11月7日(日)
成田~ロンドン
成田空港よりロンドン・ヒースロー空港へ。さあ、いよいよ旅の始まりです!!約12時間の飛行時間を経て降り立ったロンドン・ヒースロー空港は、世界でも有数の大きな空港です。お迎えのガイド(さがらさん)と合流し、専用車にて市内中心のホテルへチェックインしました。到着後、ホテルで少しゆっくりして頂きその後皆様そろっての夕食でした。夕食はホテル内のレストランで、お召し上がり頂きました。長いフライトと時差もあって、少し眠い目をこすりながらの夕食になったのではないでしょうか?どうぞ今夜はゆっくりとお休み下さいませ・・・。
11月8日(月)
ロンドン~サウサンプトン
ホテルにてご朝食をゆっくりとお召し上がり頂いた後、高速道路を南下し、一路「クィーン・エリザベス」の待つサウサンプトン港に向かいました。ロンドンは雨の中のご出発となりましたが、サウサンプトン港へ向かう途中から天候も回復し、晴れてまいりました。いよいよ待ちに待ったクィーン・エリザベスとのご対面です。バスの車内からは、あまりの船の大きさに歓声が上がりました。この時の感動は忘れえぬ思い出となり、お一人お一人の胸にしっかりと刻まれたことでしょう。サウサンプトン港メイフラワー・クルーズターミナルでは、スムーズに手続きを終え、いよいよ乗船です。ピカピカの真新しい船に一歩足を踏み入れた時の感想はいかがでしたか?船内にてご昼食をお召し上がり頂いたあと、15時から日本人乗船客を対象に、ヨットクラブにて乗船説明会が行われました。乗船説明会の後は、全員参加の避難訓練が行われ、続いてデッキでは出港パーティーも行われました。さあいよいよ出港です。大きな汽笛の音と共に、クィーン・エリザベスは大西洋へ・・・。
11月9日(火)
終日航海
船内で最初の朝を迎えました。昨夜はごゆっくりお休み頂けたことと思います。10時からはよみうりオーシャンクルーズ船内ツアーを行いました。新しく広い船内を皆様ご一緒にご案内させていただきました。天候が悪かったため、デッキは省略させて頂きましたが、それでも約1時間のツアーとなりました。また、船内では様々なイベントが行われ、さっそくダンスレッスン、アフタヌーン・ティー・・・と忙しく船内のプログラムに参加された事と思います。クィーン・エリザベスは毎日正午に汽笛を鳴らします。キャプテンよりお昼のアナウンスで重大な発表がありました。低気圧のため荒れた海上を避けるためにスケジュールが変更され、残念ながらマラガへの入港がなくなってしまいましたが、普段ではなかなか味わえない4日連続しての終日航海が本日より始まりました。
11月10日(水)
終日航海
昨日に続き本日も1日船内でお過ごし頂きました。午前中の船内では、グランド・ロビーにてフルーツカービングの実演も行われておりました。夕食前はよみうりオーシャンクルーズ・カクテルパーティーにお越し頂きました。簡単な自己紹介を兼ねてのプライベート・パーティーは、「アドミラルズ・ラウンジ」を1室貸し切って、落ち着いた雰囲気の中で行いました。楽しいひと時はあっという間に過ぎて行きました。さあ、今夜は乗船後最初のフォーマルナイトです。皆様お衣装替えされ、とっても素敵でしたよ。また、今夜はキャプテン「クリストファー・ウェルズ」主催のカクテル・パーティーが、クイーンズ・ルームにてグリルクラスのお客様に向けて開催されました。夕食後のショーも船内の雰囲気も大変華やかでした。クイーンズ・ルームでは、「キュナード・ボール」(伝統的なブラック&ホワイトボール)も催されました。
11月11日(木)
終日航海
よく晴れた1日でした。今日の昼食は、ご希望の方をお誘いして「ゴールデンライオン・パブ」で英国伝統のパブランチを頂きました。賑やかな音楽とご一緒に、パブでのみお召し上がり頂ける美味しいパブ料理のお味は、いかがでしたか?船の中にパブがあるのもキューナード社の船ならではです。まるで街中のパブにいるような雰囲気が味わえるところでもあります。さっそく「ザ・ベランダ」レストランでのお食事のご予約をされたかたもいらっしゃいました。メインダイニングとは全く雰囲気の異なる、ゆったりと落ち着ける居心地の良いレストランでのフランス料理はいかがでしたでしょうか?きっとご満足頂けたことと思います。クィーン・エリザベスは午後、タリファを通過しジブラルタルのザ・ロックとモロッコを左右にご覧頂きながら進んで行きます。今夜は昨晩より2日連続してのフォーマルナイトです。今晩の船内も大変華やかな夜となりました。昨夜に続き今夜は、キャプテン「クリストファー・ウェルズ」主催のカクテル・パーティーが、クイーンズ・ルームにてブリタニアクラスのお客様に向けて開催されました。夕食後のクイーンズ・ルームでは、昨夜の雰囲気とはまた一味違った「ロンドン・ボール」も催されました。
11月12日(金)
終日航海
本日で4日目を船内でお過ごし頂いておりますが、どなた様も全く退屈していらっしゃるご様子もなく、船内をたっぷりとお楽しみいただいているようですね。船内では様々な催しが行われ、皆様方それぞれに思い思いのお時間を過ごされたことでしょう・・・。午前中の船内では、女性の大好物(?)スウィーツの実演ショーも行われておりました。また、早くもロイヤル・アーケードでは、たくさんの乗船客がバーゲンセールに集まっており、大変賑やかでした。キューナード社の船内に初めてお目見えの「フォートナム・メイソン」のブティックも大人気のようです。
午後の船内では特にゆったりとした優雅な時間が流れて行きます。まるで日常をすっかり忘れさせてくれるようです。クイーンズ・ルームでは、毎日15時半より音楽を聴きながらアフタヌーン・ティーをお召し上がり頂けます。本日はご希望の方と、英国伝統のアフタヌーン・ティーをご一緒させて頂きました。
11月13日(土)
バレッタ・マルタ寄港
本日が最初の寄港日となりました。マルタへ向かう船内からは、ゴゾ島も間近にご覧頂けました。バレッタの入港シーンはとても感動的でした。クィーン・エリザベスは大勢のバレッタの人々と、放たれた大砲の轟音に迎えられ、ゆっくりと進んで行きます。クィーン・エリザベスもその大砲の轟音に応え汽笛を鳴らしバレッタ港に入港しました。入港するとバレッタの処女寄港を記念するための特別祝賀会がありました。村のバンドの演奏とマルタ騎士団のパレードも行われ、記念すべき日となりました。寄港地観光では、マルタ騎士団によって築かれた城塞都市バレッタを車窓より見学し、漁村マルサシュロクでは「ルツ」と呼ばれるカラフルな漁船をご覧頂き、その後古都イムディーナとラバトを訪れました。モスタの村ではヨーロッパで3番目に大きい支柱のないドーム教会をご覧頂きました。この協会は第二次世界大戦の際、礼拝中にドイツ軍の空爆に遭い爆弾がドームを突き抜けたのですが爆発しなかったという奇跡伝説が残っています。最後にパラッツォ・パリシオ(パリシオ宮殿)でティータイムを取り、船に戻りました。
11月14日(日)
終日航海
クィーン・エリザベスはイタリア半島の南端、シチリア島を過ぎ、脚に例えるとつま先にあたるカラブリアから土踏まずの部分にあたるターラント湾を遠くに眺め、踵の部分にあたるレッチェを過ぎ、イオニア海からアドリア海へと進んでまいりました。明日はいよいよ水の都ベニスに寄港いたします。午後からの船内は、クイーンズ・ルームでソプラノ歌手の歌声が響いておりました。大変穏やかな海には、遠く水平線の向こうに日が沈んで行くのもご覧頂けたことと思います。また、今晩は久しぶりのフォーマルナイトでした。今宵のクイーンズ・ルームでは、「エリザベサン・ボール」が催され中世風のドレスに身を纏い、ダンスに興じる乗船客の姿等もご覧頂ける大変華やかな夜となりました。
11月15日(月)
ベニス・イタリア寄港
クィーン・エリザベスは、ベニスの街並みとサンマルコ広場の横過ぎ、カナル・グランデ(大運河)をゆっくりと進んで行きます。「ブリリアンス・オブ・ザ・シーズ(ロイヤルカリビアン)」に続き、トロンケットの港に3時間遅れて入港致しました。朝は大変霧が濃く、視界不良のためリド島沖の海上にて霧が晴れるのを待っての入港でした。
寄港地ツアーでは、モーターボート内からベニスの島々をご覧頂くツアーにご一緒させて頂きました。ベニスは「アドリア海の女王」と称えられ世界中から大勢の観光客が訪れるところとしてあまりにも有名です。今回は普段はあまりご覧頂くチャンスの少ないベニス本島の周りにある島々をのんびりとご覧頂きました。サンマルコ広場で解散した後は、ショッピングを楽しまれたり、ドゥカーレ宮殿前の鐘楼に上がり、眼下に広がる美しく素晴らしいベニスの街並みを高い所からご覧頂いたりしました。
11月16日(火)
ドブロブニク・クロアチア寄港
「アドリア海の真珠」と称えられる、オレンジ色の屋根と大理石を敷き詰めたダルメシア地方の城砦都市ドブロブニクは、先頃の不幸な紛争の傷跡も消え旅行者の人気を集める観光地として再び蘇りました。本日は寄港地観光で、旧市街地の眺望をご覧頂いた後、ユネスコの世界遺産に認定された美しい中世の街並みの残る旧市街地を歩いて観光致しました。観光の後は自由時間を取り、旧港に浮かぶヨットやロクルム島をご覧頂いたり、城壁の上からは街並みや家並み、スルジ山やロープウェイ、真下に海などが歩きながらご覧頂けました。お買い物をお楽しみ頂いた後、船に戻りました。観光後に戻った船内では、いつもと変わらず優雅で落ち着いた時間が流れていました。外から船に帰ってくると、なぜだかホッといたしますね。
11月17日(水)
終日航海
船内ではあちらこちらで様々な催し物が行われ、どれに参加してみようかと迷ってしまうほどではなかったでしょうか?毎日行われる催しに加えて、クッキング・デモンストレーション、キッチンツアー、ナプキンの折り方教室、氷の彫刻などもおこなわれておりました。また、特別な催しとして、日本人乗船客のみを対象にキッチンツアー(厨房見学会)が行われました。きっと貴重な体験になったことと思います。普段はなかなかご覧頂けない厨房をご覧頂き、どのくらいの食材が使われているかを知る興味深いツアーでした。クィーン・エリザベスは、アドリア海からイオニア海を経てエーゲ海に入り、ギリシャの島々の間を航行して行きます。午後はご希望の方とツアーデスクも兼ねて、美味しいコーヒーや紅茶の頂ける「カフェ・カリンシア」で、楽しいひと時をご一緒させて頂きました。グランド・ロビーからは優雅な音楽も聞こえておりました。
添乗員日記担当