巡礼の旅
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巡礼とは
四国遍路・観音巡礼
四国八十八ヶ所霊場とは、真言宗の開祖・弘法大師ゆかりの88の札所(零場寺院)のこと。 札所は四国をほぼ一周するように点在しており、「遍路」は海岸沿いの道を指す「辺路(へじ)」に由来するといわれています。 四国八十八か寺の道のりは全行程約1400km。徒歩で回れば50~60日はかかる長い道のりですが、今では癒やし、自分さがしの旅として、宗派を問わず幅広い年齢層に人気があります。
観音巡礼は、観音菩薩を本尊とする巡礼で、全国には数百のコースがあり、代表的なものは秩父、坂東、西国の札所です。 西国33ヶ寺、坂東33ヶ寺、秩父34ヶ寺をすべて巡ると「百観音めぐり」となります。 また、観音札所の巡拝を結願したら、その御礼として信州の善光寺を参拝することが習わしとなっています。
納経と納経帳
各札所でご本尊とお大師さまにお経(写経もしくは読経)を奉納したあとに納経帳に墨書とご宝印(ご朱印)をいただくことをお納経といいます。 参拝せず、スタンプラリーのようにお納経だけいただくのは遍路修行から外れた行為です。ただし、納経受付の締め切り時間が迫っている場合は、納経所に断ったうえで、先にいただいてから参拝してもよいでしょう。納経帳はそれ自体がお守りですので、常に丁重に扱いましょう。2回目以降は、同じ納経帳にご朱印だけを押す「重ね印」を頂戴するのが一般的です。
巡礼のマナー
札所は地元の檀家信徒に守られてきた信仰の場でもあります。 日々お参りし、境内の掃除などをしていらっしゃる地元の方々の気持ちを大事に、境内でゴミを捨てたり、大声で談笑したりなどの行為は慎みましょう。
巡拝姿
お遍路のスタイルともちもの
下記のような菅笠(すげがさ)をかぶり、白装束(しろしょうぞく)に輪袈娑(わげさ)をかけ、手に金剛杖(こんごうづえ)を持つのが基本的なスタイルです。簡略する場合は洋服の上に白衣(はくえ)と輪袈娑を着け、ズボンはトレーニングパンツ、靴はスニーカーでもかまいませんが、色は白が良いでしょう。金剛杖はお大師さまの分身とされ、歩行する際の助けとなるばかりでなく精神的な支えにもなるのでお勧めします。装束を整えることで、遍路修行に対する心構えも違ってくるものです。 これら巡拝用品は各札所にて売られているところもあり、必要に応じて適宜そろえることもできます。
巡拝用品
特に決まりはありませんが、近頃では洋服の上に白衣を付け、輪袈裟・菅笠・金剛杖のみの簡略化したスタイルが多くなっています。正式な巡拝スタイルに用いるお遍路グッズをご紹介します。 四国 …四国八十八ヶ所であるとよいもの 観音 …観音めぐりであるとよいもの
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