5月21日(土)
成田⇒ロンドン
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。成田空港よりヴァージンアトランティック航空901便にて大空へ飛び立ちました。これから始まる未知の世界との出会い、そして新たな人との出会いに胸が弾みました。多彩な魅力溢れるロンドンの上空から、テムズ川に架かるタワーブリッジやロンドンのシンボル国会議事堂、大きな観覧車ロンドンアイなどが見えました。ヒースロー空港をあとにして、ホテルでチャックイン!お部屋に一歩足を踏み入れると自然と肩の力が抜けて、安堵の眠りにつかれました。
5月22日(日)
ロンドン⇒サザンプトン(イギリス)
国際色豊かな人々が行き交うロンドンの観光をしました。バラが満開だったリージェントパーク、歴代王室の宮殿のバッキンガム宮殿、重厚な外観のロンドン塔、世界遺産の国会議事堂、先日王室の結婚式が行われたウエストミンスター寺院などをご覧になられました。その後、豪華客船クラウン・プリンセスが待つサザンプトンの港へ向かいました。心地よい緊張感に包まれながらの乗船手続きをして、ますます気分が高まりました。夕刻、かつての旅人たちの喜びと悲しみがたくさん詰まったサザンプトンを出港しました。今回は、どんな素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
5月23日(月)
セントピーターポート(イギリス)
昨日から始まった船旅に期待を膨らませ、甲板に出て肌で感じた海風は心に潤いを与えてくれました。イギリス直轄地チャネル諸島のガーンジー島に寄港しました。
この有名なフランスの文豪ビクトル・ユーゴは、この島に住み、「レ・ミゼラブル」や「海で働く人々」を書き上げました。ドイツ占領時代の負の遺産を見学し、平和であることへの感謝とそれを未来の世代に伝えることの重要性を改めて実感しました。車窓に広がる長閑な風景・・・のんびり戯れる牛の姿・・・この島では優しく穏やかな時間が流れているようでした。
5月24日(火)
コーブ(アイルランド)
1912年処女航海で沈没したタイタニック号の最終寄港地として有名なコーブに寄港しました。1845年にアイルランド全土を襲った大飢饉後、1950年まで多数の移民が新天地を求めて旅立ったという港よりバスに揺られ、15世紀に領主コーマック・レイダー・マッカーシーによって要塞として建てられたブラーニー城に向かいました。あおむけに身を乗り出して城壁にキスをすると雄弁になれるとか・・・時空を超え受け継がれるブラーニー・ストーン伝説は、「恋しい婦人の寝室に忍び込み恋を語るもよし。政治家になるのもよし」と詩にも詠われています。本日も多くの人々がスリル満点のキスに挑戦していました。
5月25日(水)
ダブリン(アイルランド)
代ケルト人の伝統やカトリック文化が息づく歴史のある町ダブリンに寄港しました。ダブリンはアイルランドの首都で、多くの有名な作家や芸術家・音楽家がこの町から生まれました。アイルランド最大の教会である聖パトリック大聖堂や伝統のあるアイルランド最古の大学でノーベル賞を受賞したサミュエル・ベッケットなど著名な文化人を輩出したトリニティー・カレッジをご覧になられました。また、車窓からは古き良き時代を映し出す税関・フォーコーツ・中央郵便局や大統領官邸のあるフェニックスパークなどを眺められました。
5月26日(木)
リバプール(イギリス)
大英帝国を代表する貿易港で、不滅のビートルズのゆかりの地リバプールに寄港しました。モダンな中にもクラッシックな香りを漂わせる町並み。ユニークなデザインのメトロポリタン大聖堂とレンガ色のリバプール大聖堂などを見学しました。ビートルズファン必見!ビートルズゆかりの地ペニーレーンやビートルズが無名時代に出演していたキャラバンクラブのあるマシューストリートを巡り、まるで過去を包み込むかのよう・・・ノスタルジックな記憶・・・あの頃のメロディーが鮮やかに蘇ってきたのではないでしょうか。
5月27日(金)
ベルファスト(アイルランド)
悲劇の客船「タイタニック」が建造された北アイルランド最大の都市ベルファストに寄港しました。歓迎の音楽演奏を聴きながら、笑顔でタラップを降り、バスに乗り込みました。アントリムの海岸ドライブ、草原に点々と白いアクセントを添える羊の姿、緑の大自然が広がるグレナリフ森林公園での本場のスコーン、「ダニーボーイ」の歌に忘れかけていた思い出が異国の景色に見え隠れしているようでした。旅は偶然の重なり・・・ヨーロッパでも傑作といわれる古典ルネサンス様式のシティーホール前に、さまざまな出店が並び、思い出のアクセサリーを購入された方もおられましたね。
添乗員日記担当