2月19日(金)
横浜
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。横浜の大黒埠頭に堂々と聳える格調高き豪華客船クイーン・メリー2!凛々しい赤と黒のファンネルにオーシャンライナーならではの鋭くとがった船先・・・本物だけが醸し出す上質な空気を漂わせる内装に思わず感嘆の声をあげました。心地よい緊張感に包まれながらの乗船手続き。クルーズカードを手にますます気分が高まりました。今回は、どんな素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
2月20日(土)
終日航海(太平洋)
朝、爽やかに目を覚まし、お部屋から一歩外に出られるとクイーン・メリー2の中にいるという実感が湧きましたね。昨日から始まった船旅に期待を膨らませ、甲板に出て肌で感じた海風は心に潤いを与えてくれました。本日は快晴で波穏やかに太平洋をクルーズ。モダンな中にもクラッシックな香りを漂わせる船内を見学し、お気に入りの場所を見つけられましたね。今夜のドレスコードはフォーマル!お待ちかねの美味なディナーが始まりました。華やかな社交の舞台「キャプテン主催の歓迎パーティー」では、心優しくホスピタリティーにあふれるオフィサーとの会話に花を咲かせました。
2月21日(日)
終日航海(太平洋)
澄み渡った美しい青い空に、爽やかな陽射しを浴びながらデッキでウォーキング!船内では日頃の忙しさからも解放され、寛きの時間が流れていました。クイーンズルームの英国式アフタヌーンティーでは、ハープの生演奏を聴きながらサンドイッチ・スコーン・ケーキで優雅にティータイム!透き通るような音色にうっとりしながら可愛らしいスイーツに舌鼓・・・自然と柔らかい笑みが浮かびました。夜、ロイヤルコートシアターでは、一流のスタイル抜群のシンガーとダンサーがキュナードのこだわり感じられる衣装に身を包み観客を魅了しました。
2月22日(月)
グアム(アメリカ領)
ミクロネシア最大の島で、透明な海とジャングルに彩られた自然景観が魅力のグアムに寄港しました。
「常夏楽園」と呼ぶにふさわしく、カラッと心地よい空気を肌で感じました。オプショナルツアーでは、潜水艇でグアムの海底の世界を探索しました。潜水艇の窓からサンゴやお魚とご対面!童心に返ったかのように皆様の目が輝いていました。水深40mまで潜り、一気に水面に上がった時の何とも言えない泡の演出は、美しい記憶としてたびたび思い出されることでしょう。
2月23日(火)
終日航海(太平洋)
本日は海鳥に先導されながら終日航海。落ち着いた雰囲気の豪華客船の中で、豊かな時の流れを心ゆくまで満喫されました。船の中では優雅な時間を過ごし、港に着くと船を降りて見知らぬ文化にふれる・・・船旅ならではの醍醐味ですね。船内ではさまざまなイベントが行われました。滋味溢れる食材を使ってのお料理実演ショーでは、各国のマダム達が熱心におもてなし料理のレシピを勉強していました。プロのダンサー指導による社交ダンスクラスでは、ダンスフロアーいっぱいに乗客が集い、誰もが楽しげに軽やかなステップで舞っていました。
2月24日(水)
終日航海(太平洋)・赤道通過
すっきりと目覚め、新たな素晴らしい1日が始まりました。本日は北半球から南半球に移る記念すべき日!プールサイドでは、13世紀から引き継がれている伝統的な赤道通過のセレモニーがありました。海の神ネプチューンとキャプテンとのやりとりの後、赤道を初めて超える乗客たちが登場。体中にカラフルな食べ物を塗られ、顔から液体を浴び・・・逃げるようにプールに飛び込む乗客たちの滑稽な姿に笑いが絶えませんでした。今宵も月がきれいだなぁと空をぼんやり眺め、就寝前には優しく穏やかな時間が流れました
2月25日(木)
ラバウル(パプアニューギニア)
朝、目が覚めると前日とは全く違う別世界が広がっていました。異文化との出会いに胸が弾ませながら、テンダーボートでパプアニューギニアのニューブリテン島にあるラバウルに上陸しました。多くの尊い命が失われた太平洋戦争と1994年の火山の大噴火・・・まるで暗い過去を包みこむような無邪気に歓声を上げながら手を振る子供たちの姿に、救われたような気持ちになりました。同じ地球上の同世代に確かに存在する文明とかけ離れた世界。必死に生きようとした人々の足跡を巡り、平和であることへの感謝、そしてそれを未来の世代に伝えることの大切さを改めて実感しました。
2月26日(金)~2月27日(土)
終日航海(コーラル海)
心の贅沢や安らぎが感じられる朝日を浴びながら、爽やかな新しい1日をスタートしました。日本人のお客様対象で、プラネタリウム「宇宙へのパスポート」の上演がありました。心地よいナレーションを聞きながら、満点の空を眺め、次から次に想像力が掻きたてられました。「私たちは星からできている?!」自分の心と向き合うようなメッセージでした。そして、今夜もフォーマルナイト!誰もが船上のスター!映画の世界に出てくるような、特別な華やぎがある主人公のように輝いておられました。いつものスタッフに素敵な笑顔で迎え入れられ、豊かな美味しさに満ちたお食事を楽しまれました。
2月28日(日)
ウィットサンデー諸島(オーストラリア)
天気予報に傘マーク・・・テルテル坊主に願いを託し、ウィットサンデー諸島沖で錨が下ろされました。凛とした空気と深き静寂に包まれた外界から希望の眩しい光。オプショナルツアーでは、異国からやって来た旅人が描くパラダイスのイメージそのもの、世界遺産にも登録されている世界最大のサンゴ礁地帯グレートバリアリーフに行きました。絵具のパレットで作り出されたようなエメラルドグリーンの海で、半潜水艇に乗りサンゴやお魚とご対面!気持ち良さそうにシュノーケリングやスキューバダイビングを楽しむ方々もおられました。
添乗員日記担当