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富士登山

毎年20万人以上が訪れる日本一の山、富士山。「一生に一度は富士山に登頂したい!」そんな思いで初挑戦する人にとって、富士登山は分からないことだらけです。ここでは、安全で思い出に残る登山にするための、4つの人気ルートとそれぞれの特徴、おすすめルートをご紹介します。

1. 富士登山におすすめの時期

富士山
富士山 画像提供:五合園レストハウス

富士山の開山期間は雪が溶けた7~9月のわずか2か月余りです。この期間に毎年多くの登山者が訪れるため、週末やお盆時期は混雑が予想されます。また、登山ルートによってそれぞれ開山期間が異なるので、希望の登山ルートの開山時期をしっかり確認しておきましょう。

富士登山を安全に成功させるためには、出発の時間帯や休憩場所の確保、混雑日を避けるなどの登山計画が大切です。登山に適した時期や時間を確認し、無理のない計画を立てましょう。

<例年の富士登山道開通期間>
7月1日頃~9月10日前後 ※登山ルート、残雪などの状況で、開山時期は前後します。

<富士山混雑予想>
開山期間中の週末・祝日・お盆休み期間
※快適に富士登山を楽しむためには、平日や混雑する時間帯を避けた登山がおすすめです。

2. 富士登山の4つのルートを比較&解説!

富士山ルートマップ
富士山ルートマップ 画像提供:富士山における適正利用推進協議会

富士山には大きく分けて4つの登山ルートがあります。それぞれのルートごとに、見える景色もさまざまです。各ルートの特徴を理解し、自身の登山経験に合わせてルートを選びましょう。

2-1 初心者におすすめ!人気の「吉田ルート」(山梨県)

観光客と登山客でにぎわう富士スバルライン五合目
観光客と登山客でにぎわう富士スバルライン五合目 画像提供:ピクスタ

4つのルートの中で最も人気なのが、山梨県側から出発する「吉田ルート」です。古くから利用されている富士山一合目から登頂を目指す「吉田口登山道」に合流できるのもこのルートです。
登山者の出発地となる「富士スバルライン五合目」は、富士山観光で訪れる人でにぎわい、食堂や土産物店、登山用品店などの店舗も多く、出発前に準備をするのにもとても便利な登山口です。

山小屋やトイレ、救護所などの施設が多く、登山道と下山道が分かれているのが特徴です。富士登山者の半数以上が利用する人気ルートのため、週末やお盆シーズンは大変混雑します。山小屋やツアーなどの予約が取れなくなる場合もあるので、このルートを利用する場合は、早めに登山計画を立てるのがおすすめです。

2-4 眺望が良く最短ルートで登れる「富士宮ルート」(静岡県)

富士宮ルート
富士宮ルート©YTS

富士山の南から出発する「富士宮ルート」は、4つの登山口の中で一番標高の高い場所から出発するルートです。登山距離が短く、山小屋や救護所などの施設も整備されているため、吉田ルートに次いで人気のルートです。

駿河湾を一望しながら登ることができる富士宮ルートは、登山道と下山道が同じなため、道を間違える心配がありません。しかし、登山者と下山者で道を譲りあう必要があり、ハイシーズンには混雑が予想されます。岩場の道が多く、勾配が比較的急なので、高山病対策を行いながら、ゆっくりと登りましょう。

2-3静かな登山が人気のロングルート「御殿場ルート」(静岡県)

御殿場ルート 大砂走り
御殿場ルート 大砂走り 画像提供:ピクスタ

富士山の南東から出発する「御殿場ルート」は、山頂までの標高差が大きく、4つの登山ルートの中で最も距離の長いルートです。利用者が比較的少なく、ピーク時でも静かに登山を楽しめます。御殿場口新五合目ではマイカー規制を実施していないため、5合目まで直接マイカーでアクセスできる唯一の登山口となります。

ロングルートで登山距離が長い分、緩やかな傾斜が続き、高山病リスクが低いのも魅力の一つです。異世界を歩いているようなダイナミックな大砂走りの下山道は、富士登山経験者に人気で、リピーターが多いルートとしても知られています。一方、山小屋やトイレなどの施設が少なく、救護所がないなど利便性が低いため、初心者には不向きなルートとなっています。

2-2 高山植物が楽しめる上級者向け「須走ルート」(静岡県)

須走口五合目
須走口五合目 画像提供:ピクスタ

静岡県側から出発する「須走ルート」は、登山口から山頂までの標高差があり、登山道に緑が多く、高山植物などが楽しめるのが特徴です。樹林帯の広がる登山道は、夏場の強い日差しから守ってくれるでしょう。樹林帯エリアを抜けると、ご来光や影富士などを見ることができ、登山上級者に人気のコースです。

利用者が少ない「須走ルート」は、ピーク時などの混雑回避に利用する登山者もいますが、難易度がやや高く、初心者は注意が必要です。樹林帯で濃霧が発生すると、迷子になる危険性もあります。また本八合目からは、「吉田ルート」と合流するため、下山の際は吉田ルートと間違えないよう注意しましょう。

3. 登山ルートの比較とおすすめルート

吉田ルート 富士宮ルート 須走ルート 御殿場ルート
時間(登り) 6時間 5時間 6時間 7時間
時間(下り) 4時間 3時間 3時間 3時間
登山口の標高 2,305m 2,380m 1,970m 1,440m
ルートの特徴 緩やかな道が多く、初心者向け 岩場が多いが、最短ルート。初心者にも人気 高山植物や岩場が多く、上級者向け 火山砂利が多く、ロングルートで上級者向け
山小屋 登山道に複数完備 合目ごとに整備 合目ごとに整備 少ない。新五合目-七合目まで山小屋無し
混雑度 ★★★★★★ ★★★★ ★★★
救護所 五合目・七合目・八合目 八合目 なし なし
ご来光 五合目以上で可 稜線から上がるように見える 樹林帯を越えると可 どこからでも可
マイカー規制 あり あり あり なし
駐車場 富士山パーキング(旧山梨県立富士北麓駐車場) 水ヶ塚公園駐車場 須走多用途広場 御殿場口新五合目

それぞれ4つのルート毎に、所要時間、施設情報なども大きく異なります。しっかり比較して、自身に合ったルートを選び、安全に富士登山を楽しみましょう。また登山時間はあくまで目安です。各自の体力や技術によって大幅に変わります。また、休憩を含まないタイムになりますので、時間に余裕をもって登山計画を立ててください。
富士登山に慣れた上級者には、混雑が少なく静かな登山が可能な「御殿場ルート」や「須走ルート」がおすすめです。

初めて富士登山に挑戦する方には、山小屋や救護所が多く、緩やかな登山道が多い「吉田ルート」、最短距離で登山が可能な「富士宮ルート」がおすすめです。中でも、ご来光が正面にみられ、登山口の施設が充実している「吉田ルート」は一番人気のルートとなっています。

4. 初心者におすすめの登山プランをご紹介

多くの登山客が山頂を目指す
多くの登山客が山頂を目指す©YTS

富士登山は、バスツアー・マイカー・公共交通機関などさまざまな方法でアクセスが可能です。登山者は、山小屋1泊、ゆっくり2泊など、それぞれの日程に合わせて自身に合った登山プランを選択することができます。

富士登山の平均往復距離は約14km程度ですが、登山においては、想像を上回る状況が待っている場合もあります。安全に登山したいのであれば、1泊2日のプランがおすすめです。山小屋での休憩・仮眠を含むプランであれば、突然の天候の変化や高山病にも対応できます。

特に、山小屋での宿泊や交通手段が確保されたバスツアーは、添乗員や専門ガイドのサポートがついているため、ペース配分や休憩場所などを気にすることなく、富士登山を楽しめます。万が一の体調不良にも対応してくれるので、初心者でも安心して参加することができます。

5. 富士登山を安全に楽しむにはバスツアーがおすすめ

マイカー規制や混雑による山小屋不足、高山病などのリスクを避けて、安全に富士登山をするならバスツアーに参加するのがおすすめです。登山のルールやマナー、ルートや安全管理はもちろん、食事や休憩場所、おすすめの景色なども案内してもらえるので、安心して初めての富士登山をお楽しみください。

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