9月9日(日)
成田→ロンドンヒースロー国際空港
成田空港第一ターミナルでは午前9時のご集合。早朝から出発される多くのお客様に、びっくりされた事でしょう。 チェックインでは、長蛇の列が出来ておりましたが、グループとお願いしてすぐにお荷物をお預け頂けました。気持ちよく、ご搭乗口へ! 満席のフライトでしたが、エンターテイメントシステム、機内食、及び、お席の配列含め、ご満足頂けました。いよいよ、旅のスタートです。
9月10日(月)
ロンドン市内観光 クイーンメリー2
早朝より、21℃、お天気は良好、気持ちの良い朝でした。しっかり、ご朝食をお召し上がり頂き、9時ご出発。すえこさんを迎え大英博物館に向かいました。その途中ちょっぴり観光、ビッグベンやウェストミュンスターズ教会の前をお歩き頂きました。 大英博物館では、メソポタミア文明の壁画やエジプトのミイラのお話に皆様興味深々!パルテノン神殿の大理石のモチーフ、神々の顔がもし残されていたなら、 と想像を深めて頂きましたね。その後、中華料理店にてご昼食を堪能して頂きました。サザンプトン港まで、二時間のバス移動。お配りした船内平面図でご一緒に確認しました。あっという間のお時間でした。到着後、スムーズにご乗船。15時半は本当にチェックインに進みやすいお時間でした。 華やかな船内、ホッと一息お部屋にてお寛ぎ頂きました。
9月11日(火)
大西洋クルージング
少し、長めにお休み頂きました朝でした。サザンプトン港を出発した際は少し肌寒い陽気でしたが、南下する度、温かい空気を感じて頂きました。 本日は、ゆっくりと皆様で船内ツアーを致しました。11デッキ前方の秘密の見渡し場所からは、タイタニックの船首を想像できるような眺めに皆様興奮されていましたね。各それぞれのレストランにて素敵なお食事タイム。種類も多く、お味も好評でした。本日は、ブリタニアンレストランの ウェルカムパーティー!華やかなパーティーとなりました。今晩は初めての舞踏会!黒や白のドレスの方々が目立ちました。早速、日本語版船内新聞を片手にあちらこちらと皆様大忙しでしたね。
9月12日(水)
ヴィーゴ(スペイン)→サンチャゴ・デ・コンポステーラ寄港
朝から燦々と日差しが差し込みました。スペインにぴったりの鮮やかな港はスペイン最大の漁港ヴィーゴです。サンチャゴ・デ・コンポステーラでは、大聖堂の祈りを捧げる人々の多さに驚かれた事でしょう。何度来ても、その時に見せる景色の表情は一つずつ異なるとおっしゃった事が印象的でした。 キリスト教の最大の聖地に又、お越し頂けますように。出港のセレモニーの際には、華やかなブラスバンドが響き渡りましたね。
9月13日(木)
地中海クルージング
本日は、終日航海日。2ページに渡る時間ごとにわけられた船内イベントは全部で45!朝からどれに参加しようか。 又、どこの場所で過ごそうか、何を試そうかと考えているとあっという間に時間が過ぎてしまったのではないでしょうか。 夕方頃に、雨が降り始めたかと思うと、稲妻が響き渡り、びっくりしましたね。しかし、お船は、まったく揺れませんでした。 嵐の中を、進むなんて、昔の船乗りたちはさぞかし大変だっただろうなどとお話をしながら、真っ黒な雲を抜けていきました。
9月14日(金)
スペイン バルセロナ寄港
心配しておりましたお天気も回復!すがすがしい気候が戻ってきました。バルセロナでは、ピカソ美術館にて、ピカソの生い立ちを模索しながら、 ご堪能されました方、又、バルセロナハイライトツアーにご参加され、スペイン村や、旧市街にて賑やかな通りを巡られた方と、思い思いにお時間をお過し頂きました。バルセロナ港は大きなタンカーが、行ったり来たり、多くの貨物船も停泊していましたね。18時出港の合図と共に汽笛がそれぞれの 煙突から響き渡り出港パーティー!スペシャルレストランとして、名高いトッドイングリッシュにてご夕食をお召し上がりになりながらご覧になられた方、そして、各お部屋のバルコニーでご覧になられた方、デッキに上がられた方、様々な思いを巡らせ、バルセロナを後にしました。 全長345mのクイーンメリー2の港での方向転換は大変迫力のあるものでした。
9月15日(土)
フランス カンヌ寄港
午前7時到着予定でしたが、早朝の4時半にはすでにカンヌの沖合いに到着致しました。いかに、スムーズに航海しているかが、分かりましたね。 早朝は、まだ星がキラキラ、日本では見る事の出来ない明るい星が地中海に映し出され、感動されたお客様もいらっしゃいましたね。風の無い海は大きな水溜りのようで、星も綺麗に一筋になっていたとお話しを伺いました。他のお客様にも是非お伝えしたいとご連絡致しました。 本日は、ニースの観光日。テンダーボートに乗ってゆっくり進みました。どんどん遠くになっていくクイーンメリー2。 改めて、スタイリッシュな船体に目を向けたお客様も多くいらっしゃいました。ニースでは花市やギフトショップが並ぶ通りや天使の湾と言われている プロムナード・デザングレの眺めをご堪能頂きました。ニースという意味はNICE=ヴィクトリー=勝利でした。勝利のピースマークの大きなモニュメントが印象的でした。又、観光用トラムも可愛らしく、馬力も充分!狭い小道もグングン走り、素晴らしい眺めの高台に私たちを導いてくれました。
9月16日(日)
イタリア チビタベッキア ローマ入港
ローマの休日の名にふさわしいさわやかな朝を迎えました。チビタベッキアから、元気良くローマへ向かうバスが8時から列をなし出発していきます。 ローマにてお買い物を楽しまれたお客様もいらっしゃいましたね。本日は、一部のお客様と2004年に世界遺産に指定されたタルクィニアに参りました。 お墓をテーマに古代ローマの死生観を現代に伝える貴重な観光場所でした。大昔、紀元前4世紀にエトルリア人が文化を築き、当初の石の技術の高さに 感動されていましたね。コロッセオやローマの建築物の基本にされたと言われるこんもり丸い墓地を順番に歩きました。昔、6000ものお墓があったなんて想像できませんでした。再びあの世で生活が出来ると思われ、多くの躍動感溢れる壁画を、暗い階段を一つ一つ下り、探険家の気分だったのではないでしょうか。 タルクィニアの博物館や繁華街においても、25℃と快適なそよ風が吹き、大変恵まれた一日となりました。
9月17日(月)
イタリア サルディーニャ島 アルゲーロ入港
スペインに占領されていた面影を残す城壁と塔の島、戦闘が繰り返されていた昔の名残が感じられました。今ではすっかり、穏やかな下町の雰囲気でしたね。海の透明感がすぐ目の前でわかり、思わず「わぁーきれいな水ねー」と、驚きの声も上がりました。 又、クイーンメリー2と綺麗にお写真を撮る絶景ポイントも、この、サルディーニャ島の海岸沿いでした。 こんな、かわいらしい島に、皆様が「なかなか可愛い服が多いわね」と色とりどりご覧になられたブティックは、良い思い出ですね。 その後、大型バスにて、ヌラーゲの遺跡へ。紀元前11世紀頃なんて、途方もつかない大昔、貯水も難しい中、石作りの都市。 古代エジプト人である海洋民族のピラミッド型に積まれたおびただしい石に皆様感動されていました。まるで、タイムスリップした雰囲気でした。
9月18日(火)
地中海クル-ジング
本日は、ゆっくりと終日航海日です。午後2時から、図書館にて、キャプテンによるサイン会をのぞいた後、ご希望の皆様をお誘いし、終日航海日しか、入れないデッキへご案内致しました。それは、12時から16時までしか入れない。何を隠そう15万トンのクイーンメリー2を操る操縦室、ブリッジです。 数多くのメーターや、羅針盤、航海図など、ガラス越しではございましたが、乗客でしか見ることの出来ない特別な空間に、緊張した雰囲気が漂っていました。その先には、真っ青な青い海、そして周りには多くの表彰された際の額が所狭しと飾られておりました。24時間体制で見張りがなされている組織に、改めてお船のメカニズムの偉大さを振り返って頂く機会となりました。
9月19日(水)
英国領 ジブラルタル入港
午前7時、眩い光と共に、到着したジブラルタル。思い思いに、港でのお買い物に、楽しいお時間を過ごされた方が多い一日となりました。 多くの、ジュエリーショップや、ブティック、ブランド店がひしめき合う通り沿い。多くの乗客が一誠に降り立っていきました。お洋服や、小物、可愛らしいTシャツ等が、人気でしたね。その中で、イルカクルーズに行かれたお客様からは、見れるかどうか定かではないと言われていたので、心配致しておりましたが、「可愛いイルカがピンク色のお腹を見せてくれたよ」と、教えていただき、お話に花が咲きました。ジブラルタルのハイライトでは、ヨーロッパ最南端のポイントから、景色を眺めて頂いたり、お買い物にもお時間を取ったりと内容の充実した一日となりました。
9月20日(木)
ポルトガル リスボン入港
リスボンでは、カスカイスへのコースが人気を集めました。ポルトガルで、最も美しいと言われている、浜辺へお出かけになり、漁村の名残を残す場所、 カフェや土産店でのお時間をゆっくりとお過ごし頂きました。大航海時代の面影を残す坂の多い街リスボン。クイーンメリー2から出る、無料送迎バスにて、美しい眺めの広場や大通りをご堪能されたお客様もいらっしゃいました。思い思いのお時間をお過ごし頂き、本日は最後のフォーマルディナー。皆様、午後3時半には、お戻りになり、少しご休憩。しっかりと、華やかなお洋服に大変身!お食事でも、メニューの中からお好きなものを頼まれたり、又、特別メニューを作って頂いたりと、各レストランのウェイターの方々とすっかり打ち解けて、和やかな雰囲気がこちらにも伝わって参りました。 そんな雰囲気を1枚パチリとお写真をお取りしたのも良い思い出となりました。
9月21日(金)
大西洋クル-ジング
最後の終日航海日。午前中はのんびりとお過ごし頂きました。又、少しずつ、荷造りを始めて頂きながら、お気に召される船内イベントに上手にご参加をされたり、 又、客室でゆっくり航海していく眺めをバルコニーからそっとご覧になられた方も多かったようです。プラネタリウムや映画、ダンスと盛り沢山の船内イベント、又、ロゴショップももう一度行って見ようなど、一日があっという間でしたね。最後のご夕食では、メニューリストを頂き、何を食べたのだろうと、 振り返る楽しみが出来た事と思います。
9月22日(土)
イギリス サザンプトン港入港→ヒースロー国際空港→成田空港
下船日。思えばあっという間だったね、とお声があがり、心名残惜しく、ご出発です。2620人の乗客の下船、多少は並ぶ事を覚悟の上でしたが、 交渉におしておして、待ち時間も15分、並ばずに先に出していただける事となりました。これは、お客様のご負担も最小限に留まり、お荷物もスムーズに発見でき、バスにご乗車。キュナード社のクルーズ船のお話をご紹介しながら、車もすいすいと進み、うまくロンドン、ヒースロー国際空港へ。お買い物やご休憩のお時間もお取りでき、ほっとご安心されたご様子でした。又、この度利用したバージンアトランティックの航空会社の飛行機もサービスや、機内食、エンターテイメント画面も好評でした。10時間45分の最短飛行時間での成田へのご到着。大変お疲れ様でございました。 あっという間にやってきたお別れの場、寂しい気持ちで一杯になりましたが、笑顔で「又、お会いしましょう」とご挨拶を致しました。又、お会い出来る日を楽しみに、どうぞお元気で、お過ごし下さいませ。この度は誠に、ありがとうございました。
添乗員日記担当