6月24日(火)
成田→ロンドン
成田空港第1ターミナルご集合時刻。いらっしゃいました方から受付をさせて頂き、改めてのご挨拶。成田空港までの道のりも長かったお客様も多く、早めにご出発ゲートへ向けてご案内致しました。各自少し、ご休憩のお時間をとって頂き、バージンアトランティック航空にて、いよいよ出発です!12時間30分のフライトにて、ロンドンまでの長い空の旅。機内にて、好評のお食事をお楽しみ頂き、少しゆとりあるお席に、ほっとされたお客様も多かったようです。上空も安定し、アイスクリームやおにぎりサービスに喜びの声が上がりました。定刻どおり、ロンドンヒースロー国際航空に着陸。一番に出てきたのに、ターンテーブル3番では、まだまだ私たちのお荷物が回ってくるのには時間がかかりましたね。早めのチェックイン、早めの到着となると、飛行機の奥の方にスーツケースは収められていたのかも知れませんね。 無事確認をし、40分程でロンドン市内オーランド横のロイヤルガーデンホテルに到着。公園に植えられているマロニエ(栃の木)の花が遅咲きで咲き誇り、和やかな雰囲気でした。ご夕食ではホテルのお薦めコースが用意され、疲れも忘れ、お時間があっという間に過ぎるほど、お話が弾みました。
6月25日(水)
ロンドン市内観光
お天気は、晴れ、日差しは良好、気温は24度の中、観光スタートです。二階建てバスを隣に走らせながら、ウェストミンスターズ寺院やビッグベンを目の前にして頂き、お写真タイム!国会議事堂と並ぶ、ビッグベンは、ビッグベルで大きな鐘があり13.5トン。15分ごとに鳴り響くなど、楽しいお話を伺いながらの観光でした。又、熊毛の帽子をかぶった、真っ赤な制服の衛兵とお写真を撮られた事は、大変よい思い出になられた事でしょう。ご昼食は、この後船内にて洋食のお料理が続くことを考慮し、ロンドンの中心地にある中華料理店へ!円卓でのお食事でしたので、お話を弾ませて頂きながらのお時間となりました。渋滞にあいながらの、バス移動でしたが、サザンプトン港に到着!目の前に堂々と構えるクィーン・エリザベス2に上を見たり下を見たり、あっという間に船内へ。各お部屋にお越し頂き、一度ご説明会を、クイーンズルームにて行いました。各レストランにて、初めてのご夕食をご堪能頂き、いよいよ船旅のスタートです!ご夕食の際の皆様のホッとされた表情と、和やかな雰囲気でのサービスにご満喫頂いているご様子が印象的でした。
6月26日(木)
終日航海(北海クルーズ)
終日航海日。いよいよ本格的にイベントがスタートするお日にちです。皆様、目白押しの内容の船内新聞を片手に、場所を確かめるように歩まれましたね。本日は、本格的な船内ツアーに参りました。ご希望のお客様とご一緒に廻りました。クィーン・エリザベス2の歴史探訪ツアーでは、多くの貴重な記念品や、カロニア号やタイタニックのお話など、お船の歴史を学んで頂きました。ジムや、ウォーキングスペース、ダンスにショッピングエリア、シアターや多くのバーとまるで一つの街のようでした。沢山廻る所、その場所にたどり着くまでの距離、使えるエレベーター等、皆様その造りの素晴らしさに感動され、どこからいってみようかと悩まれてしまう程でした。船長主催のウェルカムパーティーは、華やかな皆様がパーティーを更に盛りたてて下さいました。クイーンズルームでのお時間は、忘れられないお時間となった事でしょう。ご夕食では、フォーマルナイトという事で、グッと雰囲気が盛り上がりましたね。そのまま夜のショーまで踊られたり、じっくりとご覧になられたりとあっという間の最初の終日航海日となりました。
6月27日(金)
ベルゲン
最初の寄港地いざ観光へというと大雨が降ってきました。早朝から曇り空を心配しておりましたが、やはりここは一年のうち三分の二が雨という事なので皆様ご納得なさる方も多かったようです。しかし、雨はだんだんやみ、雲も薄くなってきました。ベルゲンの見所、ベルゲン野外博物館へ。18世紀19世紀のハンザ商人の家々を見学頂きました。パン屋さんのお宅では大変細やかな造りになっており、パンを焼く釜や奥の住まいなどじっくりと巡って頂きました。スターヴ教会は、森の奥にある摩訶不思議な教会。北欧の神々を信じていた1050年の教会はキリスト教伝来の前のもの。様々な時代背景で火災にあった事もありましたが、全て木で出来ておりタバコ厳禁と、今でも大切に守られていました。マイナスイオンたっぷりの美しい緑の中に松脂のぬられた存在感ある教会を後にベルゲン市内に戻りました。市内を各自巡り各自QE2へ。本日は、プライベートパティーの日。皆様をヨットクラブにて17時45分にお待ち致しまして、ベルゲンの出港パーティーと共に放水のセレモニーをご覧頂ながら、バーでのお飲み物をお選び頂き、お話を深めて頂きました。美しいヨットクラブの光景は、ベルゲンの街並みを綺麗に映し出していましたね。
6月28日(土)
ヘルシルト ガイランゲル
テンダーボートにて、小型フェリーに乗り、本日はいよいよガイランゲルフィヨルドのハイライトです。自然の雄大さ、目の前に広がるフィヨルドの中に佇むQE2はとても小さく見えました。自然の大きさは時として、私たちの存在の小ささを思い知らせます。パノラマの景色の中に行く筋もの滝が見えてきました。滝や湖は氷河が流れ出して出来たもの。雪渓が少しずつ溶け出し、夏の訪れを告げているようでした。91mの高さを持つヘアピンカーブ。大型バスはまるで下の見えないジェットコースターでした。ダールスニッパの景観は世界遺産にも登録をされた所。皆様がついた時間には綺麗に晴れてきました。谷の中をひっそりと浮かんでいるQE2の横になるように並んで頂きハイポーズ。皆様、思い思いのポーズをお取り頂きました。船内では、ダンスパーティーや、ハープの演奏など、盛り沢山の内容!お疲れも忘れて、直ぐにお着替え頂き、レストランへ。よく動きよく頂き、皆様の体のリズムが本格的にこちらのペースに合ってきていらっしゃるように思われました。
6月29日(日)
フラム
フラム鉄道は、ヨーロッパ鉄道で最も素晴らしい眺望を楽しめる路線として有名です。多くの流れ落ちる滝や、でこぼこ入り組んだフィヨルド。ただ今ベストシーズンという事で、満員列車は進みます。キョスフォッセンの滝では、途中下車を頂き、お写真ストップ!又もう一つ話題の大きな滝ツヴァンテ滝は若返りの水が流れ落ちると言うことで有名。飲んで頂いたお客様の帰りの足どりは、大変軽やかに進まれていました。マイナスイオンたっぷりのしぶきをお顔に浴びて頂き、スタルハイムへ。テラスからの雄大な景観を眺めながらパンケーキとコーヒータイム。ゆったりソファーでは、お話が弾みいつの間にか周りの人だかりが少なくなっており、びっくりしましたね。フラムに戻ると、スーパーマーケットへ行かれたり、お土産市場に出かけたり、もう一度フラム鉄道内の博物館をゆっくりと再度巡られたり思い思いにお過ごし頂きました。又、フラム港の正面に停泊するQE2は雄大で多くのお客様がお写真におさめられていました。又、沢山の現地の方がQE2を惜しむように手を振って下さる出港時の風景が皆様と同様に忘れられません。
6月30日(月)
スタヴァンゲル
スタヴァンゲルでは、気温がグッと下がり13度でした。体を冷やさないように、充分備えてご出発頂きました。本日は、スタヴァンゲルの市内観光。ノルウェーの第4の都市はグランフィヨルドの玄関口。ヴァイキングが征服と探検の航海に出帆した場所でもあり、賑やかな目貫通りが正面に広がり、青空マーケットも広がっていました。海老や果物、そして、目貫通りからもひと際目だつスタヴァンゲル大聖堂。英国の職人たちがゴシック様式とノルマン様式を融合して建造しただけあり、厳かな雰囲気をかもし出しておりました。動乱中の宗教改革をも潜り抜けて今も現代に引き継がれていました。又、紀元4世紀5世紀にさかのぼる鉄器時代の農具や火のおこし方など、体験して頂く場面もあり、興味深いものであったというお声も頂きました。石畳の小道の両側に続く保存状態のよい鮮やかな家々は、綺麗に敷き詰められ、皆様を魅了しておりました。リーセフィヨルドクルージングも人気があり、皆様が笑顔で旅立っていくお姿をお写真に収めさせて頂きました。本日は最期のフォーマルの日。各レストランでは、大きなアイスクリームケーキを持ったウェイター達が練り歩き華やかなパレードとなりました。クイーンズルームのダンスパーティーは、海賊をモチーフにした内装となっており、乗組員帽子を船長の帽子をかぶった多くのお客様が雰囲気を盛り上げていらっしゃいました。又、ダンスが大変人気で、忘れられない一夜となった事でしょう。
7月1日(火)
終日航海日
最後の終日航海日となりました。あっという間ねーと、口々におっしゃる皆様に下船のご案内の用紙や説明会にお呼びするのは、寂しい気持ちで一杯になりました。午前のうちにご支度を少しずつ始めて頂き、午後から沢山船内を巡って頂ける様。お荷物をご用意頂きましたね。お支払い方法のお手伝いをさせて頂いたり、下船の専用ネームタグを用意しましたりとあっという間のお時間となりました。しかし、皆様お上手にお時間をお過ごしになり夜には、しっかりとドレスアップされ、それぞれのレストランにいらっしゃり一安心。日頃と比べ、じっくりとレストランでの団欒をお楽しみ頂いたのではないでしょうか? 楽しいクィーン・エリザベス2での最後の夜をクィーンズルームやバーサイドにて皆様笑顔で過ごされていらっしゃり、頼もしく感じました。本当に沢山のシーンでお写真をとりましたね。お家へ戻られた後、お写真整理に時間がかかると楽しみにされているお客様が印象的でした。
7月2日(水)~7月3日(木)
ロンドンヒースロー国際空港→成田
下船日。クィーン・エリザベス2号ともお別れだね、とお声があがり、心名残惜しく、下船時刻を迎えました。早めにお集まり頂いたクィーンズルーム。もう皆様しっかりなれていらっしゃり、一番の和やかな社交の紳士淑女になられていました。これからロンドンヒースロー国際空港まで2時間と30分です。少しでも空港でのお時間を長くお過ごし頂くために、お荷物の確認やバスのご乗車にもスムーズに進んで頂き、予定よりも早く到着致しました。やはりヒヤヒヤしておりました、荷物の重量オーバーは、団体で進み何とかクリアー!皆様ほっとされてましたが、私が一番重いとお客様からご指摘がありましたので、私自身もホッとしました。少しのお時間ではありましたが、ちょっぴりお買い物を楽しんで頂き、余裕を持って遠い搭乗口に進みました。機内では少しお席の余裕があり、心持ちごゆっくりとお過ごし頂けました。あっという間にやってきたお別れの場、寂しい気持ちで一杯になりました。皆様の温かい元気なお顔が忘れられません。笑顔で、お礼をお伝えし、「又、お会いしましょう」と皆様お互いに言い合っていましたね。又お会い出来る日を楽しみに、どうぞお元気で、お過ごし下さいませ。この度は、誠に、ありがとうございました。
添乗員日記担当