和歌山県は、自然や世界遺産など見どころが満載で、日本からも海外からも注目されている観光地です。和歌山県でおすすめの観光地をご紹介します。
1. 和歌山県ってどんなところ?
そもそも和歌山県はどんなところなのでしょうか? ここでは、和歌山県の魅力を3つ紹介していきます。
1-1 訪問エリアを選んで、安定した天気で旅行ができます!
和歌山県は近畿地方の最南端にある県で、南北に長いため、北部と南部で気候が違います。南部の一部では、台風の影響を受けやすく、降水量が多いですが、逆に台風の時期をはずすと、夏も比較的涼しく、冬は暖かいです。一方北部では、瀬戸内海式気候に属しており、1年を通して天気が安定しています。
1-2 自然の宝庫
和歌山県は、海も山も川もあり、自然が溢れています。特に面積の8割が山地で、古い国名である「紀伊国」は、「木の国」からきていると言われています。
1-3 旬のグルメがもりだくさん
梅 画像提供:あんちん
温暖な気候で育った和歌山県の果物や野菜はとっても美味しいことでも有名です。太陽の恵みをたっぷり受けたみかんや柿、梅は収穫量・出荷量がなんと日本1位!梅に至っては約65%が和歌山県で収穫されています歌山県に行ったらぜひ、フルーツや野菜を食べてみてください。
2. 和歌山県を訪れたら絶対に行くべき!おすすめの観光地をご紹介
ここでは、和歌山県でも屈指の観光地を厳選し、ご紹介していきます。
2-1 その1:熊野那智大社
熊野那智大社 画像提供:(公社)和歌山県観光連盟
熊野那智大社は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成遺産に指定されており、世界各国から多くの観光客が訪れるスポットです。あたりを木や滝などの自然に囲まれた神秘的な神社で、熊野那智大社と熊野本宮大社、熊野速玉大社は3つで熊野三山とされています。463段の石段を登ると6棟の社殿があり、守護神、縁結びの神として崇められている夫須美神(ふすみのかみ)が御主神として祀られています。内庭には、即位前の神武天皇の道案内をした八咫烏(やたがらす)が石に姿を変えているとされる「烏石」があり、パワースポットとして有名です。八咫烏はより良い方向へ導く、お導きの神様とされています。境内では八咫烏にまつわるお守りやおみくじが頒布(はんぷ)されていますので、記念にいかがでしょうか?
基本情報
名称 熊野那智大社 飛瀧神社 那智御瀧/最寄り駅からの所要時間 約30分
住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
連絡先 0735-55-0321
WEB 熊野那智大社公式サイト
2-2 その2:那智の滝
那智の滝 画像提供:那智勝浦町観光協会
世界遺産であり、国指定名勝である那智の滝は、熊野那智大社別宮飛瀧神社の御神体そのものとして崇拝されており、古くから多くの人々の信仰に支えられてきました。また、那智山 青岸渡寺が飛瀧神社と隣接して並ぶのは、明治の神仏分離まで、那智の滝を中心にした神仏習合の名残です。
高さ133mのところからまっすぐ流れる滝はまさに圧巻です。その落差は日本一。厳かに、気高く流れるその様はご神体として祀られてきた所以を感じます。また、那智の滝の東側には国の天然記念物に指定されている那智原始林が広がっており、植物や樹木が生い茂っています。なお、那智原始林は滝修行の場として48の滝に番号と名前が付けられたため、これらの滝は「那智四十八滝」と呼ばれています。
基本情報
名称 那智の滝/最寄り駅からの所要時間 約30分
住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
連絡先 0735-55-0321
WEB 那智の滝公式サイト
2-3 その3:アドベンチャーワールド
アドベンチャーワールドは、海・陸・空のさまざまな動物がいっぺんに見られる観光スポットです。動物園と水族館、遊園地が一体になった全国でも珍しい施設で、毎日多くの子連れやカップルなどで賑わっています。アドベンチャーワールドで人気なのは、ジャイアントパンダです。のんびりと気ままに過ごしているパンダの姿を見ているとすごく癒やされます。また、イルカやクジラのショーも大人気です。大きな体を活かしたダイナミックなショーは、日本一との呼び声も高いです。前方の席は豪快な水しぶきが飛んでくることもあるので要注意!?
基本情報
名称 アドベンチャーワールド/最寄り駅からの所要時間 約15分
住所 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
連絡先 0570-064-481
WEB アドベンチャーワールド公式サイト
2-4 その4:橋杭岩(はしぐいいわ)
橋杭岩 画像提供:(公社)和歌山県観光連盟
橋杭岩は、国の名勝・天然記念物に指定されている岩柱です。串本から大島に向かい大小40の岩柱がそびえ立っており、その姿は壮観です。干潮時には岩間を散歩できますよ。橋杭岩にはある伝説があります。その昔、弘法大師が天の邪鬼と「朝が来るまでにどっちが早く串本から大島に橋をかけられるか」勝負しました。タイムリミットが迫る中、なかなか橋作りが進まない天の邪鬼は焦り、自ら鳥の鳴き声のモノマネをして弘法大師をあざむいたのです。朝が来たと勘違いした弘法大師は途中で橋作りを止めてしまい、作りかけでその場を去ったため橋の杭のみが残ったとされています。橋がかかっていたら橋杭岩の景色がすこし変わっていたかもしれませんね。
基本情報
名称 橋杭岩/最寄り駅からの所要時間 約20分
住所 和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川1549-8連絡先 0735-62-5755
2-5 その5:友ヶ島
友ヶ島 ©YTS
時間がある方は、友ヶ島まで足を伸ばしてみるのもおすすめですよ。友ヶ島は和歌山と淡路島の間の紀淡海峡に浮かぶ、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の総称です。その中の一つ、沖ノ島は旧日本軍の要塞施設として使われていた島で、島の至る所に戦争の面影を残す廃墟が残っています。砲台は戦争後に取り壊されてしまいましたが、長い年月をかけて廃墟と自然が融合し、まるでジブリのような世界観を醸し出しています。中でも第三砲台跡は、雰囲気が有名アニメに出てくる島に似ていると話題になりました。友ヶ島の砲台跡を巡るハイキングコースもあるので、ゆっくりと島内を巡り、独特な世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。
基本情報
名称 友ヶ島/最寄り駅からの所要時間 約20分
住所 和歌山県和歌山市連絡先 073-459-0314
WEB 友ヶ島汽船公式サイト
2-6 その6:和歌山城
和歌山城と桜 画像提供:レストラン雲水
和歌山県観光といえば外すことのできないスポットが、和歌山城です。日本100名城にも入っている和歌山城は、「暴れん坊将軍」で有名な徳川吉宗が居城していた城でもあります。白く美しい天守閣はこれまでに落雷や空襲により消失していて、現在私たちが見ている天守閣は3代目です。春になると場内に咲いた桜が、白い天守閣を美しく彩ります。また、和歌山城の敷地には動物園や公園などが一体となっているので、見どころ満載!1日中いても飽きない観光地として人気です。
基本情報
名称 和歌山城/最寄り駅からの所要時間 約15分
住所 和歌山県和歌山市一番丁3連絡先 073-435-1044
WEB 和歌山城公式サイト
2-7 その7:洞窟温泉 忘帰洞(ぼうきどう)
南紀ホテル浦島・忘帰洞 画像提供:ホテル浦島
洞窟温泉 忘帰洞は、ホテル浦島にある大洞窟温泉です。大きな洞窟の中に天然温泉があり、紀州藩主・徳川頼倫が「帰るのを忘れさせるほど心地よい」と褒めたことから「忘帰洞」と名付けられました。忘帰洞からは太平洋が望めるので、寄せては返す波を見つめながら温泉に浸かると心も体も癒やされるでしょう。ホテル浦島には忘帰洞を含めた5つの温泉が点在しているので、湯巡りもおすすめです。
基本情報
名称 ホテル浦島 洞窟温泉 忘帰洞/最寄り駅からの所要時間 約10分
住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165−2
連絡先 0735-52-4111
WEB ホテル浦島公式サイト
3. 和歌山県をまるごと楽しめるツアーがおすすめ!
和歌山県は自然豊かで見どころ満載の観光地ばかりです。海や山、川を活かした和歌山県ならではの観光地は、スケールが大きく圧倒されるでしょう。県南部などの周遊は公共交通機関で周るには、範囲が広く時間の制約もあるので、自然やグルメを満喫したいなら、和歌山県の魅力を余すとこなく詰め込んだツアーがおすすめです。読売旅行でも、主要都市からの和歌山県ツアーを豊富に取り扱っています。
とりっぷナビ編集部
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