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まるで海上に浮かんでいるかのように見える朱塗りの美しい社殿。平安の昔へと引き寄せられるような雰囲気が厳島神社の魅力です。その堂々たる社殿と、周囲の景観と調和した美しさは一見の価値があります。ここでは世界遺産に指定されている「厳島神社」の特徴や見所についてご紹介します。

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1. 美しい海上の社殿が魅力の世界遺産「厳島神社」

宮島の大鳥居 春の厳島神社 画像提供:ピクスタ

日本三景のひとつ「安芸(あき)の宮島」にあり、その象徴的存在ともいえるのが厳島神社です。世界的にも珍しい「海上の社殿」の風景がシンボルになっています。空と海の青、山々の緑を背景に、鮮やかに映える朱塗りの社殿が堂々と鎮座しており、それらが見事に調和した美しさは一見の価値があります。厳島神社の起源は古く、その歴史は1400年以上といわれています。古来より人々の畏敬を集め、戦禍や災害に見舞われながらも、そのたびに修復されてきました。平安の昔を今に伝えるその姿は歴史的な価値が高く、1996年には世界遺産に登録されました。コロナ禍以前 は年間400万人を超える観光客が訪れていた国内有数の人気観光スポットです。

厳島神社へは、広島市内または廿日市市から船で移動できます。広島駅から山陽線で宮島口駅へ向かい、徒歩数分の JR宮島フェリーのりばからフェリーで移動する方法や、平和記念公園か広島港から高速船に乗る方法があります。移動中、船上から厳島神社の眺めも楽しめます。

基本情報
名称  厳島神社
住所  広島県廿日市市宮島町1-1
連絡先 0829-44-2020(社務所 9~16時)
WEB  厳島神社公式サイト

1-1 厳島神社はなぜ海上に造営されたのか

大鳥居の向こうに見える社殿

厳島神社が海上に造営されたのは、宮島そのものがご神体として崇められていたからです。自然を崇拝し、神域として信仰の場所にしていたからこそ、そのご神体を避ける意味で陸上ではなく海上に社殿が建てられました。手つかずの原始林が残り、太古の姿を現代に伝えています。

緑深い宮島にはいくつかの山がありますが、その中でも最高峰の弥山(みせん・535メートル)の山頂展望台からの眺望は素晴らしいです。広島市街はもちろんのこと、瀬戸内海に浮かぶ島々を360度の大パノラマで見渡すことができます。山頂には弘法大師(空海)が開基した弥山本堂や100日間の修行を行ったとされる求聞持堂(ぐもんじどう)、くぐり岩などの奇石があります。

弥山の山頂へ向かう方法は、登山道を歩くか宮島ロープウエーに乗ります。登山ルートは3つあり、コースによって約1.5~2.5時間かかります。時間に余裕のある方や原始林を楽しみたい方におすすめです。ローブウエーは弥山中腹にある終点の獅子岩駅で降り 、そこから山頂まで登ります。

基本情報
名称  宮島ロープウエー
住所  広島県廿日市市宮島町紅葉谷公園
連絡先 0829-44-0316
WEB  宮島ロープウエー公式サイト

1-2 1400年以上の歴史を今に伝える神社

厳島神社に鎮座するのは、海上安全や財運、芸事の神様である宗像三女神(むなかたさんじょしん)です。古くは記紀に登場し、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)の誓約(うけい)の際に生まれたと伝えられています。創建は飛鳥時代の593年、佐伯鞍職(さえきくらもと)によるものと言われています。

時代は下って1146年、平清盛が安芸守に任命され厳島神社をあつく信仰したことにより、現在の姿へと造営されました。平家一門の力が増すにつれ、後白河上皇や高倉上皇らが訪れるようになり、建築様式や舞楽といった都の文化が持ち込まれるようになりました。

1-3 造形美が際立つ建築物としての魅力も

平安時代を代表する建築様式に寝殿造(しんでんづくり)があります。寝殿造とは 高床式の木造建築で、寝殿を囲むように作られた対屋(たいのや)とそこをつなぐ渡殿(わたどの)という廊下などからなっています。鮮やかな朱塗りが印象に残る上品で繊細な様式は、当時の貴族の住宅によく用いられました。厳島神社には、客(まろうど)神社や舞台、楽房(楽器を演奏する場所)、反橋(そりばし)などがあります。回廊をゆったりと歩き、平安気分を味わってみましょう。

厳島神社のシンボルともいえるのが、遠浅の入江にそびえ立つ大鳥居です。高さ16.6メートル、重さ約60トンというその大きさは、日本最大の木造鳥居とされています。総重量を支える6本の支柱は、砂浜に埋め込まれているのではなく、なんと置かれているだけ。杭や石などで地固めし、自重で安定するよう工夫を凝らした先人の知恵をぜひ見てください。なお、現在の大鳥居は1875(明治8)年に再建された9代目になります。

1-4 干潮時と満潮時で違う楽しみ方

厳島神社は、潮の満ち引きによって、まったく違った楽しみ方ができる場所です。満潮時には、優美な社殿が海に浮かんでいるように見え、干潮時には、大鳥居まで歩いて行くことができます。潮が引いたときのみ現れる「鏡の池」は全部で3つあるとされているので、どこにあるかを探してみてもいいでしょう。

潮の満ち引きの時間や潮位は季節によって変わります。干満が夜になることもありますが、ライトアップされた厳島神社はいっそう神秘的です。干満の時間を知りたい方は、宮島観光協会のサイト に潮見表が掲載されているので参考にしてください。

1-5 平安の昔を彷彿させる神事

平安の雅(みやび)を感じさせてくれるのは、社殿だけではありません。厳島神社には、さまざまな神事があります。平安装束を身にまとった踊り手によって舞楽や神能が奉納され、管絃祭も開催されます。平安時代から続く舞楽は、今も年に10回以上奉納されます。楽曲は約20曲あり、演目はそれぞれ異なります。

厳島合戦に勝利した毛利元就によって始められた神能は、年に1度、旧暦の3月15日(4月中旬)に行われます。管絃祭は旧暦の6月17日(7月中旬~8月上旬 )に行われ、海上に舟をこぎ出して執り行われる神事のため、潮の干満を考慮して日程が決定されます。

2. 名物や特産などの地元グルメ

厳島神社がある宮島には、瀬戸内海の豊かな海の幸を堪能できるグルメがたくさんあります。中でも、アナゴやカキは絶品。おすすめはアナゴ飯です。あまじょっぱいタレで焼かれたアナゴのほかにもアナゴのコース料理や寿司もあり、どれにしようか迷ってしまいそうです。

また、カキもアナゴと並ぶ宮島グルメの代表格です。殻付きの新鮮なカキをそのまま食べるもよし、焼きカキやカキフライにしても良し、炊き込みご飯でも美味しく食べられること間違いなしです。アナゴもカキも、参道を埋めつくす数々の店がそれぞれの味や調理法を競っています。食べ比べて、お気に入りの店を探してみてください。

ちょっと甘いものが欲しいときの定番土産は、もみじまんじゅうです。餡も色々な種類があるので、お好みのものを探してみてください。もみじまんじゅうを天ぷらにした揚げもみじなら、また違った味わいが楽しめますよ。

3. 厳島神社で平安時代の気分を味わおう!

厳島神社には、たくさんの見どころがあります。社殿や大鳥居、弥山、原始林、平安時代を再現する神事など、古(いにしえ)の人々の信仰を感じさせてくれる場所。周辺では瀬戸内海の素晴らしい景観や、自然の恵みを堪能できるグルメもあります。日常とはかけ離れた、平安時代へタイムスリップしたような感覚を味わえる厳島神社へぜひ足を運んでみてください。読売旅行では、厳島神社をはじめとする広島の観光地を巡るツアーを多数ご用意していますので、ご利用ください。

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