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4月13日(日)

ナポリ寄港(イタリア)

天気予報は曇りとなっておりましたので、残念に思っておりましたが、この日のナポリは予報を裏切り、大変良いお天気に恵まれました。添乗員同行ツアーにお出掛けのお客様は、ナポリを出て、紀元後79年に大噴火を起こしたベスビオ山や、その火山灰に埋もれたポンペイの遺跡を 眺めながらソレントへと向かいました。町の中心では、自由時間があり、メインストリートを歩きながら、イタリア南部らしい雰囲気を楽しんでいただきました。ご昼食にパスタとチキンを召し上がっていただいた後は、バスに乗り、アマルフィ海岸のドライブでした。切り立った断崖の上に細いくねくね道が続き、対向車とすれ違うのにもドキドキするほどでしたね。海の眺めも大変すばらしく、ローマの皇帝たちをはじめ、世界各国の女優など有名人がここに別荘をかまえるのも頷ける気がしました。アマルフィの町でも自由行動の時間がありましたので、町の大聖堂に入り、天国の回廊やバジリカ内部をゆっくり見学しましたね。リゾート気分に浸れた一日でした。

4月14日(月)

チビタベッキア寄港(イタリア)

ローマから80kmほどの距離にある、チビタベッキアの港に入りました。この日もお天気に恵まれ、美しい海の景色をご覧いただくことができました。中世の丘とオリーブ畑、ローマ終日自由行動、ローマ市内観光、とそれぞれのお好みに合わせて、船のツアーにご参加なさいましたね。添乗員同行のローマ観光ツアーの目玉は、何と言ってもカトリックの総本山、サン・ピエトロ大寺院とバチカン美術館ではなかったでしょうか。寺院ではミケランジェロ作のピエタ像、ベルニーニ作の天蓋など、そして美術館内にあるシスティーナ礼拝堂では、ミケランジェロ作の最後の審判など迫力のある作品の数々をご覧いただきましたね。ローマ市内あちらこちらに残る紀元前の遺跡にも目を奪われました。ローマ帝国とローマ教皇の偉大さを感じた一日でした。

4月15日(火)

終日航海

この日はご昼食に日本人乗客のための日本食ビュッフェが用意されました。ブリタニア・レストランの一角で、氷の彫刻や、中国の飾りつけがされ、テーブルの上に、お刺身、お寿司、天ぷら、お味噌汁、お漬物、お肉の炒め物などが並んでおりました。大変な人気で、お刺身やお寿司はあっという間になくなってしまいましたが、よみうりオーシャンクルーズのお客様は、シャンパンで乾杯し、お話をしながら、久しぶりの懐かしい味を楽しんでいただきましたね。

4月16日(水)

バルセロナ寄港(スペイン)

港から町の中心まではシャトルバスが運行され、町歩きには最適の寄港地でした。この日はツアーには参加されず、自由行動をとられた方が多くいらっしゃいました。オリンピックの会場になったモンジュイックの丘を眺めながら、ワールドトレードセンターまでバスに乗り、そこからコロンブスの塔、ヨットハーバー、目抜き通りのランブラス通りなどご散策されたようですね。ローカル・レストランで新鮮な魚貝類のたくさん入ったパエリアなどを召し上がり、“食の楽しみ”も満喫されたそうですね。添乗員同行ツアーにご参加の方は、旧市街の中心ゴシック地区を散策、コロンブスが女王に謁見した王の広場などを見て、カテドラルにも入場しました。ピカソ美術館では、時代ごとの特徴に分けられ、展示されている数々の作品をご覧いただきましたね。半日でバルセロナを満喫できるツアーでした。

4月17日(木)

終日航海

午前中のよみうり質問コーナーに集まり、グループの皆様同士で、他愛もない話をするのが定番になってきましたね。毎日皆様の様子を伺うことが出来、私としても貴重な時間でした。この日は夜のイベントが大変盛り上がりました。シアターでは、ロイヤル・キュナード・シンガー&ダンサーの新作の歌と踊りの華やかなショーが披露され、クィーンズ・ルームでは、ファンシードレス舞踏会と称し、色とりどりの奇抜な衣装に身を包んだ人であふれました。皆様も夜更かしし、賑やかな夜を楽しまれたのではないでしょうか。

4月18日(金)

終日航海

午前中にジブラルタル海峡を通りました。揺れがひどくなるとの予想で、予定よりスピードを上げて航海したため、ジブラルタル海峡を朝早い時間に抜け出てしまいました。この日からは、地中海を出て、QVはついに大西洋へと入ってまいりました。船内では、チャリティー・オークションが開催され、オフィサーの制服や、歴史あるキュナード社の船に関するグッズ、船長のサイン入り船の模型や今ワールドクルーズの海図などが出品されました。目玉商品の海図は、驚くような値段があちこちから飛び交い、最終的にはかつて売られた海図の中で一番高い料金にまで跳ね上がりましたね。それほど夢中になる方の多いクィーン・ヴィクトリア号の記念すべき 初の世界一周に乗船できたと思うと誇らしい気持ちになりますね。

4月19日(土)

リスボン寄港(ポルトガル)

ここまでずっと良いお天気に恵まれておりましたが、この日の天気予報は雨、時々雷雨という残念な予報でした。ですが、実際にはシャワーのような雨が時々降るくらいでおさまりましたね。入港時には、QVは大西洋からテージョ川へと入り、貴婦人がドレスの裾を広げたように見えると言われるべレンの塔や、エンリケ航海王子の彫刻ある 発見のモニュメント、4月25日橋などを通り過ぎましたので、プチ観光ができましたね。ツアーでは、海洋博物館やバスコ・ダ・ガマの眠るジェロニモス修道院へ行き、ポルトガルが最も華やかであった大航海時代の跡をたどりました。日本とのつながりも地図の上にしっかりと残っていました。夜中の出港でしたので、ライトアップされた4月25日橋など、リスボンの美しい夜景も楽しんでいただくことが出来ました。

4月20日(日)

終日航海

だんだんとクルーズの終わりが近づいてきました。日中は、それぞれにダンス、スポーツ、音楽鑑賞など楽しんでいらっしゃいましたね。最後のフォーマルの夜ということで、よみうりオーシャンクルーズのプライベートさよならパーティーをいたしました。10デッキのコモドア・クラブにて、華やかにドレスアップされた皆様と旅の思い出を語りあい、ビデオや写真を撮影しましたね。思い出話をしていると、あっという間に時間が過ぎていくようでした。それだけたくさんの思い出ができたということですね。お食事の後には、ロイヤル・アスコット舞踏会があり、素敵なお帽子を被った女性でクィーンズ・ルームは色とりどり、大変華やかでした。

4月21日(月)

終日航海

いよいよ翌日に迫った下船のため、この日は朝から下船に関する説明会をいたしました。たくさんのお洋服に加え、各寄港地でのお土産品も増え、荷造りに追われる忙しい日になったであろうと思います。船内では乗客による一芸披露のショーなど行われておりました。レストランでは、最後のお食事をゆっくりとお取りいただき、22日間サーブをしてくれたウェイターたちに、お別れの挨拶をしましたね。最後の夜はあっという間に更けていきました。

4月22日(火)

サザンプトン

船内最後のお食事を済ませていただき、いよいよ下船となりました。約1700人が一度に下船致しましたので、予定より少し遅れての下船になりました。22日を過ごしたクィーン・ヴィクトリア号とも最後のお別れ、最後にその優雅な姿を眺めました。たくさんの思い出ができ、お別れがさみしくなってしまいましたね。下船後はバスに乗り換え、ロンドン市内へ行き、中華の昼食、その後大英博物館をガイドさんの案内のもと、見学しました。世界各地の歴史、芸術がつまった博物館はいくら時間があっても見尽くすことができませんね。ピカデリー・サーカスやテムズ川、真っ赤な2階建バスなどを見るといかにもロンドン!という感じがしましたね。ロンドン・ヒースロー空港から19時35分に出発の便で帰国の途につきました。

4月23日(水)

成田

飛行機はほぼ定刻、15時半に成田空港に到着しました。皆様方にご協力いただき、無事に全ての行程を終え、全員お揃いで帰国することができました。25日間本当にありがとうございました。またお会いできることを心待ちにしております。

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