7月7日(土)
成田⇒アムステルダム⇒ミラノ
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。 成田空港よりKLMオランダ航空864便で大空に飛び立ちました。まるで人種のるつぼ・・・それぞれの目的地に向けて乗り換えをする多種多様な人々で賑わうアムステルダムのスキポール空港を経由して、空路で約1時間40分・・・夜のベールをまとったミラノに無事到着!日本から遥か遠くまで来たものだという実感が湧いてきました。ホテルでチェックインをして長い1日を終え、部屋に入ると自然と肩の力が抜け、安堵の眠りにつかれました。
7月8日(日)
ミラノ(イタリア)⇒ジェノバ
異文化との出会いに胸を弾ませホテルを出発しました。ラテンの太陽をたっぷり浴び、悠々と育つ植物を車窓から眺めながら、イタリア屈指の港町ジェノバに向かいました。周りの人々を笑顔にするほんわかしたイタリア人ガイドさんに先導され、路地のような入り組んだ裏通りで地元の人々の生活を垣間見ながら、いにしえの栄華を後世へ脈々と受け継ぐ由緒ある宮殿が並ぶガリバルディ通りと黒と白のアラブカラーを基調にしたファサードや内装を持つ壮麗なサン・ロレンツォ教会を訪れました。その後、豪華客船MSCファンタジア号が待つ港へ向かいました。心地よい緊張感の中、港での乗船手続きをし、ますます気分が高まりました。今回は、どんな素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
7月9日(月)
ナポリ(イタリア)
昨日から始まった船旅に期待を膨らませ、甲板に出て肌で感じた海風は心に潤いを与えてくれました。イタリア南部カンパーニア州の州都ナポリに寄港しました。カンツォーネで歌われる風光明媚な一面に加え、鯉のぼりのようになびく洗濯物、わずかな車間を器用に走り抜けるバイク、身体全体で感情を表現する人々・・・ナポリを見ずしてイタリアは語れないという訳がうっすら分かるような気がしましたね。ヴェスヴィオ火山の大噴火によって火山灰に包まれた古代都市ポンペイ遺跡・・・繊細なフレスコ画や装飾が残る公衆浴場、立派な石臼とかまどのパン屋、至る所に必死に生きようとした人々の足跡と凝縮した知恵が残され、想像力を掻きたてながらご覧になられましたね。
7月10日(火)
パレルモ(イタリア)
地中海の十字路でさまざまな歴史と文化が交差するシチリア島のパレルモに寄港しました。新古典様式のポロテアーマ劇場、正面階段が「ゴットファーザー3」の舞台になったマッシモ劇場、スペインバロックの美しいシルエットの装飾が施されたクワトロ・カンティなど・・・クラシックな香りを漂わせる街並みに魅了されました。パラティーナ礼拝堂でのノルマン王が造った黄金のモザイクやモンレアーレでの神秘の輝きを放つモザイクは圧巻!まるで芸術の域まで昇華されていました。夜のドレスコードは、フォーマル!キャプテン主催のウェルカムカクテルタイムでは、ラウンジで皆様揃って音楽演奏を聴きながら、優雅な時間を過ごされましたね。美味な夕食後、キャプテンとアルバムに飾る記念撮影をされた方もおられました。
7月11日(水)
ラ・グレット(チュニジア)
アフリカ大陸の北部、地中海に面したチュニスの外港ラ・グレットに寄港しました。未知との遭遇に心を躍らせタラップを降り、私たちを真っ先に迎えてくれたのは、アフリカのイメージそのもの・・・かつて経験したことのないような灼熱の太陽と砂漠を代表する動物ラクダ!文化の架け橋ガイドさんの興味深いお話に耳を傾けながら、先人たちが魂を込めて造り上げたロマンと伝説のカルタゴ遺跡、白とブルーを基調にした建物と眩しいほど鮮やかに咲き誇るブーゲンビリア・・・絵葉書のような景観に酔いしれたシディブサイド、まるで異郷に迷い込んだかのような旅人の心をくすぐる世界遺産チュニスの旧市街を観光しました。
添乗員日記担当