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1月15日(月)

いよいよ上陸!『オーン・ハーバー』『ダンコ島』

いよいよ南極半島への上陸初日です。お天気はとても良く、皆様朝から少しソワソワされています。

午前中の上陸は『オーン・ハーバー(Orne Harbor)』(南緯64°37’ 西経62°32’)

ゲーラーシェ海峡に面し、南極半島中部に食い込んだ約1.5km幅の湾です。ゲーラーシェ探検隊(ベルギー)により発見されました。湾は流れ落ちる氷河に囲まれた湾内は、スピゴット・ピーク裏側の急斜面のみ上陸が可能です。

初めての船外活動は、ゾディアックボートに乗ることからはじまります。定員10名のボートにエクスペディションスタッフと添乗員、そしてお客様で班を作って乗っていきます。救命胴衣もしっかりつけて出発!おそらく皆様が想像していたよりも早いスピードで進んでいきます。南極では環境保護などの理由により、島には1回100名までしか上陸を許されていません。上陸をする場合は、活動の時間を上陸班とクルージングの半分ずつに分け、半分の方が上陸している間は、半分の方クルージングで動物や氷河、氷山を楽しみます。そして時間がきたらクルージングしていた方は上陸時間となります。船内での待ち時間などはなく効率的に船外活動が楽しめます。


初めてゾディアックボートに乗り、上陸する島へと向かう

快晴の空の下、ゾディアックボートがスタート。目の前の氷山は何とも言えない美しい青色に見えます。上陸ポイントまでたどり着き、南極半島の最初の一歩を踏みます!みなさんどんな気持ちだったのでしょうか。


初上陸!

水辺に降り立つと想像以上に岩が露出していることに驚きます。ここはヒゲペンギンの営巣地があります。普段でしたら、もう孵化して子ペンギンをみられる時期ですが、今シーズンは雪解けが遅かったため、動き回るような子ペンギンはほぼいなかったようです。


ヒゲペンギン

少し上に登った先から見える景色は、済んだ青い空と太陽を浴びてキラキラと輝く水面、そして真っ白の雪のコントラストが、飛び込んできます。


つづら折りに島の上へ歩いていきます。少し上から、皆さまが登ってくる様子と美しい景色

上陸後のクルージングでは、美しい氷山やクジラを見ることができました。


不純物や空気圧縮され青い光だけが反射する

上陸とクルージングを終えて船内に戻りひと休みしていただきます。船内のコーヒーやココア、紅茶などがフリーで提供されているので、お部屋に持って帰って休憩という方が多いようです。

午後の上陸活動は『ダンコ島(南緯64°44‘ 西経62°37’』へ!


ダンコ島

ダンコ島は長さ1.6km、高さ180mの小さな島です。島の斜面を登っていくと、途中ペンギンさんが上から下りてきたり、下から登ってきたり。ペンギンが歩くと歩いた跡ができ、それをペンギンハイウェイと言います。ペンギン専用道路です。 人間はペンギンから一定距離を保っていなければいけません。ペンギンが上から降りてくるのであれば、人間はじっと通り過ぎるのは待ちます。ペンギンは我々のことなど全く意に介せず、マイペースに歩いていきます。人間は敵でもなく、一体なんだと認識しているのかなぁと不思議に感じます。

 
 

もし、頂上まで登れば、南極半島や、クーバービル島、、ゲーラーシェ海峡までを360°見渡すことができます。上まで行かなくても、もちろん美しい景色は見られますので、ご自身の体力で行けるところまでで行きましょう。

ダンコ島にはジェンツーペンギンがたくさんいましたが、さらに感動したことは、南極の生態系を支えているオキアミを見ることができたこと。サクラエビよりも少し大きいサイズでした。ペンギン、アザラシ、クジラ、オットセイ、海鳥をオキアミが主食なっています。


オキアミ

船に戻る際のクルージングでウェッデルアザラシが気持ちよさそうにお昼寝をしていました。


ウェッデルアザラシ

夕食後はオプションで実施される「南極キャンプ」が行われました。テントなどは設営せず、極寒用の寝袋にマット、インナーシーツを持って南極半島に上陸し、そこで一晩を過ごします。寒くないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、風のない穏やかな日であれば夏の南極の外気温は0°前後のため、寒さも感じることなく寝ることができます。今回は「ロンジェ島」でキャンプをすることに。
ロンジェ島に着くと、既にアザラシが一頭気持ちよさそうにゴロンとしています。


キャンプ地で先に寝ていたアザラシ

完全な白夜ではありませんが、22:20頃日が沈みはじめ、4:30頃に日が昇り始めます。ほの明るい空を見て横になっていると、波の音や氷河が崩れるような音が聞こえます。
朝になると、岩壁にスポットライトのように陽が当たりはじめます。


岸壁に朝日が照らされる 静かな朝のはじまり

鳥の羽音や、朝日に照らされてじっとするトウゾクカモメ、静かな中にも一日のはじまりが告げられます。何もしないけれど冒険心をくすぐられる一晩です。


寝袋から起きると、隣ではじっと朝日に照らされるトウゾクカモメ

ちなみにトイレはエクスペディションスタッフがお客様が上陸する前に、雪で壁を作り設置してくれています。開放的なトイレの出来上がり。


簡易トイレ

人間はごみはもちろん、有機物を置いていってはいけません。ですので、お水とカメラぐらいしか持参できません。食べ物は一切不可です。生態系を壊さないためのルールはしっかり守ります。
朝起きる時間がきたら、皆様準備をして迎えにきたゾディアックボードに乗って船に戻ります。

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