10月13日(日)
成田→ヒースロー空港→ロンドン市内ホテル
成田空港にご集合いただき、さあ、いよいよ旅の始まりです。ヒースロー空港へ向けて直行です。 その日はロンドン市内のホテルにそのまま向かい、ごゆっくりと休んでいただきました。
10月14日(月)
ロンドン市内観光→サザンプトン港へ
「いざ、エリザベス2へ!!」午前中はロンドンの市内観光があります。バッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院、ビッグベン、トラファルガースクウェア-、 ピカデリーサーカスなどロンドンのシンボルを車窓からご覧頂き、大英博物館を見て回りました。時間が丁度合ったので騎馬兵の行進も生で見て頂けました。 ご昼食にはおいしい中華料理を召し上がって頂き、サザンプトン港へと向かっていきました。係りの方に一部屋ずつお部屋をご案内して頂き (QE2ならではのサービスです。)、お部屋へと進みました。少し特殊な造りの船内で、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。 荷物の整理に船内ツアー、船内避難訓練と慌しい一日となりました。船内での優雅なお食事を召し上がって頂いた後はショーをお楽しみ頂きました。 これからの洋上ライフに胸を弾ませた夜となりました。
10月15日(火)
大西洋クルーズ
「初☆終日航海日」すばらしい快晴の中、初の終日航海日を迎えました。船内のブティックが一斉にオープンし、ショッピングなども楽しむことが出来ました。 この日の夜はフォーマルディナー。夕方からは綺麗に着飾った乗客で一層華やかな夜となりました。 夕食後は、キャプテンのウェルカム・レセプションが行われ、みんなで乾杯をしました。夜のショーもダンスと歌の素晴らしいショーでした。
10月16日(水)
リスボン寄港
「リスボンのハイライト」初の寄港地は、ポルトガル首都「リスボン」でした。港に近づくと4月25日橋が私達を出迎えてくれました。 ツアーにご参加のお客様とは、朝一番にバスを走らせ、大航海時代の雰囲気の残る、ベレン地方の観光が始まりました。川からの侵入者を防ぐために作られたベレンの塔や発見のモニュメントのお写真を撮り、バスコダガマのインド発見を記念して作られた豪華な作りの ジュロニモス修道院もご見学頂きました。大航海時代の船などが飾られている海洋博物館を見学した後は新市街の方へ移動しました。 イギリス国王「エドワード7世」が同盟締結のために訪れたのを記念して作られたエドアルド7世公園から、市内の写真をとり、1755年に起きたリスボン大地震を再建したポンバル伯爵の銅像を一周して、道幅94m、長さ1.5kmの市内一番の大通り、リベルダーデ大通りを通過しました。 バスはバイシャ(旧市街)へと移動し、目抜き通りの手前のコルメシオ広場で降ろして頂き、自由行動を楽しみました。 ビールやパエリアを食べたり、ショッピングをしたり。それぞれのお時間を楽しんで頂きました。素朴な町リスボンになんとなく心落ち着いたのはないでしょうか。
10月17日(木)
地中海クルーズ
「旅の仲間と憧れのQE2に乾杯!!」二日目の終日航海の日。ゆっくりと流れる時間の中でQE2の写真を撮ったり、お好みのマッサージへ行ってみたり、絵のオークションに参加してみたり。 お客様は慣れてきた船内でそれぞれのお時間を楽しまれたようでした。夕食前には、よみうりオーシャンクルーズ主催のささやかなパーティーを開催致しました。 お船では皆様がそれぞれのお時間を過ごされるので、ツアーのお客様全員が顔を合わせることはあまりないので、久々の再会にお話が弾んだようでした。
10月18日(金)
サルディニア島 カリアリ寄港
「歴史のたたずむ港町、カリアリ」地中海で2番目の大きさを誇る、サルディニア島の州都カリアリに到着しました。サルディニアの人口の3分の1を占める港町ですが、 とても落ち着いた雰囲気の町並みでした。少し曇りがかった中、まずは町を一望できる丘に登っていきました。すばらしい町並みでした。 町の湖にはピンクフラミンゴが生息し、のどかな雰囲気も垣間見ることができました。バスはカステッロというこの町で一番歴史のある地域へ 足を踏み入れました。幾度も再建を繰り返された町の大聖堂、サンタマリアカテドラルを見学した後は、11世紀ピサに支配された時、 さらなる外的のアラゴン王国の進入を防ぐために作られた2つの大理石でできた塔をご覧頂きました。曇っていた空がいつの間にか晴天に変わり、 地中海らしい太陽の光が大理石の建物に反射して、とてもいい雰囲気でした。 そして、なんと言ってもずっと撮りたかったQE2の全貌を撮っていただくことができました。 本日のベストショットはまさに≪ウンベルト一世のテラスから見るQE2とカリアリ港≫だったのではないでしょうか。
10月19日(土)
終日航海日
「セカンド・フォーマルナイト」この旅行が始まって、初めての雨が降りました。お昼間はスパに行ったり、マッサージを体験したり、ヘアサロンへ行ったり、エレガントな曲に包まれる中、 アフターヌーンティを楽しんだり。皆様それぞれの一日をお過ごしになったようです。夜はフォーマルナイト。再び華やかな夜となりました。
10月20日(日)
アテネ寄港
「いつ見ても偉大で歴史の詰まったアテネの顔、パルテノン神殿」ヨーロッパでも大きな港ピレウス港に早朝に到着し、アテネの市内観光が始まりました。まずはアクロポリスの丘の見学です。 何十台ものバスが駐車場に止まり、アクロポリスへ上る階段は大渋滞でした。5000人収容でき、今はコンサートホールに使われている へロデス・アティコスの音楽堂やアテナ・ニケ神殿をご覧いただき、前門からペルシャ戦争の勝利を感謝して、 アテネの守護神アテナに捧げられたパルテノン神殿へと進みました。長い歴史の詰まった遺跡にただ感動するばかりでした。 6体の乙女像がシンボルのエルクティオンを見て頂いた後、この丘を後にしました。次はアテネに来たら絶対に見逃せない、オリンピック会場です。 7万人収容できる会場はやっぱり偉大でした。そしてシンタグマ広場の国会議事堂やアテネ大学、アテネ図書館、などを車窓からご覧いただき、 中心部の雰囲気を感じていただきました。少しのお時間でしたが、初めてお越しの方、30年ぶり、40年ぶりに来られた方、それぞれが思い思いの ギリシャでのお時間を楽しんでいただけたようでした。
10月21日(月)
ギリシア ザキントス島寄港
「東洋の花、ザキントス島」今朝はいつもより早いご出発となり、少し肌寒い潮風を浴びながらテンダーボートで港まで移動しました。 イオニア諸島第三番目の大きさを誇る、真っ青な海に囲まれたザキントス島。町中オリーブの木や柑橘類、ブドウの木でいっぱいでした。 とても静かな港町の裏側には、1953年の大地震で町の建物がほとんど全壊してしまったという悲惨な過去を乗り越え、わずか50年余で町を再建した 人々の限りない努力があるのでしょう。今は現代風の建物が立ち並んでいる町並みが広がっています。 オプショナルツアーにご参加のお客様とは30分程くねくねした山道を走り、カンピという村へ行きました。断崖絶壁の絶景に足がすくむほどでした。 真っ青な海の広がるレストランで地酒のウゾと一緒にギリシア料理の肉団子ケフテデスやフェタチーズを食べながら、 民族衣装を着た人達のダンスを楽しみました。バスは地震の際に唯一生き残った町の教会、聖マリナス教会へと移動しました。1874年に完成したドームのない教会。 八つの硬い石の柱で支えられた外観に力強さを感じます。中は祭壇画のイコンが飾られ、とても神聖な雰囲気でした。 最後に町にある2つの丘のうちの一つ、(ロフォスストラの丘)の村、ボハリへと移動しました。 ベネチアに支配されていたころ、ベネチア人達が住んでいた要塞があったところです。その丘からは、ザキントスの町並みが一望できて、 海岸から少し離れたところにQE2が私達の帰りを待っている姿が見渡せました。言葉では言い表せない贅沢な光景にただ感動するばかりでした。 イタリアの支配下に長くいた歴史を持つせいか、ギリシアらしさを感じない町でしたが、自然がいっぱいの、すばらしい海岸線を持つザキントスで、 ユニークなツアーを楽しんでいただきました。
10月22日(火)
シチリア島 パレルモ→終日航海(悪天候のため)
「ぽっかり空いた日」昨晩から荒れた天気が続き、船内は大きな揺れが続いたまま朝を迎えました。突然のキャプテンからの、シチリア島に着岸せず、 ナポリに向かうとのアナウンスに船内は残念そうなざわめき。パレルモのツアーがすべてキャンセルされたのです。 皆様の中にもとても楽しみにしてこられた方がいらっしゃったので、とても残念ですが、いつままた絶対来れるはず。 いつの日かまた改めてシチリアの地に足を運んだ時、必ず今回のことも思い出の一つとして語っていただけるはずです。 さあ、ぽっかりと穴が開いたような絶望感を味わう間もなく、皆様は思い思いに一日を過ごされたようでした。 時間を忘れてリドでお話したり、買い物にでかけたり、勉強をしたり、思いっきり寝たり、サウナへ行ったり。 これこそが船旅のすばらしいところで、特に普段と変わらない生活をしているようでも、何も考えず、ゆっくりと時間が流れていくのを感じられるのです。 昼間はくつろいでいただいたので、夜は皆様でショーをお楽しみいただきました。
10月23日(水)
ナポリ寄港
「限りなく青い海、カプリ島」昨日までの嵐が嘘のように、とても穏やかな海で、肌寒さを感じるものの、傘は必要なさそうです。カプリ島の終日ツアーにご参加のお客様とは、 まずボートに乗って、カプリ島へと向かいました。ローマ皇帝アウグストウス帝が「甘美な快楽の地」と呼んだごとく、その地に踏み入れた瞬間、 とても開放された気分にさせてくれました。到着したのはマリーナ・グランデ。そこから小型バスに乗り、標高286mのアナカプリへと向かいました。 向かう途中のバスの中から断崖絶壁の景色を見下ろし、バスの中では大騒ぎでした。お天気が最高によかったので、リフトに乗って、カプリ島で一番高い、 標高586mのソラーノ山へと上りました。頂上から見る景色は海と雲の境目が分からないくらいで、まるで天国に来たようでした。 エメラルドグリーンがかった青い海と、真っ白な家々のコントラストは言葉には言い表せないほど絶景でした。アナカプリを後にして、 標高142mのカプリの町へと移動いたしました。まずはホテルでお食事、そしてその後はそれぞれのフリータイムを楽しんでいただきました。 たくさんのブティックやお土産やさんが立ち並び、目移りするばかり。今日は女性の方ばかりだったので、皆様お買い物を楽しまれたようでした。 今夜はインターナショナルパーティ。個性的な民族衣装に身を包まれた乗客たちでとても華やかな夜となりました。
10月24日(木)
地中海クルーズ
「感動のピアノコンサート」久々の終日航海となりました。朝からキャプテンによるサイン会があり長蛇の列ができていました。 海は比較的穏やかで、船内はゆっくりと時間が流れていました。夜はカプリ島のツアーでツアーエスコートをしていたロビンさんからコンサートに招待され、 皆様ご一緒に参加しました。とても力強い音響の中に、ロビンさんらしい、やさしい奏でが見られ、すばらしい演奏でしたね。
10月25日(金)
ジブラルタル
「最後の寄港地、要塞の町ジブラルタル」本日はアフリカとスペインの間に位置するイギリス領ジブラルタルに寄港致しました。一番最初にロックの頂上にロープウェーで上り、スペインとアフリカを 見渡していただきました。少し雲がかかっていましたが、イベリア半島がとても綺麗に見えました。ロープウェーで中間駅に戻り、岩山の猿を見に行きました。 アフリカから連れて来られたバーバリーマカク。赤ちゃん猿はとても可愛らしく人気者でした。≪このサルがジブラルタルからいなくなったら英国が ジブラルタルから撤退する≫という伝説は本当なのかもしれません。後半はいよいよ、包囲された大トンネルの見学です。急な坂を徒歩で登っていただき、 洞窟の中に入っていきました。スペインとフランスに攻められた際に作られたトンネル、そして、穴から顔を出す数々の大砲に当時の様子が垣間見ることができます。 トンネルの外からは飛行機が通るときには、道路と滑走路が交差している、ジブラルタルならではの滑走路を見ていただきました。その後は100tの大砲を見に 行きました。口径4.5mの大砲を目にし、あまりの迫力に足が竦むほどでした。ツアーの最後に博物館を訪れ、残りの時間は、ご希望の方とご一緒に町で散策を 楽しみました。イギリス名物のfish&Chipsを食べたり、免税品のお買い物を楽しんだり、イギリス風パブでビールを飲んだり。限りある時間の中で思い思いに 楽しんでいただきました。午後5時、最後の寄港地の出港の瞬間をシャンパンを飲んだり、お写真に収めたりしながら味わっていただきました。 夜は皆様でバーにお酒を飲みに行きました。そして、今日はお月様がとっても綺麗だという知らせを聞き、デッキへ出てみました。 少しの陰もない見事な満月で月の光が海の表面に反射し、とても綺麗でした。船旅ならではのとても贅沢なひとときでした。
10月26日(土)
大西洋クルーズ
「ラストフォーマルディと仮面舞踏会」お船でのお時間も残すところ、あと二日となりました。朝はクッキングデモンストレーションや最後のお買い物でどことなく船内は賑やかでした。 午後の下船説明会でひしひしと旅の終わりを実感されたことでしょう。今日は最後のフォーマルディ。最後の集いの時間ということでさよならパーティを開きました。そしてなんとキャプテンが私達のために顔を出してくれました。皆様一緒に記念撮影し、キャプテンの大サービスで、 ツーショットを一枚ずつ撮りました。本日のメインイベントは待ちに待った仮面舞踏会です。さまざまな仮面をかぶった乗客たちでいつも以上ににぎやかになりました。少しためらいながらも、ダンスにもトライしました。最後ビッグパーティなせいか、最後まで大盛況でした。 パーティの後はガラビュフェに足を運び、氷やスイカで作った彫刻や数々のケーキはまさに芸術品でした。今日の夜はまだまだ続きそうです。
10月27日(日)
大西洋クルーズ
「洋上ライフ最終日」いよいよ最終日を迎えました。いつもと変わらない船内ですが、どことなく乗客たちのさびしさが伝わってくるような気がします。 下船日前日は荷造りに終われ、大忙しでした。
10月28日(月)
サザンプトン→ヒースロー空港
「たくさんの思い出をありがとう、QE2」やはり下船日は朝からとても慌しいです。無事入港し、アナウンスの後、15日間の洋上のマイホームにサヨナラを告げ、QE2を後にしました。 一路ヒースロー空港へと直行致しました。15日後の港周辺の木々はもうすっかり紅葉しておりました。約12時間のフライトの後、無事成田空港へと到着致しました。
10月29日(火)
成田空港着
ツアー終了
添乗員日記担当