11月23日(火)
成田⇒パリ⇒ローマ
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。成田空港よりエールフランス航空275便にて大空へ飛び立ちました。これから始まる未知の世界との出会い、そして新たな人との出会いに胸が弾みました。多彩な魅力が溢れる街パリを経由して、イタリアの首都ローマの空港に無事に着陸しました。ホテルでチェックインし、お部屋に一歩足を踏み入れると自然と肩の力が抜けて、安堵の眠りにつかれました。
11月24日(水)
ローマ⇒チビタベッキア(イタリア)
朝から羨望のサンピエトロ大聖堂、古代ローマから遥かなる時を越えて存在し続けたコロッセオ、願いを込めてコインを投げたトレビの泉などを巡りました。その後、豪華客船クィーン・ヴィクトリアが待つ港へ向かいました。凛々しい赤と黒のファンネルにオーシャンライナーならではの鋭くとがった船先・・・本物だけが醸し出す上質な空気が漂い、思わず感嘆の声をあげました。心地よい緊張感に包まれながらの乗船手続きをして、クルーズカードを手にますます気分が高まりました。今回は、どんな素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
11月25日(木)
モンテカルロ(モナコ)
地中海の陽射しを浴びながら、美しい朝を迎えられました。昨日から始まった船旅に期待を膨らませ、甲板に出て肌で感じた海風は心に潤いを与えてくれました。世界のセレブが集まるモンテカルロに寄港しました。港に接岸したタラップから満面の笑みを振りまきバスに乗り込みました。オプショナルツアーで訪れた19世紀より王侯貴族たちの避寒地ニースでは、絵具で作り出されたようなカラーの海、海岸線に沿ったプロムナード・デ・ザングレ、1913年建造の由緒あるネグレスコホテル、カラフルなお花や食材が並ぶマーケットなどをご覧になられましたね。
11月26日(金)
バルセロナ(スペイン)
ガウディーのユニークな建築で知られるバルセロナに寄港しました。私たちをまず迎えてくれたのは、新大陸を発見したコロンブスの塔!オプショナルツアーでは、地中海をイメージしたどこかしら夢があるカサ・バトーリョ、比類なき曲線美が溢れるカサミラ、思わず感嘆の声を漏らしたサグラダ・ファミリア、天まで伸びるようなゴシック建築のカテドラル、万博やオリンピックの会場モンジュイックの丘などを見学されました。大道芸人で賑わうランブラス通りを散策された方もおられました。夜はキャプテン主催のウェルカムパーティーがあり、エレガントな雰囲気を漂わせるレストランでスタッフが素敵な笑顔で迎え入れてくれました。
11月27日(土)
カルタヘナ(スペイン)
朝、目覚める歓びを感じながら1日をスタート!スペイン南東部ムルシア地方、地中海に面したリゾート地のカルタヘナに寄港しました。カルタヘナは。紀元前228年頃、カルタゴの軍事拠点として開かれ、「新しいカルタゴ」という意味があります。オプショナルツアーでは、豪華絢爛な祭壇が印象的なラファン・サンタ教会、何世紀にもわたって人々が祈りを捧げたバロック建築のムルシアカテドラルなどをご覧になれました。モダンな中にもクラッシックな香りを漂わせるクィーン・ヴィクトリアの船内スパで穏やかな時間を過ごされた方もおられました。
11月28日(日)
ジブラルタル(英国領)
下弦の月と眩い星が瞬き、幻想的な朝焼けと共に辺り一面が明るくなりました。イベリア半島最南端、スペインの王位継承戦争の後、1713年ユトレヒト条約によりイギリス領となったジブラルタルに寄港しました。オプショナルツアーに参加された方、街中を散策された方、船内でプライベートな時間を過ごされた方などそれぞれの時間を過ごされました。
夕食前のよみうりオーシャンクルーズ主催のカクテルパーティーでは、ラウンジでグラスを片手にお話しに花を咲かせました。その後、沈みゆく夕陽が空を真っ赤に染めて、凛とした空気と深き静寂が海を包みこみました。
11月29日(月)
終日航海(大西洋)
落ち着いた雰囲気の豪華客船の中で、豊かな時の流れを心ゆくまで満喫されました。船の中では優雅な時間を過ごし、港に着くと船を降りて見知らぬ文化にふれる・・・船旅ならではの醍醐味ですね。クィーン・ヴィクトリアの一流のシェフによる滋味溢れる食材をふんだんに使ったお料理の品々、きめ細やかな気配りがゆき届いたサービス、普段の生活では味わえない至福の時を過ごされました。フォーマルナイトでは、すべての乗客が船上のスターのようにスポットライトを浴びておられました!
11月30日(火)
終日航海(大西洋)
本日は終日航海。格調とゆとりに満ちた船内にて心の贅沢や安らぎを感じられました。夜、荷造りをする心境が複雑。お世話になったクルーメンバーと最後のお別れの挨拶。人とのつながりが旅を特別で思い出深いものにするもの。国際色豊かな乗組員と乗客との出会いは人生をより豊かにしてくれました。1つ1つの縁・・・地球上にこんなにたくさんの人がいる中で、出会えて本当によかったですね!今回のクルーズのご旅行は、皆様の心で珠玉のように輝き続けることでしょう。
12月1日(水)→12月2日(木)
サザンプトン⇒ロンドン⇒パリ⇒成田
いよいよ下船日。サザンプトンに着岸!何度も後ろを振り返り、後ろ髪がひかれる思いでクィーン・ヴィクトリアと最後のお別れ。ロンドンの市内を観光し、ヒースロー空港よりパリを経由して、日本へたくさんの思い出と一緒に飛び立ちました。クルーズのご旅行の余韻に浸りながらの空の旅おつかれさまでした。皆様、お帰りなさい!黄金の国「ジパング」へ・・・。次の航海はいつでしょうか。また、新たな夢の世界が皆様をお待ちしています。それでは皆様お元気で・・・さようなら。
添乗員日記担当