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2月9日月曜日 ボーゲン湾停泊  ダモイポイント&ドリアンベイ上陸

いよいよドレーク海峡の荒波を越えて、ノイマイヤー海峡に入り、アンヴァース島に近づいてきました。今日の予定では、ボーゲン湾のクルージングを予定しておりましたが、風の影響で待機となり、午前中はクルージングを断念する事となりました。外は冷たい風が吹き続き、自然の厳しさを実感しました。

船長の粋な計らいで、ポートロックロイのスタッフが船内に乗船し、グッズの販売が行われました。ポストカードやマグネット、ワッペン・切手など、多くのものをご購入されていました。ポートロックロイからイギリス経由にてハガキを出せるということで、お手紙を書かれている方もいらっしゃいいました。南極から、イギリス経由にて日本へ・・・どのくらいで届くのか楽しみです。

午後に備え、しっかりと、ご昼食をお召し上がり頂き、装備を身にまとい、寒空に耐えられるよう重ね着をして、ダモイポイント・ドリアンベイに上陸です。

真横に流れる吹雪の時間帯もありましたが、念願のジェンツーペンギンとの出会いを果たしました。ヒナは随分大きくなっていましたが、寄り添いながら、吹雪に耐える姿が印象的でした。かつて英国探検隊達の補給拠点だった岬、ヴィエンケ島は、真っ白に覆われた雪の中でもジェンツーペンギンの大切な暮らしを守っていました。ゾディアックボートに初めて乗り、雪降り仕切る中、最初に出会ったペンギン達に歓声を上げながらも、5メートルという距離を意識しながらペンギンと距離をあけ見学しました。一つ一つの仕草や動きをじっと見つめ、沢山のお写真を撮って頂きました。寒い寒いと繰り返しながらも、パルカ自体は温かく、顔や口元に吹き付ける吹雪を何とか避けようと、パルカの首元を深くかぶりながら、皆様本船に戻ってきました。ブーツをブラシでこするケースにつけ、消毒用の液体のケースにつけ、クルーズカードをスキャンし戻った事を記録し、ブーツを脱ぎます。3デッキのメインラウンジの扉を開けると、温かいスープや、リズミカルな音楽が聴こえてきました。それは、チャチャチャダンス講座の光景でした。たった今、厳しい大自然を目の当たりにしたと思うと、すぐに愉快なダンス教室を横目に、和やかな皆の笑顔がありました。これぞ、クルーズ船の「ル・ボレアル号」の魅力かと、改めて実感するひとときでした。さあ、ライフジャケット、パルカとブーツをお部屋に置いて賑やかな船内に、再び皆さま出発です。

2月10日火曜日 ポートシャルコー上陸 ピーターマン島上陸

まだまだ、雪のちらつく灰色の雲の中、雪山や氷山が垣間見えるようになりました。風はまだまだ冷たいですが、1903年第一次シャルコー探検家の越冬隊の越冬地に上陸です。集合場所の3デッキ、メインラウンジでは、パルカと中に厚着をするため、ポカポカ暖かく、早く外に出たいとおっしゃられるお客様もいました。雪深く降りしきる中、岸壁に見えてきたのは沢山のジェンツーペンギンの群れでした。船体を眺望できる高台からは、幻想的な姿が見えました。足元の雪を確認しながら、足場を選びながら、目印の旗を辿って進んで頂きました。ジェンツーペンギンが間近に見る事のできるポイントでは、皆さま順番にお写真を撮りました。オオトウゾクカモメが、巣の上を飛び回り、ヒナを狙っている光景も見えました。吹雪の中、必死に同じ方向を向いて風を避けようとしているたくましい姿を皆さま、しっかり観察していただきました。

ご昼食の後は、ピーターマン島に上陸です。すっかりゾディアックボートに慣れたようで、乗り降りも上手で大変スムーズな移動でした。ピーターパン島は、ドイツの探検家によって発見された南極半島の島です。ジェンツーペンギンと共に、数少ないアデリーペンギンが共存している場所でした。簡単でフラットなルートと、上りのあるハードなコースが設けられ、それぞれの足に合わせて進みます。ハードコースでは、息が上がり、吹きつける雪に向かいながら進む場所もありましたが、壮大な氷河の景色が目の前に広がり、自然の偉大さに皆さまの言葉よりも、先にカメラのシャター音が聴こえました。

雪山の上には亡くなった越冬隊の慰霊碑である十字架が掲げられ、そこから見える本船は、大自然に溶け込んだようでした。アデリーペンギンとジェンツーペンギンの巣の間には、ペタペタ歩くペンギンが行き交い、ひなに餌を与える為に、海岸を目指します。海の中のオキアミをたくさんお腹に入れ、ひなの側に戻り与えます。どれだけの回数をこなせば、これ程の大きさにひなが育つのかと、皆様とお話ししながら巡りました。ペンギンのひたむきさに心打たれる時間となりました。

本船に戻った後は、いよいよ壮大な景色に出会えるルメール海峡です。今日は、オープンデッキに出て、迫り来る氷山や雪を被る切り立った岩山を本格的に見ていただく時間。キャビアとシャンパンの振る舞いもあり、一生分のキャビアを食べ尽くすかのようにおかわりをしている方もいらっしゃいました。プールで泳いだり、ダンスを見たり、贅沢な時間を過ごすことができました。

夕日が美しいオープンデッキでは何度もザトウクジラが、船の近くを泳ぎ、目の前でご覧頂いたお客様の多かったのではないでしょうか。バブルネットフィーディングという、ザトウクジラが獲物を取り囲む様子も間近で見ることができました。ご夕食は思い思いの場所、多くの方がオープンデッキ近くのビュッフェレストランで召し上がり、パルカを着て、船首や船尾にて美しい自然の造形美を眺めるお客様も多かったようです。

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