工藝ダイニング2025

「工藝ダイニング~Kōgei Dining~」
漆芸の人間国宝、室瀬和美は
「工芸品というのは使う人のためを思って作る。
自分たちはこれを使ってくれる人が
幸せになって欲しいと思って作っている」
と語っています。
工芸は、実際に使って楽しむことで
作り手と使う側の美的交歓が生まれます。
つまり作家の思いとそれを受けて使う人の、
作品を通しての人と人との結びつきです。
工藝ダイニング~kōgei Dining~では、
こうした工芸のもつ美的特質を体感する機会の
創出を試みます。

工藝ダイニング2025

熱海座 坂東玉三郎 能楽堂特別舞踊公演

坂東玉三郎

プログラム参加者の特典

能楽堂の前列席をご用意

能楽堂という特別な空間で繰り広げられる坂東玉三郎丈による舞踊を、臨場感あふれる距離でお楽しみいただけます。

■演目の見どころ

  • 特別公演の演目は、「お目見え 口上(一幕)」、
    「隅田川 清元連中
  • 清元「隅田川」は能を題材として作られた舞踊です。我が子・梅若丸の行方を尋ねて京都から東国までやって来た班女(はんじょ)の前が、隅田川の川辺で出会った舟長(ふなおさ)から、亡くなった梅若丸の最期の様子を聞かされます。梅若丸の塚の前で狂おしいほどの悲しみを見せる班女の前の姿が、いつの世でも子を思う母親の普遍的な愛情と重なり観る者の心を魅了します。心乱れ嘆き悲しむ母の哀れを描く幽玄美に溢れた舞踊劇を、今回は能楽堂を舞台とした特別な演出で是非ご堪能ください。 主人公の班女の前を演じるのは重要無形文化財「歌舞伎女形」保持者、坂東玉三郎です。共演の舟長は、日本舞踊花柳流五世宗家家元、花柳壽輔が勤めます。
  • 坂東玉三郎衣裳展を開催しています。春夏秋冬それぞれの季節の情景が匠の技により彩り豊かに表現された美しい衣裳は、日本文化を代表する美術工芸の一つです。深まりゆく秋の一日を、日本舞踊鑑賞と美術鑑賞でどうぞお楽しみください。

伝統工芸作品を使用した食事会

伝統工芸作品を使用した懐石料理

伝統工芸作品を使用した懐石料理
伝統工芸作品を使用した懐石料理

食事会のポイント

■伝統工芸作品を使用した懐石料理

  • 有機農法・地産地消の食材を使用した和食を、人間国宝などの伝統工芸品による器でお楽しみください。
吉冨隆二料理長・宮崎利明副料理長

吉冨隆二料理長・宮崎利明副料理長

著名な工芸家をお招きしての講演(応接会場での卓話/約40分)

日本芸術院会員や人間国宝の工芸家から、日本工芸の魅力についてお話いただきます。

【担当講師一覧】
11月15日(土):松原伸生(染織)
11月16日(日):藤塚松星(竹工芸)
11月17日(月):神農 巌(陶芸)
11月18日(火):春山文典(金属造形)
11月19日(水):須田賢司(木工芸)

担当講師

松原 伸生
重要無形文化財「長坂中形」保持者

藤塚 松星
重要無形文化財「竹工芸」保持者

神農 巌
重要無形文化財「青磁」保持者

春山 文典
日本芸術院会員

須田 賢司
重要無形文化財「木工芸」保持者

プログラム

「Kogei Dining」では、工芸のもつ美的特質を体感する機会の創出を試みます。
今年度は坂東玉三郎舞踊公演の鑑賞、工芸作家の卓話、伝統工芸品を使用した食事会、坂東玉三郎衣装展をお楽しみいただきます。

10時30分~10時40分
オリエンテーション
10時40分~11時30分
著名な工芸家をお招きしての講演(応接会場での卓話/約40分)
11時30分~13時30分
伝統工芸作品を使用した懐石料理の食事会
14時~16時
人間国宝・坂東玉三郎舞踊公演を前列席で鑑賞
16時~17時
工芸作品の展示販売と展覧会鑑賞

「琳派デザイン 宗達・光琳・抱一」展 開催

伝 尾形光琳「秋草図屏風」
  • 伝 尾形光琳「秋草図屏風」 MOA美術館
尾形光琳「風神雷神図屏風」
  • 伝 尾形光琳「秋草図屏風」 MOA美術館

展覧会のみどころ

  • 琳派は作風に対する共感などにより後の作家に継承された流派です。江戸時代初期の本阿弥光悦や俵屋宗達らにより始まり、中期の尾形光琳・乾山へと発展し、後期に酒井抱一・鈴木其一がその芸術の再興を志しました。 琳派の作品は絵画をはじめ漆芸、陶磁、染織など様々な工芸に及び、斬新で多彩な意匠が創出されました。本展では琳派の代表作家による絵画と工芸の優品を展観することで、 今なお私たちの生活のなかに生き続ける琳派デザインの魅力をご紹介します。
  • 光琳作と伝わる「秋草図屏風」をイメージして、農薬や化学肥料を使わない園芸家のポール・スミザーさんが同館の庭を造園しています。「秋草図屏風」を鑑賞したのち、庭を散策するのもきっと楽しいでしょう。

監修

内田篤呉内田篤呉
MOA美術館 館長

D E 内田篤呉

慶応義塾大学卒。美学博士。専門は日本美術史。現在、MOA美術館・箱根美術館館長。公益社団法人日本工芸会常任理事。九州大学客員教授、お茶の水女子大学大学院、慶応義塾大学、東京藝術大学等の非常勤講師を務め、文部科学省文化審議会、世界文化遺産・無形文化遺産などの各種委員を歴任。 著書に『塗物茶器の研究』『硯箱の美 蒔絵の精華』(淡交社)、『光琳蒔絵の研究』(中央公論美術出版)、編著に『光琳ART光琳と現代美術』(角川学芸出版)などがある。

室瀬和美室瀬和美
漆芸家 重要無形文化財「蒔絵」保持者

室瀬和美

漆芸家、重要無形文化財「蒔絵」保持者・東京藝術大学大学院(漆芸専攻)修了。日本伝統工芸展にて東京都知事賞など受賞多数。2008年、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)に認定。同年、紫綬褒章受章。2021年旭日小綬章受賞。公益社団法人日本工芸会前副理事長、現在は参与を務める。作品は文化庁、東京藝術大学、ヴィクトリア&アルバート博物館、メトロポリタン美術館、大英博物館などに収蔵。 創作活動と共に文化財保存活動も行い、漆の美や素晴らしさを伝えるべく、国内外への出展、講演活動も積極的に行っている。

吾輩は猫である。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

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