7月7日(水)→7月8日(木)
成田⇒ダラス⇒サンチャゴ
さあ、皆様の浪漫の旅がスタート!ご旅行をお申し込み頂いてから、この日を楽しみに首を長くしてお待ちになっておられたことでしょう。成田空港よりアメリカン航空60便にて大空へ飛び立ちました。ダラスを経由し、長い空の旅を終え、無事にチリの首都サンチャゴに到着しました。まず私たちを真っ先に出迎えてくれたのは雪化粧のアンデス山脈!絶景を堪能しながら市内に向かい、サン・クリストバルの丘、旧市街の中心アルマス広場、チリカトリックの総本山サンチャゴ大聖堂、大統領府のモネダ宮殿などをご覧になられました。夜はピスコ・サワーで乾杯!今回のご旅行ではどのような素晴らしい出会いが私たちを待っていることでしょう。
7月9日(金)
サンチャゴ⇒イースター島
午前中は異国情緒漂うサンチャゴの街を自由に散策されました。1572年に着工されたサン・フランチェスコ教会、手作りでユニークな品々が並ぶマーケット、海の神様ネプチューンの彫刻があるテラス、地元の食材が並ぶスーパーなどをグループで周られました。また、長い年月を経て脈々と後世に受け継がれた作品が並ぶ博物館で芸術に浸る時間を過ごされた方もおられましたね。
こうして飛行機で来られる幸せをしみじみ実感しながら、雄大なアンデスの自然美をバックにしたサンチャゴ空港滑走路から憧憬のイースター島に向け飛び立ちました。空港で可憐なお花の首飾りで歓迎を受け、夜のベールに包まれた大地をホテルに向けて走り抜けました。
7月10日(土)
イースター島
雨風に吹かれながら、今も昔も変わらず人間を魅了し続けるモアイの観光。唯一、眼がはめ込まれているタハイ村にあるアフ・コテリクのモアイ、海を見つめて小高い場所に立つアフ・アキビのモアイ、日本の援助によって復元されたアフ・トンガリキのモアイ、伝説のホツマツア王が上陸したアナケナビーチにある赤いプカオを載せたアフ・ナウ・ナウのモアイ。別名「地球のへそ」テ・ピト・クラでは、日食観測への切実な願いを込めて磁気をもった石に額を付けて不思議なパワーをもらいました。地球の果てとも思えるラノ・ララクの岩場に放置され風化した未完成のモアイ・・・まるでモアイ像作成に励む人々の息吹と夢幻の情緒が伝わってきました。同じ地球上の同世代に確かに存在するモアイ像の世界は、私たちの心と向き合い、無限の力を与えてくれましたね。夕食後、皆既日食についての講座。興味津々なお話に、いよいよ明日に迫った皆既日食の実感が湧き、心地よい緊張感に包まれ、ますます気分が高まりました。
7月11日(日)
イースター島 皆既日食
夜空に星が瞬き、日も昇らぬ暗いうちから日食観測への期待に心が躍りました。先発隊はアフ・ナウ・ナウのモアイ像が並ぶアナケナビーチに向けて一足先に出発!観測場所確保の任務を終え、機材のセッティングにかかられました。チリのテレビ局も取材にかけつけ、インタビューを受けたお客様もおられましたね。部分日食が進み、皆既へのカウントダウン。躍動と静寂・・・1分1秒がこんなにも長いものなのか。それぞれの思いや情熱を胸に込めて、童心に返ったかのかのように目を輝かせ、自然界の神秘に見入り、言葉にならないほどの感動を分かち合いました。7年間の恋を実らせダイヤモンドリングでプロポーズしたガイドのマタウさん!誰もが楽しげで生まれてきたことへの感謝。そして大切な人の顔を思い浮かべた瞬間。幸せに包まれた最も感銘深い1日は、今でも鮮明に皆様の心に刻まれていることでしょう。
7月12日(月)
イースター島
目覚める歓びを感じながら、時空を超えた旅へと出発!火山の噴火によってできたラノカウ火口湖のパノラマ、天地創造の神・マケマケが刻まれた岩とかつて鳥人儀式が行われた島を眺めたオロンゴ儀式村、珍しい女性のモアイとインカ遺跡のような石組のアフがあるアフ・ビナプ、8体のモアイが倒れているアフ・バイフ、考古学者ウィリアム・マロイによって復元されたアフ・フリ・ア・ウレンガ、赤い凝灰岩のプカオが切り出されたプナ・パウ、植物が茂るアナ・テ・パフ洞窟などを観光しました。22年前に日本のテレビ局に夢を語り、モアイ復元に貢献したかつての知事で考古学者セルヒオさんは、実は私たちが宿泊したホテルのオーナー!皆様で記念撮影をしました。紫色の雲がゆっくり流れる薄暮れの空に瞬く月と金星・・・タハイモアイのシルエットが映し出され、まるで別天地のよう!ホテルの中庭での天体観測では、宝石箱のような夜空のキャンパスに星座を探しました。輝く星を無邪気に望遠鏡で覗き、自然と柔らかい笑みを浮かべました。そして、長い夜はあっという間に更けていきました。
7月13日(火)→7月15日(木)
イースター島⇒サンチャゴ⇒マイアミ⇒ニューヨーク⇒東京
サンチャゴで超特急な観光とお食事を終え、マイアミ・ニューヨークで乗り継ぎ日本へたくさんの思い出と一緒に飛び立ちました!人とのつながりが旅を特別で思い出深いものにし、人生をより豊かにするもの。1つ1つの縁・・・地球上にこんなにたくさんの人がいる中で、出会えて本当によかったですね!今回のご旅行は、皆様の心で珠玉のように輝き続けることでしょう。ご旅行の余韻に浸りながらの空の旅おつかれさまでした。皆様、お帰りなさい!黄金の国「ジパング」へ・・・。次のご旅行はいつでしょうか。また、新たな夢の世界が皆様をお待ちしています。それでは皆様お元気で・・・・さようなら。
添乗員日記担当