボテンの種類が多いことで知られるバハ・カリフォルニア半島の先端に位置するカボサンルーカスに寄港しました。冷たく深いブルーと暖かいエメラルドグリーンが見事に混ざりあった海の色は、絵の具のキャンパスで作り出されたかのようなでした。長い口ばしを持ち水際を羽ばたくペリカンのような鳥、太陽をサンサンと浴びて咲き誇る赤色のブーゲンビリア、開放的な雰囲気の中でテキーラ・ビール・カラフルなカクテルを片手にお話を楽しむ人々・・・カボサンルーカスは、異国からやって来た旅人が描くリゾートのイメージそのものでした。オプショナルツアーでは、爽やかな風に吹かれながら、波の自然浸食により作られたアーチ型の奇岩エル・アルコを眺め、高台のホテルからの絶景を眼下に望みました。
2月3日(火)
終日航海(太平洋)
遮るものがない絶好のロケーションで日の出をご覧になり、ゆっくりとレストランで出来立ての朝食に舌鼓。船内では日頃の忙しさからも解放され、寛きの時間が流れていました。良質なブドウで作られたワインのティスティング、テンポ良くステップを踏んだラインダンスクラス、プロのダンサー直々の社交ダンスクラス、氷や野菜の彫刻など匠の技が披露されたお料理実演などさまざまなイベントに参加されました。また、すっかり恒例となった愉しみのスパで外国の方と社交の時間を過ごされた方もおられました。たとえ言葉が通じなくても、笑顔を交し合えばそれで十分。いろいろな人々との出会いや語らいは、楽しい記憶としてたびたび思い出されることでしょう。
2月4日(水)
アカプルコ(メキシコ)
エルビス・プレスリー主演映画「アカプルコの海」で一躍有名となった太平洋の真珠アカプルコに寄港しました。アカプルコは、1614年伊達政宗のローマへの遣欧使節団の一行がメキシコに上陸した所です。オプショナルツアーでご覧になった命がけのクリフダイブショーはスリル満点で、神にお祈りを捧げ勇敢に断崖から荒波が打ち寄せる海に飛び込むダイバーの姿は、今でも鮮明に覚えておられるのではないでしょうか。穏やかな海に面した自然美溢れる羨望の高級リゾート地アカプルコは、どこまでも続く白い砂浜のビーチ、吸い込まれそうなくらい青い空、大富豪御用達のホテルやコンドミニアム、うっとりするような色鮮やかな花が咲き誇り、訪れた人を虜にする不思議な力を持っていました。
2月5日(木)
ウアトゥルコ(メキシコ)
アカプルコの南東に位置するオアハカ州の海岸沿いにあるリゾート地ウアトゥルコに寄港しました。ウアトゥルコは、コネホス湾・タンゴルンダ湾・チャウエ湾・サンタクルス湾・オルガノ湾・マゲイ湾・カカルタ湾・チャチャクアル湾・サンアグスティン湾の9つの美しい湾から成っています。澄み渡った美しい青い空と長閑な町並みやビーチは、この地を訪れる旅人の心をくすぐり、また心の贅沢や安らぎを与えてくれました。今後ますます変貌を遂げるリゾート地ウアトゥルコ。しかし、さらなる開発により何とも言えない時を忘れる要素を持つ素朴な人々の生活風景が見られなくなるのではと思うと寂しいものがあります。
2月6日(金)
終日航海(太平洋)
朝から幸運なことにキャプテンとご対面!相手の気持ちを察する優しい心のキャプテン・・・すっかりファンになってしまいましたね。お昼前には、皆様でテーブルを囲み、緑茶の香りと和菓子にどことなくノスタルジックな気分になりました。本日のドレスコードはフォーマル!エレガントな雰囲気を漂わせるレストランでのお食事。夜のショーでは、華やかな衣装を着たスタイル抜群のセレブリティーダンサーとシンガーに釘付けになられました。今宵も月がきれいだなぁと空をぼんやり眺め、就寝前に優しく穏やかな時間が流れました。明日、目が覚めると前日とは違う別世界が広がっていることでしょう。
2月7日(土)
プンタレナス(コスタリカ)
「中米の花園」と呼ばれるコスタリカのニコヤ湾に面した港町プンタレナスに寄港しました。プンタレナスとは、「砂の岬」という意味で約5kmにわたり細長い砂州が海に突き出していました。最近エコツアーが人気を呼んでいるコスタリカ。動植物の宝庫で道中サルやワニが私たちを出迎えてくれました。大自然の懐に包まれながら8人乗りの空中ゴンドラに乗り、聳え立つ大木やカラフルで珍しい鳥をご覧になり、森の香りを深々と吸い込まれました。自然を敬う心そして未来の世代に自然を残す大切さを痛感しました。夜、満点の星空を仰ぎ、深い眠りにつかれました。
2月8日(日)
終日航海(太平洋)
本日は海鳥に先導されながら終日航海。お部屋でプライベートな時間を過ごされたり、船内のイベントに参加されたり、スパでリラックスされたりしました。パナマ運河についての読売オーシャンクルーズ勉強会では血と汗と涙の結晶!パナマ運河についての教養を深めて頂き、人類の偉業との対面が待ち遠しくなりました。夕食前のよみうりオーシャンクルーズ主催カクテルパーティーでグラスを片手にお話に花を咲かせました。スペシャルゲストのフロントオフィスマネージャーのオデゥーさんと気さくなキャプテンと過ごした幸せな時間は、私たちの心で珠玉のように輝き続けることでしょう。
2月9日(月)
パナマ運河通過
陽も昇らぬ薄暗い頃から、パナマ運河とのご対面に心が躍りました。3億8700万ドルの費用と10年の歳月をかけて1914年8月15日開通したパナマ運河・・・設計者の情熱や命をかけて大事業に挑み一途に開通を願い必死に生きようとした人々の足跡が残されていました。広大なスケールは何といっても圧巻!さまざまな歴史と文化が交差する全長80kmの開削式の運河を実際にご自身の目でご覧になり、人間の能力の奥深さや無限の力を感じましたね。夕闇が訪れる頃パナマのクリストバル港に寄港。夜は、星空のもとにプールサイドでバーベキューパーティー!今までまったく知らなかった世界を肌で感じられた感銘深い一日でした。
2月10日(火)
終日航海(カリブ海)
落ち着いた雰囲気の豪華客船の中で、豊かな時の流れを心ゆくまで満喫されました。船の中では優雅な時間を過ごし、港に着くと船を降りて見知らぬ文化にふれる・・・船旅ならではの醍醐味ですね。毎日がスペシャル!本日は、船の心臓部エンジンルームで働く機関士さんの興味深いお話を聞きました。乗組員も一目置く存在で船の知識のスペシャリスト。心優しくホスピタリティーにあふれる機関士さんは、乗客の皆様が贅沢で極上の気分を味わいながら船内生活を送っている裏で、安全第一をモットーにお仕事に励み、多くの人を幸せにしていることに充実感を覚えておられました。
2月11日(水)
カルタヘナ(コロンビア)
コロンビアを代表するリゾート地カルタヘナに寄港しました。スペイン帝国時代の街並みが残る旧市街は16世紀に築かれた石造りの町並みが美しく、当地を訪れた作家ガルシア・マルケスが世界で一番美しい街と称え、ユネスコの世界遺産にも登録されています。港に接岸したタラップから満面の笑みを振りまき、オプショナルツアーに参加されました。黒人奴隷の救済をした聖ペドロ・クラベールの寺院、1776年に完成した宗教裁判所跡、海賊に襲撃に備えたサン・フェリペ城砦など異国情緒漂う町並みをご覧になられました。
2月12日(木)
終日航海(カリブ海)
夕食前にキャプテンとの親睦会!勤務中にもかかわらず、私たちのために顔を出してくれたキャプテンに感謝。日本伝統文化の紹介と日本の歌「さくら」と「上を向いて歩こう」で合唱しましたね。夕食のレストランでは、いつものスタッフが素敵な笑顔で迎え入れてくれました。いよいよクルーズも終盤。ヘッドウェイター・ウェイター・アシスタントウェイターたちによるベークド・アラスカの行進があり、白いナプキンを頭上で振り、拍手をしながら笑顔がいっぱいでとても盛り上がりました。蛍の光の合唱を聴きながら、今回のクルーズを振り返ると心が和み、柔らかい笑みが浮かびました。
2月13日(金)
終日航海(カリブ海)
下船日前日。澄み渡った美しい青い空の下で、爽やかな陽射しを浴びながら、海風に肌が心地いい一日でした。マンハッタンレストランではブランチがあり、皆様でテーブルを囲みながら楽しいお話に花を咲かせましたね。夜、荷造りをする心境が複雑。本当に終わってしまうのかなぁ。やっと船生活に慣れてきたと思ったのに・・・。クルーと最後のお別れの挨拶。1つ1つの縁・・・地球上にこんなにたくさんの人がいる中で、出会えて本当によかった!今回のクルーズが皆様にとって思い出深いものになりましたでしょうか。
2月14日(土)
フォートローダデール(アメリカ)
いよいよ下船日。フロリダのゴールドコーストと言われるフォートローダデールに着岸!陸路や空路では味わえない旅を演出し、キャプテンをはじめ素晴らしい人々と巡り合せてくれたマーキュリーと最後のお別れ。名残惜しく後ろ髪がひかれる思いでした。その後、アメリカを代表するリゾート地マイアミの市内観光をして、昼食は中華料理、そして夕食は日本料理を召し上がられました。滋味溢れる船内のお料理とは一味違い、どこかしらノスタルジックな気分になるお料理でした。旅人たちの喜びと悲しみ、出会いと別れと思い出の混在した空港のホテルで一夜を過ごされました。
2月15日(日)→2月16日(土)
マイアミ(アメリカ)→ 成田
マイアミの空港よりミネアポリスを経由して日本へたくさんの思い出と一緒に飛び立ちました。クルーズのご旅行の余韻に浸りながらの空の旅おつかれさまでした。皆様、お帰りなさい!黄金の国「ジパング」へ・・・。次の航海はいつでしょうか。また、新たな夢の世界が皆様をお待ちしています。それでは皆様お元気で・・・さようなら。
添乗員日記担当