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6月30日(月)

東京成田⇒ヘルシンキ

成田空港に午前9時集合。フィンランド航空74便にて一路、フィンランドはヘルシンキへ。約10時間20分のフライトの後、定刻でヘルシンキ空港到着。本日は空港隣接のヒルトン・ヘルシンキにてご一泊。翌日のムルマンスクへの移動に備えました。

7月1日(火)

ムルマンスク 北極点に向けて 出航

船に乗る各国の仲間と共にホテルより空港へ。
ヘルシンキ11時発 AY7603便(チャーター便)にてムルマンスクへ。 ムルマンスクまでは約1時間30分ほどのフライトです。到着時に降っていた雨も上がり、降り立った時には青空が広がっていました。そして長い長い入国手続きを終え、市内へ。 空港から港までは約40分ほどの道のりですが、乗船までの時間を利用してムルマンスク市内を観光しました。 クルスク潜水艦の記念碑や青空に映える聖ニコラ教会で写真ストップ。そこからさらに車を進めて、ドイツ軍の侵攻を防いだことを記念して造られた戦勝記念碑、高さ40mの「アルーシャ」の像もご覧いただきました。そしていよいよバスは港に入り、検問を済ませて乗船です!
乗客110名、アレックス隊長率いるエクスペデションチーム14名を含む約50名のスタッフとロシア人120名のスタッフが私たちと共に北極点を目指します。 乗船後、オリエンテーションではアレックス隊長より、エクスペディションチームの紹介がありました。 コーディネーターのシェリー、歴史学者のボブ、海洋生物学者のコンラッド、地質学者のノーム、ガイドのコリン・ティムール・ヴァル・ソラン・ウラジミール、そしてショップマネージャーのニコラ、船医サマンサ、バルーンパイロットのキフ・ヴィクトール、そして画家のブレッド。それぞれ個性溢れるユニークなメンバーが私たちの旅のサポートをしてくれます。 その後、探検に備えてのパルカを受け取りました。これで寒さ対策もばっちりです!!
夕食が中盤に差し掛かった19時頃、いよいよ出航です。長い1日が終わり、本日は早めにおやすみいただきましたが、白夜が続き明るい夜・・・なかなか寝付けない方も多かったようです。

7月2日(水)

バレンツ海を北上

北緯72度6分・東経36度14分北極点まで 1080海里(約2000km)  外気温1.6℃(7:30現在)

波は全くなく、穏やかな海を船は北上しています。
午前中、コンラッドさんの“ホッキョククマの生態”についての講座が開かれました。 北極圏に住む動物たちの頂点に君臨するホッキョクグマについて、彼らは陸上動物ではなく海生哺乳類(カワウソなどと同類)であることや100kmも泳ぐことが出来ること!聴覚はあまり良くないものの嗅覚は犬の50倍もあること(20kmも離れたものも嗅覚で感知でき、4mも下にいるアザラシを見つけることが出来るそうです)や彼らの毛は実は1本1本がストローのように空洞になっていることなどを学びました。また時折、写真やテレビなどで彼らが腕を広げたようにしてうつぶせになっている姿を見ますが、それはただ寝ているだけではなく、腋の下や股のあたりの毛の薄いところを冷やして、体温を下げているのだそうです。非常に興味深いですね。彼らに出会うのが楽しみになってきました。
その後、探検隊長のアレックスより、「救命ボート」に関しての説明。極地における緊急時についての安全に関する説明がありました。 説明会の後には避難訓練が行われ、それぞれ自分が避難する救命ボートの前に集合し、救命ボートへの乗船体験もしました。 昼食後、上陸やヘリコプター搭乗の際に使用する長靴が体育館にて配布されました。 午後はボブ先生による北極講座“北極事始め~そのベールを脱ぐ~”の講座でした。北極の歴史について非常に興味深い講座でしたね。
夕方には、船長主催のカクテルパーティーが開かれました。貫録のある素敵な船長さんをはじめ、制服姿の凛々しい船員の方々の紹介がされました。 彼らが私たちを安全かつ快適に北極点まで連れて行ってくれます。カクテルパーティーの後はウエルカムディナーです。私たちの食事は非常にバラエティーに富んでおり、昼食・夕食のメインコースはお魚・お肉・ベジタリアンが準備されており、その日の気分で選んでいただくことが出来ます。また、ビュッフェにはサラダの他に、アジア料理も並んでいます。私たち日本人のためにお味噌汁とご飯も用意されておりました。

7月3日(木)

フランツヨーゼフランド

北緯78度22分・東経46度24分北極点まで 92海里(約170km)  外気温0.2℃(7:30現在)

穏やかなバレンツ海を船は北上していきます。
午前中、鳥類学者のマリア先生から“フランツヨーゼフランドの鳥たち”についての講座が開かれました。 講義の後、ティムールさんによる“ロシア語講座”でロシア語の勉強をされた方もいらっしゃいましたね。
☆スパスィーバ:ありがとう
☆パジャヤルスタ:どういたしまして。どうぞ。お願いします。
☆スパコイネイノーチェ:おやすみなさい
☆ダスィダーニャ:またね!
講義の後、研究調査のためこれから数か月、フランツヨーゼフランドに滞在する先生たちとそれに必要な装備の数々をフローラ岬にヘリコプターで搬送しました。 早速、船に搭載しているヘリコプターが活躍するところを見ることができました。
そして、その輸送作戦が進んでいる最中に、今回の旅で初めての動物“セイウチ”が登場。氷の上で仲良く並んでひなたぼっこ?をしているセイウチたちやゾディアックを運転していたコリンさんを追いかけて?いたセイウチもいましたね。 その後、夕方には初の“ホッキョクグマ発見!”のアナウンス。とても大きなオスのホッキョクグマで、アザラシを食べていました。ホッキョクグマは、とてもお腹が空いているとき以外はアザラシの皮と皮下脂肪しか食べないのだそうです。
食事の後は、デッキにてヴァルさん主催のホットチョコレート・パーティー! 非常に寒くはありましたが、外の景色を眺めながら、たくさんの写真を撮ったりして楽しみました。 図書室で、映画「レース・フォー・ザ・ポール」~北極点への挑戦~の日本人プライベート上映会をお楽しみいただきました

7月4日(金)

北極海を北進

北緯82度49分・東経52度8分北極点まで 43.1海里(約798km)  外気温0.2℃(7:30現在)

だんだんと船が進むにつれて、船の揺れが大きくなってきました。
今日は非常に天気がよく視界も良好!ということで、ヘリコプターでの遊覧飛行が実施されました。 今か今かと順番を待っていましたが・・・視界が悪くなり、しばらく中止。 その間、海洋生物学者コンラッドさんによる“ホッキョクグマ”講座が開催されました。その時、“ホッキョクグマ発見!!”のアナウンスが!昨日に引き続き、今日もクマの姿を見ることができました。今日、であったホッキョクグマは雌だそうです。
昼食を挟んで午後はボブ先生による「海図の歴史~北極海および北極点~」の講座が開催されました。 その後は船医でもありカメラマンでもあるサムによる「北極における写真撮影入門講座」。構図や氷を映す時の注意点・絞りの調整などについて教えてもらいました。 ボブ先生の講座「氷を割って進む砕氷船、その方法とは」では、砕氷船のメカニズムや歴史などについての興味深い話を聞きました。氷を割って進む砕氷船を見ていると船体の横から泡のようなものがでていますが、これは船体の横にある穴から圧搾空気が出され、船が割った氷が船体にまとわりつかないようなシステムになっているのだそうです。氷の厚さは1枚氷で1~2m、重なりあっているもので3~5m位になるそうです。
そして夜は「ネプチューン祭」。北極点に向かうには海の神様ネプチューンの許しを得なくてはなりません。デッキで行われた海の伝統行事に参加しました。無事に船長とエクスペディションリーダーのアレックスが北極点までのカギを受け取り、みなさん無事に北極点までの旅を続けられることになりました。ネプチューンとの記念撮影や聖水(ウォッカ?)をいただき、旅は続きます。夕食はBBQを楽しみました。

7月5日(土)

北極点を目指し、海氷の中を北進

北緯86度57分・東経52度19分北極点まで 100海里(約185km) 外気温0.6℃(7:30現在)

今日も青空の美しい、気持ちの良い朝を迎えました。
氷の厚さも日増しに厚くなり、船の揺れも大きくなってきました。北極点が近づくのを実感してきました。 予定されていたスケジュールが前倒しとなり、朝食後に隊長のアレックスから北極点到達までの最後のプロセスや到着後のアクティビティについて説明がありました。早ければ今夜、または明日の早朝には北極点に到達の模様です!
続いて、熱気球体験を希望される方へのレクチャーがありました。みなさん申し込まれていましたね。 今日のボブ先生の講義は「北極点到達」。北極点到達の歴史についてのとても興味深いお話をいただきました。 そしてヘリコプター遊覧のアナウンスが!ヘリポートの前で記念撮影をして、いざ乗り込み出発です。 ヘリコプターから50イヤーズ・オブ・ヴィクトリーが、一面氷の世界の中で豪快に氷を砕きながら進む迫力あふれる姿をご覧いただきました。 今日は霧が出やすく、天気の状態を伺いながらチャンスを狙ってのフライトでしたが、みなさんお楽しみいただけたことかと思います。

夕方はコリン先生による講座「ロシアにおける氷河地域」が開かれました。 リキャップ・今日の復習の後、今夜は船長主催のカクテルパーティに日本人グループが招待され、船長さんのお部屋でカクテルをいただき、記念撮影をしました。貫録のある素敵な船長さんですね。夕食後は、北極点到着に備えます!さて到着は今夜か果たして明朝となるのでしょうか?

7月6日(日)

北極点到達

北緯90度57分・東経52度19分04:34分

朝3時5分、隊長のアレックスより北極点まであと10海里(約18.52km)とのアナウンス!
3時半には北極点まで5海里、3時40分には4海里となり、デッキに集合してその時を待ちました。外は非常に穏やかで美しい青空が広がっていました。 そしてついに4時34分、汽笛が鳴り響き、北極点に到達。北極点到達をなしえた世界で103隻目の船上で、その感動の瞬間を味わいました。 隊長アレックスからの挨拶のあと、デッキでの記念撮影。船が出港してから4日間と14時間で北極点に到達しました。
朝、8時半ごろには着氷できる場所に船が移動し、ついに氷上に降り立ちました。 まずはみんなで“North Pole 90°”の看板を囲んで輪になって記念撮影。私たちが降り立った氷の下はなんと水深3000mの北極海が広がっていると聞き、皆さんが大変驚いていた事を覚えております。 また今日は非常に天気も良かったことから、熱気球体験もできました。私たち日本人グループは、早々に体験することができ、上空から一面氷の世界、そして氷上に堂々と停まる船の姿をご覧いただくことが出来ました。その後は北緯90度の標識の前で写真を撮ったり、イリジウム電話で北極点からの2分間無料電話を掛けたり、各国への方角、距離を表した標識の前での撮影、船の錨を持っての写真など思い思いの記念撮影をお楽しみ頂いたことかと思います。
また勇気のある方々はポーラーブランジ・北極点の寒中水泳大会に参加されていましたね!氷が浮かぶ海の中へダイブ!!たくさんの方が体験されていました!飛び込んだ後はウォッカで体を温めていただき、昼食は氷上BBQパーティーをお楽しみいただきました。 北極でいただいたカキ氷の味はいかがでしたか?夕方はアフトラウンジにて北極点到達を祝っての乾杯とホッキョククマ保護を目的とするチャリティーオークションが行われました。非常に盛り上がりましたね。

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