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熊本県を代表する観光スポットである「熊本城」。ぜひ観光で訪れたい場所ですが、敷地内はとても広く、何を見ればいいのか迷ってしまいそうです。そこで今回は熊本城の歴史から見どころ、周辺のおすすめ観光地までまとめてご紹介します。

1. 熊本城ってどんなお城?

1-1 「築城の名手」加藤清正が作った難攻不落の名城

熊本城・天守閣  写真提供:熊本城総合事務所

熊本城は戦国武将・加藤清正が茶臼山と呼ばれた台地に築城しました。もともと茶臼山には前身となる「隈本城」が建っていました。1588年、清正は豊臣秀吉から肥後北半国19万5000石を与えられ入城します。1590年に隈本城の改築工事に着手し、茶臼山の丘陵一帯に大規模な城郭を築城しました。

清正は「土木の神様」とも呼ばれるほどの普請の名人。当時の最先端技術を結集し、難攻不落の堅固な熊本城を造り上げ「築城の名手」として名を馳せました。さらに治山治水工事や水田の開発にも力を入れ肥後国?を繁栄させました。今でも地元の人々からは「せいしょこ(清正公)さん」として親しまれています。

基本情報
名称  熊本城
住所  熊本県熊本市中央区本丸1-1
連絡先 096-352-5900
WEB  https://castle.kumamoto-guide.jp/

1-2 名城と謳われる強さと美しさ

熊本城・天守閣 写真提供:熊本城総合事務所

城は当時の軍事施設。清正は近くの川の流れを変え、内堀に利用し鉄壁の城塞を築きました。実戦的な仕掛けも多く備え、戦国時代はもちろん、のちの西南戦争でも薩摩軍からの猛攻に耐え抜きました。その見た目の美しさと西南戦争にも耐えた実績から、日本有数の名城のひとつとして知られています。

1-3 熊本地震 からの復興のシンボル

復旧作業中の天守閣 写真提供:熊本城総合事務所

2016年4月、熊本県をマグニチュード6. 5の地震が襲います。熊本地震は、熊本県益城町で震度7を観測。この地震により熊本城も門や櫓の倒壊、石垣の崩落など大きな被害を受けました。2022年現在も復旧工事中で、石垣が今も崩れたままになっているところも少なくありません。

しかし、熊本市はいち早く天守閣の復旧に着手。5年後の2021年には見事復活し一般公開も再開しました。天守閣の復活は被災した人たちを励まし、熊本城は「復興のシンボル」となったのです。

2. ここは見逃せない!知っておきたい熊本城の見どころ は?

2-1 熊本市街地を見下ろす「天守閣」

熊本城と市電 画像提供:熊本県 商工観光労働部(観光経済交流局) 観光課

堂々たる佇まいでそびえたつ天守閣。外から見上げるだけでも圧巻ですが、観光で行った際は中に入って見学するのがおすすめです。内部には各階ごとに熊本城の歴史が展示されています。イラストや模型などで分かりやすく展示されており、加藤家ゆかりの品々や西南戦争の資料なども見ごたえ十分。あえて見える形で作られた耐震補強の様子にも、熊本地震から復興する力強さを感じられます。

そして最上階の展望台からは、熊本市街を見下ろす大パノラマが。市電が走る様子を眺めていれば気分はまるでお殿様です。天気が良ければ阿蘇の山々まで一望できます。

2-2 豪華絢爛な「本丸御殿」

昭君之間(北面) 写真提供:熊本城総合事務所

「本丸御殿」は当時の雰囲気を体感できる豪華な建物です。見どころはなんといっても金色に輝く「昭君之間」。壁面に?惜しげもなく金箔が貼られた、格式高い広間です。壁画や襖絵に描かれた狩野派による中国の故事「王昭君」の美しい絵画が出迎えてくれます。
※復旧作業中のため、現在は入ることができません。

2-3 築城当時の姿を残す「宇土櫓」

宇土櫓 写真提供:熊本城総合事務所

国の重要文化財に指定されている「宇土櫓」は、築城当時の姿を今に残す貴重な建造物です。熊本城には天守閣とは別に6基の五階櫓があったのですが、その中でも唯一現存しているのがこの宇土櫓です。高さは約19m、3層5階、地下1階建て。「第三の天守」とも呼ばれるほど立派な建造物です。

名前の由来は、宇土城主・小西行長の家臣がこの近くに住み、管理していたと言われています。
※復旧作業中のため、現在は入ることができません。

2-4 迫力満点の武者返し!「石垣群」

二様の石垣 写真提供:熊本城総合事務所

熊本城と言えば迫力のある「石垣群」が一番の見どころです。加藤清正は江戸城の築城にも関わるほどの石垣造りの名人。ダイナミックでありながら精巧な作りで、見るものを圧倒します。近くでよく観察すると、刻印が掘られた石を見つけることができます。これは実際に石垣を作った職人たちの印とも言われています。

敵を寄せ付けない、その急こう配の石垣は「武者返し」の異名も持ち、力強さが伝わってきます。熊本城は毎晩ライトアップも行っており、色とりどりの明かりで照らされた石垣もまた見事です。

3. 熊本城に行くなら立ち寄りたい!おすすめの周辺観光地

3-1 熊本城内の2つのパワースポット 「加藤神社」と「熊本城稲荷神社」

加藤神社 画像提供:加藤神社

 

広大な熊本城の敷地内には2つの神社が鎮座しています。ひとつは築城主の加藤清正を祀った「加藤神社」。清正は戦上手でほぼ負けなしであったということと「加藤」が「勝とう」につながることから、必勝祈願のご利益があると言われています。

もうひとつは「熊本城稲荷神社」です。清正が肥後国に来た際に、城下の繁栄を願って建てられた神社で、商売繁盛、交通安全、五穀豊穣など地元の守り神として多くの人から親しまれています。

基本情報
名称  加藤神社
住所  熊本県熊本市本丸2-1
連絡先 096-352-7316
WEB  http://www.kato-jinja.or.jp/

基本情報
名称  熊本城稲荷神社
住所  熊本市中央区本丸3-13
連絡先 096-355-3521
WEB  http://k-inari.com/

3-2 江戸時代の城下町にタイムスリップ!「桜の馬場 城彩苑」

桜の馬場城彩苑 画像提供:城彩苑

「桜の馬場 城彩苑」も熊本城敷地内にある複合施設です。「熊本城ミュージアムわくわく座」では熊本城の歴史をバーチャル体験できたりお芝居が上演されていたりと、多彩に熊本城の魅力を体験できます。

さらに県内各地の名物が一堂に会するお食事処「桜の小路」は見逃せません。イートインで溶岩焼きや馬肉をいただいたり、ソフトクリームを食べ歩きしたり。おなかも心も満たされること間違いなしです。店舗は江戸時代の城下町を再現しており、江戸情緒に浸りながらお土産選びを楽しめます。

基本情報
名称  桜の馬場 城彩苑
住所  熊本県熊本市中央区二の丸1-1(わくわく座)
連絡先 096-288-5600
WEB  http://www.sakuranobaba-johsaien.jp/

3-3 美しい庭園に癒される「水前寺成趣園」

水前寺成趣園 画像提供:熊本県 商工観光労働部(観光経済交流局) 観光課

「水前寺成趣園」は、阿蘇の伏流水が湧き出る自然の?池を生かした回遊式庭園です。熊本藩5代藩主の細川綱利が整備した美しい庭は、現在、地元の人々の憩いの場所になっています。手入れされた緑と池は美しく調和しており、のんびり散策するのにぴったり。季節によっては梅や桜などの花々に彩られます。

最近では園内にある「梛(なぎ)」が縁結びの木として話題に。葉っぱが丈夫でちぎれないため、この葉を持っていると男女の縁が切れないと言われています。縁結びのパワースポット、ぜひ訪れてください。

基本情報
名称  水前寺成趣園
住所  熊本県熊本市中央区水前寺公園8-1
連絡先 096-383-0074
WEB  http://www.suizenji.or.jp/

3-4 フリースペースでは本を自由に閲覧可能「熊本市現代美術館」

熊本市街地にある「びぷれす熊日会館」にある美術館「熊本市現代美術館」は、市街散策の休憩スポットとしておすすめです。企画展を見る場合は料金がかかりますが、メインギャラリー以外は無料で入れます。フリースペースには美術書から漫画までさまざまな本がそろい、自由に閲覧可能できます。絵本や遊具を置く子育てひろばもあり、家族連れでもゆっくり過ごせます。無料の展覧会を鑑賞したり、ミュージアムショップでお土産を買ったりするのも良いですね。

基本情報
名称  熊本市現代美術館
住所  熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館3F
連絡先 096-278-7500
WEB  https://www.camk.jp/

4. 堂々たる姿の熊本城を堪能して観光も満喫しよう

400年以上の歴史を持つ、熊本県のシンボルである熊本城。美しい姿と難攻不落の城という力強さが人気の理由です。敷地内や近隣にも多く観光スポットがあります。読売旅行では、熊本城をじっくり観光したい 方向けに、百名城ツアーなどお城見学をメインにしたツアーをご用意しています。また、はじめての熊本旅行で、熊本城以外の観光をハイライトで回りたい方は熊本を効率よく満喫できるツアーをご用意していますのでぜひご利用ください。

とりっぷナビ編集部

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