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「さっぽろ雪まつり」は、国内外から約230万人の来場者でにぎわう北海道の冬を代表する一大イベントです。その魅力や2026年の日程、会場情報を紹介。札幌市内やその周辺で冬を満喫できる観光スポットも案内します。

 

1. さっぽろ雪まつりとは?

(写真:大通会場の市民雪像)

1-1.どんなまつりなの?

さっぽろ雪まつりは例年2月上旬から中旬にかけて札幌市中心部の大通公園など3会場で開催される雪と氷の祭典です。大小合わせて130~140基の雪像と60基の氷像が制作され、各種コンクールも開催されます。国際雪像コンクールも催されるなど、海外からの注目も高まり、来場者は2018年に過去最多の約254万人を記録。新型コロナウィルスの影響で23年には175万人に落ち込みましたが、24、25年には230万人台に回復しています。

1-2.さっぽろ雪まつりの歴史

雪まつりは1950年に札幌市内の高校、中学の美術部の生徒が雪捨て場の雪を活用し、6基の雪像を作って大通公園に展示したのが始まりです。その後、陸上自衛隊の真駒内駐屯地が第2会場となり、自衛隊が制作に協力したことで雪像がレベルアップ。72年に札幌冬季オリンピックが開催され、海外での知名度が高まり、74年には海外の姉妹都市などが参加して国際雪像コンクールがスタートしました。オイルショックや新型コロナウィルスなどの逆風を乗り越え、令和時代に入っても発展を続けています。

1-3.大雪像の魅力とは?

(写真:大雪像作り)

雪まつりのシンボルとなる大雪像は、大通公園に設置され、まつりの最大の呼び物です。2025年は5基が制作され、高さ12~15メートルと4~5階建てのビルに相当する圧倒的なサイズを誇ります。1基あたり5トントラックで500台の雪が使われ、すべて合わせると3万トンもの雪を市内外から集め、トラックで運んでいます。国内外の歴史的建造物や映画、アニメの人気キャラクター、有名スポーツ選手などを題材に、準備期間も含めると半年ほどかけて制作されます。前年の暮れに足場を組み、年明けから大量の雪を運搬して土台作りが始まり、重機で雪を高く積み上げます。さらに固く引き締めた後、ノミやケレン棒などの道具を使って形を整え、丁寧に仕上げて完成です。大雪像制作委員会と自衛隊が主体となって制作しますが、一般から募集したボランティアも参加しています。制作技術の進歩によって大雪像のレベルも上がり、モデルとなった実物そっくりの芸術的な作品も多く、閉幕後に破壊されるのが惜しまれるほどです。開幕前の大雪像作りや終了後の取り壊し作業の様子も見学することができ、地味に人気を集めています。

大雪像のほかにも、市民が参加して制作する中小サイズの市民雪像も注目を集めており、雪像の人気投票も行われています。国際雪像コンクールにはアメリカ、韓国、モンゴル、リトアニアなどから9チームが参加し、それぞれ雪像を作って優秀作品が表彰されます。

2.3会場のイベント情報

26年のさっぽろ雪まつりは2月4~11日、大通、すすきの、つどーむの3会場で開催されます。ここでは25年の例をもとに、各会場の雪像・氷像の設置状況やイベントやアクティビティーの内容を紹介します。

2-1.大通会場

(写真:大通会場の雪像、スケートリンクなど)

メイン会場の大通公園は、テレビ塔がある西1丁目から西11丁目までブロックごとに構成され、雪像などが設置されます。25年は5か所に大雪像が置かれ、大勢の来場者でにぎわいました。西11丁目は国際コンクールの会場となり、西2丁目、9丁目は市民雪像が展示されました。滑り台付き雪像や大雪像に映し出すプロジェクションマッピングなども人気。西3丁目のスケートリンクも華やかなムードを演出しています。

2-2.つどーむ会場

(写真:つどーむ会場のチューブスライダー)

つどーむは札幌市北東部に立つスポーツ交流施設で、期間中は地下鉄東豊線栄町駅からシャトルバスも運行します。ドーム内に親子で遊べる各種アトラクションが設置され、ジンギスカンやラーメンなど北海道グルメも楽しめます。屋外では巨大なチューブスライダーが目玉アトラクション。そりや迷路など雪遊びも満喫できます。高校美術部によるスノーオブジェコンテストも開催されます。

2-3.すすきの会場

(写真:すすきの会場の氷像)

市中心部の繁華街・すすきのの札幌駅前通に60基の氷像が並べられ、「すすきのアイスワールド」と題する氷の世界が出現します。メイン氷像「開拓使時代の洋風建設 時計台」をはじめ、鳳凰や竜など伝説上の生物をテーマにした像や、カニ、ホタテガイ、魚などを氷の中に飾り付けたすすきのらしい氷像も展示されます。氷彫刻コンクールや撮影スポット、飲食コーナーなども多くの見物人でにぎわいます。

3.雪まつりをもっと楽しむ

3-1.さっぽろ雪まつり資料館

(写真:雪まつり資料館)

雪まつりの歴史や魅力をまつり期間中だけでなく、年間通して伝える施設です。クラーク博士像で知られる人気観光スポットのさっぽろ羊ヶ丘展望台に2001年に開設されました。1980年代以降の大雪像の制作模型や実際の写真パネル、雪像の作り方などが展示されています。

3-2.服装などの注意点は?

2月の札幌は最高気温が0度を下回る真冬日も多く、厚手のコートやダウンジャケットを羽織り、帽子や耳当て、手袋、マフラーなどでしっかりと寒さ対策をしてください。特に気を付けたいのが靴です。雪が降っていない日でも路面が凍結していることがあり、転倒すると思わぬ大けがにつながりかねません。靴底に滑り止めがついているものか、市販の滑り止めを取り付け、なるべくすり足で歩くなど十分に注意しましょう。

 

4.  冬の札幌と周辺観光

雪まつり期間中は札幌市内だけでなく、周辺エリアにも魅力たっぷりの観光スポットがたくさんあります。

4-1.札幌エリア

(写真:定山渓温泉かエスコンフィールド)

札幌の奥座敷と呼ばれるのが定山渓温泉です。雪景色を楽しみながらの露天風呂や冬でも楽しめる八剣山ワイナリー焚き火キャンプ場、二見公園のスノーシューなどさまざまなアクティビティーがあります。プロ野球・日本ハムの本拠地である北広島市のエスコンフィールドは、シーズンオフや試合がない日も営業しています。球場を見渡しながら入浴できる温浴サウナ、バッティングやピッチング練習ができる野球アミューズメントエリア、ゴルフや乗馬のシミュレーターなど盛りだくさん。各種グルメもそろっています。大倉山ジャンプ競技場は国際大会も開催されるジャンプ台で、大会がない日はリフトも使用することができ、展望台から市内が一望できます。

4-2.小樽

(写真:雪あかりの路)

小樽の冬の風物詩「小樽雪あかりの路」は1999年にスタートし、さっぽろ雪まつりと同時期の2月上旬から中旬に開催されています。小樽運河、旧手宮線、小樽芸術村、天狗山などの会場に手作りのアイスキャンドルやスノーキャンドルが点灯し、幻想的な風景が広がります。11月~1月は小樽運河がイルミネーションで彩られる青の運河が行われます。運河の夜景を楽しめるナイトクルーズは冬期も運航します。

4-3.ニセコ・ルスツ

(写真:ニセコのスキー)

スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを思い切り楽しみたいという人におすすめなのは、羊蹄山周辺にあるニセコとルスツの二つのスキーリゾートです。ニセコエリアには四つのスキー場があり、計70コースが設定されています。ルスツはイースト、ウエスト、イゾラの三つの山に37コースがレイアウトされています。いずれも広々としたゲレンデと上質なパウダースノーが特色で、アフタースキーも充実しています。

4-4.支笏湖・洞爺湖

(写真:支笏湖氷濤まつり)

支笏湖では26年1月31日~2月23日に千歳・支笏湖氷濤まつり「氷の美術館」が開催されます。支笏湖の水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた大小さまざまな氷のオブジェを湖畔の会場に展示。昼は「支笏湖ブルー」と呼ばれる美しい青色に輝き、夜はライトアップされて幻想的な光を放ちます。洞爺湖温泉街には11月から4月まで、約40万球の電飾が輝くイルミネーションのトンネルが出現。2月上旬には洞爺湖冬花火が催されます。

5. 冬の札幌の楽しみ方

札幌の冬は寒くて厳しい季節ですが、雪や氷、イルミネーションが輝く見どころ満載のシーズンでもあります。読売旅行のツアーに参加すれば、さっぽろ雪まつりをたっぷり楽しめるだけでなく、寒い札幌でも快適に周遊することができます。

とりっぷナビ編集部

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