3月7日(月)
成田⇒アムステルダム⇒ベニス
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。成田空港よりKLMオランダ航空862便で大空に旅立ちました。アムステルダムのスキポール空港を経由して夜のベールをまとった水の都ベニスに無事到着しました。旅人たちの喜びと悲しみ、出会いと別れと思い出がたくさん詰まった空港から、ホテルに向かいました。長い一日を終え、これから始まる船旅に期待を膨らませながら安堵の眠りにつかれました。
3月8日(火)
ベニス(イタリア)
モーターボートでサンマルコ広場に向かい、憧憬のドゥカーレ宮殿やサンマルコ寺院をご覧になられました。
ラッキーなことに仮面カーニバルの最終日!まるで映画のワンシーンのようで圧巻!
観光後、豪華客船MSCマニフィカが待つ港へ向かいました。心地よい緊張感の中、港での乗船手続きをし、ますます気分が高まりました。ベネチア出港。目の前に広がる絶景を大切な人と共有・・・ロマンチックなクルーズの幕開けとなりました。今回は、どんな素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
3月9日(水)
バーリ(イタリア)
昨日から始まった船旅に期待を膨らませ、甲板に出て肌で感じた海風は心に潤いを与えてくれました。イタリア南部プーリア州の州都バーリに寄港。船のタラップから満面の笑みを浮かべて、バスに乗り込み世界遺産のアルベロベッロに向かいました。車窓には、南イタリアの太陽をサンサンと浴び悠々と成長を遂げたオリーブやアーモンドの木々が広がっていました。トゥルッリという真っ白な壁に灰色の円錐形のとんがり屋根を持つ家々が点在するアルベロベッロの町並みは、まるでおとぎの国のようでしたね。
3月10日(木)
終日航海(アドリア海・エーゲ海)
本日は波穏やかにアドリア海とエーゲ海をクルーズしました。落ち着いた雰囲気の客船の中で、豊かな時の流れを心ゆくまで満喫されました。船の中では優雅な時間を過ごし、港に着くと船を降りて見知らぬ文化にふれる・・・船旅ならではの醍醐味ですね。ラウンジでゆっくり寛がれたり、ビンゴゲームに参加されたり、工芸クラスに参加されたりしましたね。夜のドレスコードは、フォーマル!美味な夕食後、ロイヤルシアターにてダンディーなイタリア人キャプテンが世界中からの乗客の前にご挨拶をされました。
3月11日(金)
ロードス島(ギリシア)
「太陽とバラの島」とも呼ばれている風光明媚なロードス島に寄港しました。
澄み渡った美しい青空、絵具のパレットで作り出されたかのような海、爽やかで肌に心地よい海からの風は、旅人が描くエーゲ海のイメージそのもの。聖ヨハネ騎士団によって作られた比類なき城壁に囲まれた世界遺産の旧市街は、まるで別世界・・・中世に迷い込んだかのような石畳の道や建物が軒を連ねていました。グランドマスターの宮殿では、モザイクの床やタペストリー・イタリアの家具・東洋の陶器などその時代の人々の息吹を伝えているようでした。
3月12日(土)
イズミール(トルコ)
トルコ西部北エーゲ海に面したリゾート地のイズミールに寄港しました。ここでの観光は何といっても紀元前11世紀に建設されたイオニア人の古代遺跡エフェソス!古代の人々により「薔薇のように美しい」と称され、アレクサンドロス大王が憧れ、聖パウロが布教活動を行い、聖母マリアが最期の時を迎えた地。エフェソスの遺跡では、いにしえの栄華や設計者の情熱を感じました。街角で出会った大らかで人懐っこいお国柄の人々との触れ合いは、旅の思い出の1ページを飾ることでしょう。
3月13日(日)
ピレウス(ギリシア)
サロニコス湾に面したギリシア最大の港湾都市ピレウスに寄港しました。近代オリンピックの行われたパナコシウムスタジアム、凛々しいギリシア人衛兵が印象的な国会議事堂、アテネの黄金期を象徴するパルテノン神殿、美しい女神の像が印象的なエレクティオン、勝利の女神ニケを祀ったニケ神殿などをご覧になられました。岩盤に聳え立つ広大なスケールのアクロポリスに感嘆の声を漏らしました!素朴ながら味わいのあるギリシア料理に舌鼓を打ち、プラカ地区でショッピングもされましたね。
3月14日(月)
カタコロン(ギリシア)
ペロポネソス半島東岸のイオニア海に突き出た岬の港町カタコロンに寄港しました。カラッと心地よい空気の中、世界遺産で古代オリンピックの発祥地のオリンピア遺跡に行きました。世界七不思議の一つのゼウス像が安置されていたゼウス神殿、オリンピックの聖火の採火式が行われるヘラ神殿、かつて選手たちが汗を流した古代競技場などをご覧になられました。夕食前のよみうりオーシャンクルーズ主催カクテルパーティーでは、グラスを片手にお話に花を咲かせました。夜のレストランでは、ベークド・アラスカの行進があり、ウェイター達と記念写真!心が和み、柔らかい笑みが浮かびました。
3月15日(火)
ドブロブニク(クロアチア)
「アドリア海の宝石」と讃えられ、オレンジ色の瓦屋根の家々が立ち並ぶドブロブニクに寄港しました。城壁に囲まれた世界遺産の旧市街では、天然の湧水が出るオノフリオ大噴水、クロアチア最古の薬局があるフランシスコ会修道院、ラグーサ共和国の旧総督邸などを見学しました。自由時間にオープンカフェに立ち寄り、穏やかな時間を過ごされた方もおられました。夜、出会った人々の顔を思い浮かべながら荷造り。1つ1つの縁・・・地球上にこんなにたくさんの人がいる中で、出会えて本当によかった!今回のクルーズが皆様にとって思い出深いものになりましたでしょうか。
3月16日(水)→3月18日(金)
ベネチア(イタリア)⇒アムステルダム⇒成田
ベネチアに着岸!陸路や空路では味わえない旅を演出し、たくさんの思い出ができたMSCマニフィカと最後のお別れ。名残惜しく後ろ髪がひかれる思いでした。ベネチアの空港からアムステルダムへ・・・思いがけなくホテルで一泊して、翌日にアムステルダムの空港から日本へたくさんの思い出と一緒に飛び立ちました。クルーズのご旅行の余韻に浸りながらの空の旅おつかれさまでした。皆様、お帰りなさい!黄金の国「ジパング」へ・・・。次の航海はいつでしょうか。また、新たな夢の世界が皆様をお待ちしています。それでは皆様お元気で・・・さようなら。
添乗員日記担当