2月9日(火)
終日航海(大西洋)
夢心地気分に浸った昨日の南極海クルーズ。自然の中で逞しく生きる生命の息吹に心を癒され、大自然の懐で私たちは包まれていることを体感しました。そして、地球温暖化で変わりつつある極地の自然遺産を未来の世代に残すことの重大さを肌で感じ改めて実感しましたね。さて、本日も心の贅沢や安らぎが感じられる朝日を浴びながら、爽やかな新しい1日をスタートしました。メインレストランでは、朝食兼夕食のブランチがあり、綺麗に並べられた滋味あふれる食材とまるで芸術に域に昇華された氷の彫刻に食べる歓びでいっぱいになりました。
2月10日(水)
終日航海(大西洋)
躍動と静寂・・・自然の力強さを痛感する今回のクルーズ。そんな中、誰もが一目置く南極探検リーダー、シャクルトンの映画が上演されました。野心・希望・欲望があれば、どんな危険や困難にぶつかろうとも乗り越えられること、1つの希望が消えても、また次の希望を燃やして愉快に笑うことを忘れない姿勢、物の豊かさでなく精神の豊かさが大切なことなどを学びました。夕食前のよみうりオーシャンクルーズ主催カクテルパーティーでは、落ち着いた雰囲気のラウンジでグラスを片手にお話に花を咲かせました。そして、夕食のレストランでは、いつものスタッフが素敵な笑顔で迎え入れてくれました。
2月11日(木)
プエトル・マドリン(アルゼンチン)
すっきりと目覚め、新たな素晴らしい1日が始まりました。ユネスコの世界遺産で野生動物の宝庫であるバルデス半島への玄関口プエルト・マドリンに寄港しました。オプショナルツアーでは、憧憬のペンギンやゾウアザラシ・アシカ・パタゴニアに生息する珍しい野生動物とご対面!子連れで愛らしい姿に心が和み、柔らかい笑みが浮かびましたね。静寂に包まれた空に美しく彩る夕焼け。今宵も月がきれいだなぁと空をぼんやり眺め、就寝前に優しく穏やかな時間が流れました。
2月12日(金)
終日航海(大西洋)
目覚める歓びを感じ、海風に吹かれながらデッキをウォーキング!清々しい1日が始まりました。澄み渡った青い空と爽やかな陽射し。プールサイドは、水着姿の乗客で賑わい、バーベキューの昼食がふるまわれました。本日は、最後のフォーマルディー!ヘッドウェイター・ウェイター・アシスタントウェイターの行進「ベイクド・アラスカ」を見るとクルーズも終盤であることを実感します。蛍の光の合唱を聴きながら、白いナプキンを頭上で振り、笑顔がいっぱいでとても盛り上がりました。
2月13日(土)
モンテビデオ(ウルグアイ)
ウルグアイの首都モンテビデオに寄港しました。建国の父アルディガス将軍の像が印象的な独立広場、南米で最も美しいネオクラッシック調の国会議事堂、緑がまぶしく色鮮やかな花が咲き誇っていたプラド公園、ラプラタ川のビーチは日光浴を楽しむ地元の人々で賑わっていました。夜、荷造りをする心境が複雑。お世話になったクルーメンバーと最後のお別れの挨拶。人とのつながりが旅を特別で思い出深いものにするもの。1つ1つの縁・・・地球上にこんなにたくさんの人がいる中で、出会えて本当によかったですね!今回のクルーズのご旅行は、皆様の心で珠玉のように輝き続けることでしょう。
2月14日(日)~2月16日(火)
ブエノスアイレス⇒フランクフルト⇒東京(日本)
ブエノスアイレスに着岸!セレブリティ・インフィニティと最後のお別れに名残惜しく、後ろ髪がひかれる思いでした。ブエノスアイレスの郊外、緑豊かな自然が美しいデルタ地帯のティグレで絵葉書のような景観をご覧になった後、ブエノスアイレスの空港よりフランクフルトを経由して日本へたくさんの思い出と一緒に飛び立ちました。クルーズのご旅行の余韻に浸りながらの空の旅おつかれさまでした。皆様、お帰りなさい!黄金の国「ジパング」へ・・・。次の航海はいつでしょうか。また、新たな夢の世界が皆様をお待ちしています。
それでは皆様お元気で・・・さようなら。
添乗員日記担当