北海道・東北エリア
日本で一番早く紅葉が楽しめる北海道・東北エリア。日本一早い紅葉と言われている北海道の大雪山は例年9月上旬ごろから色づき始めます。雄大な自然が色鮮やかに染まる北海道・東北エリアの紅葉狩りは、絶景に圧倒されるだけでなく、グルメも温泉も充実の旅になること間違いないでしょう!
知床北海道
- 見ごろ(例年)
- 10月上旬~中旬
2005年に世界自然遺産登録となった知床は、原生的な手つかずの自然環境がそのまま残されており、ナナカマド、ミズナラ、キハダ、カラマツなど、様々な木々が彩る紅葉の色合いが素晴らしいです。知床五湖のうちの一湖は湖を巡る遊歩道が整備され、湖面に映る風景に目を奪われます。
層雲峡
北海道
- 見ごろ(例年)
- 9月下旬~10月上旬
層雲峡の紅葉は、例年9月下旬から木々の葉が色づき始める。美しい渓谷に広がる見事な紅葉は、黒岳ロープウェイに乗って眺めるのがおすすめ。また日本の滝100選にも選定されている「流星の滝」・「銀河の滝」も見どころとなっています。
大沼公園
北海道
- 見ごろ(例年)
- 10月中旬~10月下旬
函館から約30キロメートルの場所に位置する大沼公園は、3つの湖と駒ケ岳を抱く自然の姿が美しい国定公園。色鮮やかに染まった山々の紅葉が湖の水面に鏡のように映る光景は素晴らしく、遊覧船やライトアップなどで紅葉を存分に楽しめます。
奥入瀬渓流
青森県
- 見ごろ(例年)
- 10月上旬~11月上旬
十和田湖から続く奥入瀬渓流は渓流沿いに14キロメートルの散策路が整備されています。14の滝と奇岩や奇勝が作り出す渓流美は、紅葉の季節はひときわ美しく人気があります。国特別名勝及び天然記念物に指定されています。
十和田湖
青森県・秋田県
- 見ごろ(例年)
- 10月上旬~10月下旬
青森県と秋田県にまたがる本州最北端の山上湖で湖面の青とその周囲の紅葉が美しい風景を生み出しています。遊覧船からみる湖上から紅葉も素晴らしいです。
八幡平
秋田県・岩手県
- 見ごろ(例年)
- 9月下旬~10月中旬
岩手県から秋田県までの全長約27キロメートルの横断する「八幡平アスピーテライン」は、紅葉と合わせて火山帯の雄大な景色を望むことができる道となっています。
中尊寺
岩手県
- 見ごろ(例年)
- 10月下旬~11月上旬
境内のもみじと建物の対比が美しいことで有名です。国宝の金色堂が有名で、平成23年には中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が世界文化遺産に登録されています。
関東・甲信越エリア
関東・甲信越エリアの紅葉スポットは、それぞれ例年9月下旬~11月下旬の間に見ごろを迎えます。東京から日帰りできる近場や、のんびり温泉旅行ができるスポットまでさまざまです。都会の喧騒を離れ、山里の美しい紅葉に心癒される旅になることでしょう。
袋田の滝茨城県
- 見ごろ(例年)
- 11月上旬~11月中旬
茨城県最北西端にある袋田の滝は、高さ120メートル、幅73メートルの滝が4段に流れ落ちることから「四度(よど)の滝」とも呼ばれる日本三名瀑の一つとなっています。滝を囲むイロハカエデやウルシ、オオモミジなどの紅葉と、滝の白い瀑布のコントラストが美しいです。
清津峡
新潟県
- 見ごろ(例年)
- 10月中旬~11月上旬
日本三大渓谷の一つ清津峡は、国名勝及び天然記念物に指定されています。清津峡渓谷トンネルのパノラマステーションでは、床一面に張られた湧水に色づく紅葉の渓谷が映り込む絶景を見ることができます。
日光
栃木県
- 見ごろ(例年)
- 9月下旬~11月上旬
世界遺産に登録された二荒山神社、東照宮や輪王寺などの寺社の紅葉も見事ですし、いろは坂、華厳の滝、中禅寺湖などの自然の風景も素晴らしいです。日光は各地で様々な紅葉を楽しむことができます。
松川渓谷
長野県
- 見ごろ(例年)
- 10月上旬~11月下旬
千曲川の支流である松川は深い谷の斜面に落葉広葉樹をたずさえる長野県にある紅葉の名所です。渓谷入り口にある赤い高井橋が紅葉に映えて、自然の風景とのコントラストを作り上げています。
奥只見
新潟県
- 見ごろ(例年)
- 10月中旬~11月上旬
日本紅葉の名所100選の一つでもあり、奥只見シルバーライン越えると、山一面が紅葉に包まれる風景に出会えます。奥只見湖の遊覧船は人気が高く、湖上から見る紅葉はとても素晴らしいです。
秋山郷
新潟県・長野県
- 見ごろ(例年)
- 10月中旬~11月上旬
日本の秘境100選に選ばれた秋山郷は、険しい山々に囲まれた中津川渓谷に点在する集落の総称です。渓谷沿いの山々には紅葉する木の種類が多く、さまざまな色に彩られた景観は一見の価値があります。
高尾山
東京都
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~11月下旬
標高599メートルの高尾山は都心から約一時間で行くことができる都内でも有名な紅葉の名所です。山頂からは関東平野を望むことができます。ケーブルカーやリフトから眺める紅葉も素晴らしいです。
北陸・東海エリア
北陸・東海エリアの紅葉スポットは、それぞれ例年9月下旬から12月上旬までの間に見ごろを迎えます。 ユネスコ世界遺産・白川郷の合掌造り集落や、立山黒部アルペンルート、古都金沢などの人気の観光地もこの季節は紅葉で鮮やかに彩られ、より特別な景観を楽しむことができます。
立山黒部アルペンルート富山県・長野県
- 見ごろ(例年)
- 9月下旬~11月上旬
標高3000メートル級の山々から475メートルの立山駅まで、約一か月半をかけて紅葉が降りてくるために、長い期間紅葉を楽しむことができます。立山を背景とした紅葉は山の雄大さとともに美しさを感じさせます。なだらかな溶岩台地に広がる弥陀ヶ原は池塘が点在し、水面と紅葉の風景も美しいです。
兼六園
石川県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~11月下旬
日本三名園の一つ。回遊式の庭園には池だけでなく小山も配置され、様々な紅葉の姿を楽しむことができます。11月は雪吊りの風景もご覧いただけます。
香嵐渓
愛知県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~11月下旬
香積寺の住職によって植えられたのが始まりで、約4000本のもみじがあると言われています。シンボル的存在の待月橋は人気の撮影場所のひとつです。
修善寺
関西エリア
関西エリアの紅葉スポットは、例年11月上旬から12月上旬に見ごろを迎えます。 1年を通して人気の観光地である京都・奈良には、紅葉シーズンになるとさらに多くの人が訪れます。風情ある街並みや歴史ある寺社仏閣、庭園と、真っ赤に染まった紅葉の共演は息をのむ美しさです。
談山神社奈良県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~12月上旬
多武峰(とうのみね)と呼ばれる地域にある神社で、藤原鎌足を祀っています。華麗な社殿が立ち並びますが、中でも世界で唯一現存している木造十三重塔と紅葉の組み合わせが美しいです。関西の日光とも呼ばれ、約3000本のカエデが境内を彩ります。
湖東三山
滋賀県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~11月下旬
琵琶湖の東側にある、西明寺・金剛輪寺・百済寺の3つの寺は湖東三山と呼ばれています。近くにある永源寺とあわせて、紅葉の名所として知られています。
嵐山
京都府
- 見ごろ(例年)
- 11月下旬~12月上旬
京都でも有数の紅葉の名所で、桂川にかかる渡月橋の風景が代表的です。天龍寺や常寂光寺、落柿舎など、紅葉の名所が多く、多くの観光客が訪れています。
東福寺
京都府
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~12月上旬
臨済宗東福寺派の大本山で、境内にある「通天橋」からの眺めが素晴らしいことで有名です。楓は三葉楓で葉先が三つに分かれ、黄金色に色づくのが特徴です。
中国・四国エリア
山陰山陽・四国エリアの紅葉スポットの多くは、11月上旬から12月上旬にかけて見ごろを迎えます。 日本三景の一つ広島の宮島や日本三名園の一つ岡山の後楽園など、一度は訪れたい観光地と紅葉のコントラストの美しさは必見です。
祖谷 かずら橋徳島県
- 見ごろ(例年)
- 11月上旬~11月中旬
祖谷峡にかかるかずら橋は、シラクチカズラを編んで作られたもので、日本三奇橋の一つに数えられます。祖谷川の渓谷は深く切り込まれており、天然素材でつくられた橋と、迫りくる谷、そして流れる川の風景が、紅葉の風景をより際立たせています。
宮島
広島県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~11月下旬
祖谷峡にかかるかずら橋は、シラクチカズラを編んで作られたもので、日本三奇橋の一つに数えられます。祖谷川の渓谷は深く切り込まれており、天然素材でつくられた橋と、迫りくる谷、そして流れる川の風景が、紅葉の風景をより際立たせています。
世界文化遺産巖島神社を有する宮島は自然の宝庫でもあります。弥山の麓にある紅葉谷公園は、江戸時代に苗木が植えられたのが始まりと言われ、今でもその美しさを見せています。
足立美術館
島根県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~12月上旬
祖谷峡にかかるかずら橋は、シラクチカズラを編んで作られたもので、日本三奇橋の一つに数えられます。祖谷川の渓谷は深く切り込まれており、天然素材でつくられた橋と、迫りくる谷、そして流れる川の風景が、紅葉の風景をより際立たせています。
島根県にある美術館で、米誌ランキングで日本一に選ばれる日本庭園を有しています。5万坪を有する庭園は、紅葉の季節にモミジやドウダンツツジなどが庭を彩ります。
寒霞渓
香川県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~11月下旬
祖谷峡にかかるかずら橋は、シラクチカズラを編んで作られたもので、日本三奇橋の一つに数えられます。祖谷川の渓谷は深く切り込まれており、天然素材でつくられた橋と、迫りくる谷、そして流れる川の風景が、紅葉の風景をより際立たせています。
瀬戸内海にある小豆島の中央に位置する寒霞渓は日本三大渓谷美の一つとして称されています。ロープウェイから眺める岩と紅葉、そして瀬戸内海の風景が素晴らしいです。
後楽園
岡山県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~12月上旬
祖谷峡にかかるかずら橋は、シラクチカズラを編んで作られたもので、日本三奇橋の一つに数えられます。祖谷川の渓谷は深く切り込まれており、天然素材でつくられた橋と、迫りくる谷、そして流れる川の風景が、紅葉の風景をより際立たせています。
日本三名園の一つであり、楓の林が美しい「千入の森」は紅葉の名所となっています。千入とは幾度も染めるという意味で、その名称のとおり森は色を変えていきます。
由志園
島根県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~12月上旬
祖谷峡にかかるかずら橋は、シラクチカズラを編んで作られたもので、日本三奇橋の一つに数えられます。祖谷川の渓谷は深く切り込まれており、天然素材でつくられた橋と、迫りくる谷、そして流れる川の風景が、紅葉の風景をより際立たせています。
庭木や石組、滝や灯篭など、風流な意匠をしつらえた回遊式の日本庭園です。美しい曲線の木橋「紅葉橋」の上からは、水面の美しさと紅葉の彩を楽しむことができます。
九州エリア
九州エリアは、紅葉の見ごろが福岡・大分から少しずつ南下していくため、長い期間楽しむことができます。特に、紅葉スポットが多く日本有数の温泉地でもある大分県。紅葉狩りとともに、のんびり温泉旅行がおすすめです。
九酔渓大分県
- 見ごろ(例年)
- 10月下旬~11月中旬
玖珠川流域両岸約2キロメートルに続く断崖絶壁が作り出す渓谷美と紅葉が見事な人気のスポットです。日本一高い歩行者専用吊橋「九重“夢”大吊橋」からの眺めは壮観です。
由布院
大分県
- 見ごろ(例年)
- 11月上旬~11月中旬
豊後富士と呼ばれる由布岳の麓に広がる人気の温泉地で、由布岳をはじめとした盆地一帯が紅葉に包まれます。金鱗湖の周辺にある木々の紅葉も名所の一つです。
九年庵
佐賀県
- 見ごろ(例年)
- 11月中旬~11月下旬
佐賀の実業家、伊丹弥太郎が明治時代に築いた別邸と庭園で、毎年新緑の時期と紅葉の時期に期間限定で公開されます。庭一面の苔と紅葉のコントラストが美しいです。
耶馬渓
大分県
- 見ごろ(例年)
- 10月下旬~11月中旬
大分県にある奇岩が連なる紅葉の名所で、耶馬渓六十六景と呼ばれるほど絶景が点在しています。中でも深耶馬渓は一度に8つの景色が眺望できる一目八景が有名です。
紅葉の時期の気候・服装
紅葉が見ごろの10月~12月上旬頃は、全国的に晴天の日が多く、空気がカラッとさわやかで、気持ちよく出歩くことができる気候です。
この時期に紅葉狩りに出かける際の服装は、以下の2点を心がけましょう。
●スニーカーなどの歩きやすい靴、動きやすい服装
●ジャケットやセーターなどの上着を持参する
紅葉スポットの多くは、山や渓谷など自然豊かな場所が多いため、歩きやすい靴でお出かけしましょう。服装もアクティブに動ける軽装で。標高が高い場所や昼間との気温差など、想像よりも気温が低い場合があるので、プラス一枚脱ぎ着できる防寒着を持参しておくと安心でしょう。さらに12月上旬は、訪問地によりコートが必要になるかもしれません。
また、変わりやすい天候に対応できるよう折り畳み傘などのレイングッズや、日差しが気になる方は日焼け止めクリームや帽子、ストールなどを持参するとよいでしょう。
旅行前には、現地のお天気や気温を確認して適した服装でお出かけするようにしましょう。