6月2日(火)
成田→アムステルダム→バルセロナ
KL862便にてオランダの首都アムステルダムへ。定刻よりも1時間も早く到着できました。その後、KL1675便にて空路バルセルナへは、定刻の到着でした。お泊まりは、町の中心、トリップアポロホテルでした。
6月3日(水)
バルセロナ市内観光
日本語の上手なガイドのアンジェラさんと共に、バルセロナ市内観光へ。ガウディが手がけ、今だ、100年近くたっても未完成のサグラダファミリア(聖家族教会)では、日本人建築家の 外尾悦郎さんの手がけた、生誕の門の彫刻をみて頂きました。その後、もう一つのガウディの作品、グエル公園へ。公園からはバルセロナ港が一望できました。その後、1992年のバルセロナオリンピックのメインスタジアムのあるモンジュイックの丘へ行き、その後、バルセロナ港へと向かいました。チェックインもスムーズで、いよいよ、セレブリティ・サミットへご乗船。ウェルカムドリンクと笑顔のクルーのお出迎えがありました。船内で、昼食を召し上がっていただき、少しゆっくりし、避難訓練も無事に終了し、18時15分から、コスモポリタンレストランでご夕食でした。19時15分に、セレブリティ・サミットは午前中に見学したモンジュイックの丘などをみながら、地中海へと、にバルセロナ港を後に、静かに出港しました。食後はショーなどもお楽しみ頂きました。
6月4日(木)
洋上航海日
本日は一日中、洋上航海日。朝から、シップツアー(船内ツアー)にご参加頂いたり、船内での行事をお楽しみ頂きました。夕方からは展望ラウンジにて、プライベートパーティを開催致しました。皆様、フォーマルに着替えられて、ますますお美しく、とても素敵でした。真っ青な地中海をご覧頂きながら、お話に華が咲きました。レストランでのご夕食の後は、キャプテンヤニス・ベルドスによるウェルカム・パーティがありました。ギリシャ出身のベテランのキャプテンで、やさしいお顔が印象的でしたね。
6月5日(金)
ビルフランシュ(ニース)
雨の予報でしたが、見事外れ、ほぼ、予定通り、ビルフランシュ・ニース港に入港致しました。高台にそびえる家並みを見ながらの入港でした。午前中はゆっくり船内でお過ごし頂き、午後はコート・ダジュールの中心、ニース観光へ。花市や、イギリス人の散歩道(プロムナードデ・ザングレ)から、天使の湾と呼ばれるアンジュ湾のお写真もお撮り頂きました。車窓からは、有名なネグレスコホテルやユニークな形の図書館の建物もお楽しみ頂きました。ジャカランダやブーゲンビリアの花が見事でした。その後は鷹の巣村と呼ばれるエズ村へ。海抜約400mの崖の上に作られた街です。駐車場からは坂道、階段を上がり、村の入口へ。狭い路地はどこをとっても絵になる風景でした。本日は全員一番上まで上がりました。眼下に広がるコート・ダジュールの海が真っ青でした。自由行動のお客様は、南仏の典型的な漁村の風景をのんびりお楽しみ頂きましたね。
6月6日(土)
リボルノ(フィレンツェ・ピサ)
若干天候が崩れる中、イタリア最初の都市、リボルノ港に入港。ほぼ、予定通りの入港でした。オプショナルツアーにご参加のお客様は、トスカーナ州の風光明媚な景色、糸杉オリーブの木とブドウの木を見ながら、花の都フィレンツェへ。徒歩にて、花の聖母マリア大聖堂と呼ばれる、サンタ、アリア・デル・フィオーレ大聖堂やギベルディ作の天国の扉(ミケランジェロも絶賛したと言われています)や洗礼堂、ジョットの鐘楼などをご覧頂きました。イタリア産の大理石がふんだんに使われていました。そして、偉人たちの眠るサンタ・クローチェ(聖十字架)教会へ。自由時間にはお買い物もお楽しみ頂きました。その後、ダビンチのモナリザが完成した工房跡を外から見ていただき、政治の中心、シニョーリア広場へ。結婚式にも遭遇しました。ご昼食は、サバティーニレストラン(銀座にも支店をだしています)にて、おいしいラザニアやトスカーナ名物のお肉を召し上がって頂きました。ワインもおいしかったです。午後は、世界7不思議の一つと言われるピサの斜塔へ。大聖堂にも入場し、有名な説教壇もご覧頂きました。自由行動のお客様は、ノスタルジックなリボルノの町に感動されたご様子で、楽しいお話を聞かせて頂きました。ご夕食中にサミット号は、次の寄港地、ローマ・チヴィタベッキアへ向けリボルノを出港しました。夕食後はマジックショーなどもお楽しみ頂きました。
6月7日(日)
チヴィタベッキア(ローマ)
永遠の都、ローマの海の玄関口、チヴィタベッキアに寄港しました。オプショナルツアーご参加のお客様は、まず、古代のお墓のあるカタコンベへ。2000年前のキリスト教徒のお墓でした。その後は車窓よりカラカラ浴場やパラティーノの丘、アヴェンティーノの丘、古戦場として知られるチルコ・マッシモ(映画・ベンハーの撮影場所)などを見ながら、世界遺産のコロッセオへ。コロッセオ(巨大なという意味)は入場して頂き、古代の劇場の様子をご覧頂きました。今と、ほとんど変わらない作りにびっくりしました。また、人々の歓声が聞こえるような感じでした。近くには、コンスタンチヌス帝の凱旋門がありました。1960年、ローマオリンピックの際、エチオピアの裸足のランナーアベベ選手がテープを切った場所でもあります。その後は、車窓より街並みをご覧頂き、昼食レストランへ。ホテルメディテラネオ内で、トマトソース味のパスタ、子牛肉、アイスクリームを召し上がっていただきました。とても美味しかったです。午後はカトリックの総本山、バチカン市国へ。サン・ピエトロ寺院に入場し、有名なミケランジェロのピエタの作品や、ブラマンテによる天井などもご覧いただきました。見どころが多いので、すべて見ることはできませんでしたが、ローマ帝国の素晴らしい遺産を見ていただきました。
6月8日(月)
ナポリ
フニクリ・フニクラの歌で有名なヴェスビオ火山やノルマン人が築いた卵城を左右に、ナポリの旧市街を正面に見ながら、入港しました。久々に朝から晴天でした。オプショナルツアーご参加のお客様は帰れソレントへの歌で有名なソレント半島へ。遠くにマーメード島などが見えました。たくさんのレモンや、ビワ、サクランボの木などもたくさん見られました。そして岩にへばりつくように家々が建てられているポジターノの町を通り、マリア様の姿をしている岩や、小さいフィヨルドなどを通り、アマルフィ海岸のドライブをお楽しみ頂きました。アマルフィの町では、聖アンドレ大聖堂に入場し、すばらしいバロック建築やモザイクをご覧頂きました。アマルフィでご昼食は、カネロニ・チキン・レモンケーキを召し上がって頂きました。午後は、79年の噴火で地中へと埋もれてしまい、約150年前に発掘され始めたポンペイの遺跡へ。海から続くマリーナ門から町へと入り、バジリカ・フォロ・裕福な商人の家・公衆浴場・パン屋さん・バー・娯楽施設・劇場などをご覧頂きました。今の時代とほとんど変わらない2000年前の町を様子でした。ガイドさんはマニュエラさんで、日本語も少しお話できました。
6月9日(火)
洋上航海日
本日は久々の終日航海日でした。朝から、のんびりされたり、また船内行事に参加して、船内も十分お楽しみ頂けました。本日は2回目のフォーマル・美味しいお食事が更に美味しくなり、お話も弾みました。
6月10日(水)
サントリーニ島
一度イタリアを離れ、エーゲ海で一番素敵な島と言われるサントリーニ島へ。船上から目の前の高台にフィラの町、そして左端にイヤの町がみえました。数々の日本のCMにも登場する島です。本日はフィラの町とイヤの町の観光へ。 カルデラや島々を眺め、青い教会の屋根が美しいイヤの町へ。どこを撮っても絵になる風景で、たくさんのお写真をお撮り頂きました。その後、サントリーニ島で一番大きなサントワイナリーへ。有名な白ワイン、少ししか作られていない赤ワイン、おいしいデザートワインをギリシャのオリーブやチーズと共に試飲をしていただきました。その後はフィラの町の中心へ。大聖堂を見ていただいたり、町をのんびり散策したり、お買い物もお楽しみ頂きました。ほぼ定刻にセレブリティ・サミットはサントリーニ島を離れ、アテネの玄関口・ピレウスへと出港しました。船上からの夕日がとてもきれいでしたね。
6月11日(木)
ピレウス(アテネ)
本日はギリシャの首都、アテネの市内観光へいかれたお客様は、ガイドさんのストライキの為、オプショナルツアーが不催行となりましたが、シャトルバスにて、アテネ市内へ。まずは、アテネ観光ハイライトのパルテノン神殿のあるアクロポリスの丘に。古代に使われていたディオニソス劇場や、オデオン(今でも使われている音楽堂)そしてパルテノン神殿の前門から入り、パルテノン神殿を真近にご覧頂きました。ドーリア式の柱が使われている神殿ですが、間近で見るとさらに威厳を感じる建物です。周りをゆっくり一周しましたが、遠くにはリカベドスの丘、反対にはフィロパポスの丘も見え、ゼウス神殿や第1回近代オリンピックが開催されたスタジアムやアテネ市内を眼下に見ていただきました。その後、ギリシャ人のように、ゆっくりお茶を飲んで、アクロポリスから眺め、ゼウス神殿、第1回近代オリンピックが開催されたスタジアム、そして、国会議事堂、シンタグマ広場(憲法が発布されたので、憲法広場とも言われます)のお写真をお撮り頂きました。37度と大変暑い一日でした。
6月12日(金)
洋上航海日
今クルーズの最後の洋上航海日。本日は特別に厨房見学ツアー(ギャレーツアー)に参加をさせていただきました。総料理長・ダークさんの案内のもと、毎日20000枚ものお皿を洗ったり、9000食を作る様子、パンを焼くセクション・前菜の盛り付けをするセクション・メインを作るセクションなどをご覧頂きました。なかなか見学ができない場所です。昼食は、皆様全員でブランチ。体重を気にせず、たくさん召し上がっていただき、会話も日に日に弾んできました。午後はゆっくりとお過ごし頂き、最後のフォーマルナイトでは、セレブリティ社恒例のベイクド・アラスカとスタッフの紹介で、レストランは盛り上がりました。たくさんのお写真もお撮り頂き、良い記念となったことでしょう。食後は、シャンパンバーで全員で夜遅くまで会話が弾みました。
6月13日(土)
ドブロブニク
本日はアドリア海の真珠と言われるドブロブニクへ入港しました。ドブロブニク市内観光では、最初にスルジ山から旧市街のお写真をお撮り頂き、その後、徒歩にて旧市街散策へ。ピレ門から入り、救世主教会、また世界で3番目に古い薬局やティッツィアーノの聖母マリア被昇天の絵画が飾られている大聖堂、旧総督邸に入場し、また海洋博物館にも入場していただきました。ネクタイの発祥のお店もご覧頂きました。その後、ルジャ広場では、ローランドの像や日時計をご覧頂きました。その後、ゆっくりと城壁を散策しました。城壁から見る、旧市街町並みや要塞、真っ青なアドリア海が本当に絵のようでした。また旧市街は中世にタイムスリップしたようでしたね。皆様と一緒に食べたアイスクリームも美味しかったですね。一番、歩くのが大変だとおっしゃっていた方が、一番お元気でしたね。ゆっくりとドブロブニク市内をまわり、観光を満喫していただきました。
6月14日(日)
ヴェネツィア
最後の寄港地、アドリア海の女王、ヴェネツィアへ。島々を見ながら、サンマルコ広場の前を通り過ぎ、港へは11時30分に着岸致しました。船内からのヴェネツィアの眺めは言葉も出ないくらい美しいものでした。午後からゆっくりヴェネツィアの市内観光。ガイドのやよいさんと、ヴェネツィアの総督の住居や行政・司法庁が置かれていたドゥカーレ宮殿へ。有名なティントレットの大作天国やヴェロネーゼのヴェネチア礼賛などをご覧頂きました。また裁判所と牢獄を結ぶ為のため息橋も渡って頂きました。もう一つの観光はサンマルコ寺院で、ビザンチン・ロマネスク・ゴシック・ルネッサンスなど多様な様式で建造され、特にモザイクが美しいのが特徴でした。その後は自由行動のお客様、・またゴンドラに乗られたお客様とそれぞれヴェネツィアを満喫していただけたと思います。
夜は、お荷物をまとめるのにお忙しかったと思います。何だか、さみしくなってしまいましたね。
6月15日(月)~6月16日(日)
ヴェネツィア→アムステルダム→成田
2週間、我が家のようにくつろいだセレブリティ・サミットより下船となってしまいました。お世話になった方々を思いながら、また楽しかった思い出を胸に、後ろ髪をひかれる思いで下船しました。その後はヴェネツィアの空港よりアムステルダム経由にて成田へ。あっという間の15日間でした。この度は読売オーシャンクルーズ・豪華客船「セレブリティ・サミット」で行く素晴らしき地中海横断 4000キロの船旅、15日間のコースにご参加を頂きまして誠にありがとうございました。天候に、仲間に恵まれ、思い出に残る素晴らしい船旅を満喫して頂けた事と思います。
15日間お疲れ様でした。またお会いできます事を楽しみにしております。
添乗員日記担当