5月28日(土)
グラスゴー(スコットランド)
スコットランドの南西部クライド川に面するグラスゴーの外港グリーノックに寄港しました。グリーノックは、蒸気機関を発明したジェームス・ワットが生まれた場所としても有名です。冷涼な空気と高原らしい景色にすっかり魅了されながらのドライブ。クライド川の北にある妖精が住んでいると信じられている神秘的なローモンド湖を眺め、自然の中で逞しく生きる生命の息吹に心が癒されました。ローモンド湖湖畔のラスの町を散策し、スコットランドの民謡「蛍の光」でツアーが締めくくられました。
5月29日(日)
終日航海
落ち着いた雰囲気の豪華客船の中で、豊かな時の流れを心ゆくまで満喫されました。船の中では優雅な時間を過ごし、港に着くと船を降りて見知らぬ文化にふれる・・・船旅ならではの醍醐味ですね。お寿司やフルーツの彫刻などの実演ショーをご覧になり、クラウン・プリンセスのシェフによる滋味溢れる食材をふんだんに使ったお料理を召し上がられ、普段の生活では味わえない至福の時を過ごされました。フォーマルナイトでは、すべての乗客が船上のスターのようにスポットライトを浴びておられました!
5月30日(月)
インヴァーゴードン(イギリス)
素朴で控えめな田舎町インヴァーゴードンに寄港しました。草原に戯れる牛や羊たち、色鮮やかに咲く可憐な花・・・風のように疾走するバスの車窓から、じっくりと自然と向き合いました。幻の恐竜ネッシーで脚光を浴びたネス湖の湖畔にあるアーカート城は、イギリス軍との戦いの歴史といにしえの栄華を物語っていました。ネッシー目撃情報多発地帯で、私達もネッシーのスクープをカメラに収めようと熱が入りました。その後、スコットランドのハイランド地方の中心都市インヴァネスを通り、港に戻りました。午後からは、インヴァーゴードンの街中を散策し、ショッピングを楽しまれましたね。
5月31日(火)
エジンバラ(スコットランド)
ヨーロッパで屈指の美しさで知られているスコットランドの首都エジンバラに寄港しました。港を出発してまもなく、一面にのどかな菜の花畑が広がり、草原には羊がのびのびと戯れていました。由緒ある石造りの大学、数世紀にわたりスコットランド王の居城であったエジンバラ城、かつて王族が馬車に乗って城と宮殿を行き来していたロイヤルマイル、尖った屋根の家々や石畳の小道など、時の魔法に絡めとられたような中世の街角が残っていました。
タータンチェックのコスチュームにバグパイプの演奏・・・町の景色も映画のワンシーンを見ているようでした。
6月1日(水)
終日航海
遮るものがない絶好のロケーションで進みゆく海の航路を眺め、ノスタルジックな記憶を呼び起こし・・・いつまで眺めていてもあきることがない海の絶景は心に潤いを与えてくれました。船内ではたとえ言葉が通じなくても、笑顔を交し合えばそれで十分。いろいろな人々との出会いや語らいは、楽しい記憶としてたびたび思い出されることでしょう。毎日がスペシャル・・・楽しみは作りだすもの!よみうりオーシャンクルーズ主催のささやかなカクテルパーティー・・・ラウンジでグラスを片手にお話に花を咲かせました。
6月2日(木)
ルアーブル(フランス)
フランス北部ノルマンディー地方の大港湾都市ルアーブルに寄港しました。ルアーブルは、フランソワ1世が1517年に開いた港で、モネの描いた「印象・日の出」は、ルアーブルの港を描いたものです。観光では歴史深い古都ルーアンの町を巡りました。夜、荷造りをする心境が複雑。お世話になった乗組員と最後のお別れの挨拶。人とのつながりが旅を特別で思い出深いものにするもの。今回のクルーズのご旅行は、皆様の心で珠玉のように輝き続けることでしょう。
6月3日(金)→6月4日(土)
サザンプトン⇒ロンドン⇒成田
いよいよ下船日。サザンプトンに着岸!陸路や空路では味わえない旅を演出してくれたクラウン・プリンセスと最後のお別れ。名残惜しく後ろ髪がひかれる思いでした。ロンドンの空港より日本へたくさんの思い出と一緒に飛び立ちました。クルーズのご旅行の余韻に浸りながらの空の旅おつかれさまでした。皆様、お帰りなさい!黄金の国「ジパング」へ・・・。次の航海はいつでしょうか。また、新たな夢の世界が皆様をお待ちしています。それでは皆様お元気で・・・さようなら。
添乗員日記担当