10月11日(木)~10月12日(金)
成田→香港→ローマ
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。 飛行機が予定よりローマに早く到着・・・1時間プレゼントしてもらいました!ローマ名物の巨大な闘技場コロッセオ、古代ローマの民主政治の中心フォーロ・ロマーノ、ローマに帰って来られるようにとコインを投げたトレビの泉、 ローマの休日でお馴染みのスペイン広場、天使の設計と称賛されたパンテオンをご覧頂きました。洗練されたイタリアの石畳の町並みを歩き、バールで本場のカプチーノ・ジェラート・生ハムサンドなどお召し上がりになられましたね。 その後、豪華客船レジェンド・オブ・ザ・シーズ号が待つチビタベッキアの港へ向かいました。驚くほど多くの船が接岸している中、王冠マークのロイヤルカリビアンの船を発見!心地よい緊張感の中、港での乗船手続きをし、ますます気分が高まりました。 今回は、どんな素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
10月13日(土)
終日航海(地中海)
地中海の陽射しを浴びながら、美しい朝を迎えられました。午前中に船内の見学をして、お気に入りの施設を見つけられたことでしょう。 落ち着いた雰囲気の豪華客船の中で、豊かな時の流れを心ゆくまで満喫された方、早速アクティブにイベントに参加して汗を流された方、それぞれの時間を楽しまれました。本日のドレスコードはフォーマル!夕食前に、華やかなキャプテン主催のパーティーがありました。 生バンドに合わせてダンスを楽しまれたり、シャンパンやカクテルを片手にお話をされたり、優雅なひと時を過ごされました。白いユニフォームの似合う爽やかなアルゼンチン人のキャプテンと一緒に記念撮影・・・思い出が一つ増えましたね。
10月14日(日)
ミコノス島(ギリシア)
たくさんの映画の舞台にもなっている「エーゲ海の白い宝石」ミコノス島。デッキから青い海に映える白壁の家々、丘の上には、 かつて小麦を挽いていた風車が見えました。この小さなミコノス島には多くの教会が点在しています。陸まで目と鼻の先でしたが、波が高くテンダーボートが危険とのこと。船長さんの安全第一という判断により、残念ながら上陸できませんでした。 気を取り直して船内のイベントに参加されたリ、のんびりお休みになられたり、絵を描かれたり、「悪いことがあれば、必ず良いこともある!」と明日以降の寄港地により期待を膨らませられました。夜は、シアターでロイヤルカリビアンのダンサーとシンガーによる歌とダンスのショーがあり、 懐かしい曲も演奏されました。
10月15日(月)
クサダシ(トルコ)
トルコの西部にある有数のリゾート地クサダシに寄港しました。絵の具で作り出されたかのような紺碧のエーゲ海を目の前にうっとり。 ここでの観光は何といっても紀元前11世紀に建設されたイオニア人の古代遺跡エフェソス!古代の人々により「薔薇のように美しい」と称され、多くの著名人を魅了してきました。アレクサンドロス大王が憧れ、聖パウロが布教活動を行い、聖母マリアが最期の時を迎えた地。 実際に保存状態の良いエフェソスの遺跡を見て、人間の能力の奥深さを感じました。キリスト教徒の巡礼の地であるキリストの死後に聖母マリアが余生を過ごした家もご覧頂きました。昼から街中を散策され、フレンドリーなトルコ人を相手にショッピングを楽しまれた方もおられました。
10月16日(火)
ロードス島(ギリシア)
「太陽とバラの島」とも呼ばれている風光明媚なロードス島に寄港しました。ロードスの名前は、ギリシア神話の海の神ポセイドンの娘である ニンフ(妖精)から取った説とギリシア語のロドン(バラ)からとったという2つの説があります。夜が明ける前の入港で、星と街灯がキラキラ輝いていました。そして、暗闇の中から日の出と共に、聖ヨハネ騎士団によって作られた城壁が見えてきました。 まず、カミロスの遺跡を観光。わずかに残る柱・土台・壁を目の前に想像力を働かせながら、昔の生活を思い浮かべられましたね。古代に雨水を優れた配水システムで各世帯に供給していたとは、なんとも信じがたいことです。その後、世界遺産のロードス旧市街の観光。 まるで中世に迷い込んだかのような石畳の道や建物が軒を連ねていました。夜は、読売オーシャンクルーズ主催のカクテルパーティーがあり、親睦を深めていただきました。
10月17日(水)
リマソル(キプロス)
キプロスを代表するリゾート地リマソルに寄航しました。澄み切った青空のもと観光をスタート! まず、パフォスのシンボル美の女神アフロディーテが降り立ったと言われる「ペトラ・トゥ・ロミウ」でお写真タイム。吸い込まれそうな海を眺めながら、ボッティッチェリの有名な「ビーナスの誕生」の絵を思い出しました。その後、 パフォスの精巧でカラフルなモザイクの見学。昼食は、滋味溢れる食材を使ったキプロス料理をご賞味頂きました。同席した欧米の方と心を通じさせ、ユーモアいっぱいで話が盛り上がりました。その後、クリオン遺跡観光で、2世紀に建てられた野外劇場や ユストリオスの家のモザイクをご覧になられました。また、車窓から太陽をさんさんと浴びている柑橘類やオリーブなどの木々を眺めました。夜、満点の星空を見ながら、明日も天気になることを確信しました。
10月18日(木)
終日航海(地中海)
朝、デッキに出ると、海風が肌に心地良く体を動かしたい気分にさせられ、澄み渡った青空の下ウォーキングをして、 爽やかな一日をスタートされた方もおられました。地平線を眺めて、海は広いなぁと改めて実感。さて、不思議なもので、船の中でよく顔をあわせる行動パターンがご自身と似ている方がおられませんでしょうか。日に日に顔見知りが増えてきましたね。夜、レストランでは ヘッドウェイター・ウェイター・アシスタントウェイターたちによる「オーソーレミーオ」の合唱がありました。白いナプキンを頭上で振り、拍手をしながらとても盛り上がりました。毎日顔を合わすユーモア溢れるレストランスタッフは愛着が沸いてきて、毎晩会うのが楽しみの一つになりました。
10月19日(金)
アレキサンドリア(エジプト)
異国情緒漂う「地中海の真珠」アレキサンドリアに寄港しました。カイロに次ぐエジプト第二の都市で、紀元前4世紀にマケドニア王国の アレクサンドロス大王によって建設され、絶世の美女クレオパトラがいたことでも有名です。また、ナイル川河口に伸びた半島の港町で、地中海に面して美しいビーチが続き、年間を通してエジプトのマリンリゾートとして高い人気を誇っています。オプショナルツアーではバスに揺られ、 カイロ考古学博物館に行きました。今から4000年以上も昔の物が、保存状態が良く展示されているのに驚かされました。ツタンカーメンのマスクやエジプト歴代ファラオのミーラーなどはるばる遠く日本から足を運んで見る価値のあるものばかりでした。 世界遺産のギザの3大ピラミッドは、今も昔も変わらず人間の探検心をかき立てる魅力がありました。刺激が多く、時空を越えた旅をした一日でした。
10月20日(土)
終日航海(地中海)
本日は、終日航海。サンマルコレストランでは、いつもより豪華なガラブランチがあり、皆様で一緒に食事をしました。 船内ではさまざまなイベントが行われ、デッキでライブ音楽を聴きながらのんびりされたり、ダンスクラスに参加してダンスを習われたり、船内のお店でお買い物をされたり・・・それぞれ楽しまれました。夜、レストランでサプライズ!ポルトガル人の陽気なヘッドウェイターさんが、 私たちのために特別おすしを持ってきてくれました。おすしの味よりもおもてなしの優しい気持ちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。日本ではなかなか余裕がなく見られない日の出と日の入りを眩しい陽射しを感じながら目にし、一日の始まりと終わりが感じられた特別な日でした。
10月21日(日)
ピレウス(ギリシア)
サロニコス湾に面したギリシア最大の港湾都市ピレウスに寄港しました。ピレウスは紀元前5世紀にアテネの指導者テミストクレスによって 外港が築かれて以来、古代から首都アテネの海からの玄関口として栄えてきました。女神アテネに捧げられたパルテノン神殿で知られるアクロポリスの観光!私たちを真っ先に出迎えてくれたのは犬・犬・犬・・・本当にたくさんの犬に出会いました。国会議事堂前では、 凛々しいギリシア人衛兵をご覧頂きました。夜は、ガラビュッフェがありました。氷の彫刻や果物の彫刻を見て感激!お料理も匠の技で芸術の域にまで昇華させていて、食べるのがもったいないくらいでした。全部食べたいけれども、これではお腹がいくつあっても足りませんね。 贅沢な悩みです。
10月22日(月)
ピレウス(ギリシア)
朝から珍しく船が揺れ、ジェットコースターに乗っているような一日でした。船内では、クッキングショーやロイヤルカリビアンの ダンサー・シンガーへの質問タイムなどユニークなイベントがありました。夜は、最後のフォーマルディーで、船内に優雅な空気が流れていました。レストランでのウェイター達の行進を見るとクルーズも終盤であることを実感しました。皆様、気がつけば周りに知り合いがたくさんできましたね。 「こんにちは」「ありがとう」と笑顔で話しかけてくれるクルーの言葉を聞いて、毎日うれしい気分になられましたよね。さて、クルーズも残すところあとわずか・・・今回のクルーズが皆様にとって思い出深いものになりましたでしょうか。
10月23日(火)
ナポリ(イタリア)
スパゲッティ、ピザ、カンツォーネの発祥地で南イタリア最大の都市ナポリに寄港しました。美しい海、明るい太陽に包まれるナポリは、 古代ローマの皇帝から始まり、数多くの芸術家をも魅了してきた土地で、狭い石畳や「ナポリの旗」とも言われているはためく洗濯物など、 良くも悪くもイタリアとイタリア人が凝縮された町です。オプショナルツアーでは、世界遺産断崖絶壁のアマルフィーの海岸の絶景を堪能しながら ドライブをしました。昼は、地元ならではの魚介類に舌鼓。見事一日も雨に降られることなく、観光を終了しました。夜、荷造りをする心境が複雑。 本当に終わってしまうのかなぁ。やっと船生活に慣れてきたと思ったのに・・・。クルーと最後のお別れの挨拶。1つ1つの縁・・・地球上にこんなに たくさんの人がいる中で、出会えてよかった!皆様、出会いを大切にしましょうね!
10月24日(水)→10月25日(木)
チビタベッキア(イタリア)→日本
いよいよ下船で、チビタベッキアに着岸!何度も後ろを振り返り、後ろ髪がひかれる思いでレジェンド・オブ・ザ・シーズ号と最後のお別れ。 ローマの空港より、香港経由で日本へたくさんの思い出と一緒に飛び立ちました。クルーズのご旅行の余韻に浸りながらの空の旅おつかれさまでした。皆様、お帰りなさい!黄金の国「ジパング」へ・・・。次の航海はいつでしょうか。また、新たな夢の世界が皆様をお待ちしています。
では皆様お元気で・・・さようなら。
添乗員日記担当