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6月10日(水)

フランツヨーゼフランドへむけ南進

北緯87度45分・東経44度28分(午前8時現在)

今朝は昨日の疲れをとるために朝の目覚まし放送はありませんでしたが、皆様元気に朝から船内を散策されていましたね。午前中はこれからフランツヨーゼフランドに近づくにつれて、再びの出会いが期待されるホッキョクグマのドキュメンタリー映画を日本人貸切上映でご覧頂きました。
そして昨日大活躍の気球パイロットキフさんのお話を聞き始めたその時アレックスよりヘリコプター遊覧開始のアナウンスです。しかも今回は私達のグループが一番ということで慌ててパルカを着てその時を待ちました。今日は良いお天気の中の遊覧飛行でした。どこまでも続く青い空と白い海氷。地球の丸さを感じました。午後はファブリス先生による「海鳥の世界講座」です。最近海鳥の死因で多いのは人間が捨てたプラスチックごみを食べてしまったことによることだそうです。亡くなったアホウドリのおなかの中からでてきたプラスチックごみの多さにびっくりしました。海鳥は考えてから食べるのではなく、生きるために考える前に食べます。人間は気を付けなければいけません。
本日の夕食はホテルマネージャー、カールハインツ誇るレストランスタッフによる「北極点到達記念スペシャルディナー」です。フォアグラの前菜に始まり、キノコクリームスープ、シャーベットの口直しにつづきメインは3種類から選べます。イセエビ、プライムリブステーキ、ベジタリアンチーズフライ。そしてチョコレートムースのデザートです。アジアン料理シェフもいるので毎食アジアンディッシュもでます。またワインやビール、ソフトドリンクがサービスなのもうれしいですね。船はまだまだ海氷の中を進みます。

6月11日(木)

フランツヨーゼフランドへむけ南進

北緯83度20分・東経56度4分 フランツヨーゼフランド北部の島、ルドルフ島まで81海里(151キロ)外気温0度

今日は朝いちばんボブ先生の「フランツヨーゼフランド講座」が始まる直前、久しぶりのアレックスの「ホッキョクグマ発見!」のアナウンスです。この旅の13頭目のホッキョクグマです。いよいよ島に近づいてきたのだなと感じました。
これから訪れるフランツヨーゼフランドにはユーラシア大陸最北端、北緯80度から82度にかけて散在する191の島々です。ボブ先生のレクチャーで予習はばっちりです。そして続いてはジム先生による、これからの出会いに期待が膨らむ「北極に住むアザラシやセイウチ講座」でした。フランツヨーゼフランドにはたくさんのセイウチが住んでいます。
午後の日本人グループでドキュメンタリー映画をみていた途中にもホッキョクグマが現れましたね。本日、外はプラス気温でしたが風が強くホッキョクグマも寒さの為雪穴にかくれてしまいました。夕方のリキャップではこれから訪れるフランツヨーゼフランドのプランをアレックスが説明しました。もうフランツヨーゼフランドまで目と鼻の先です。
ルドルフ島のフリグリー岬に近づいた頃、私達は船長の部屋に招待された時間になりました。船長は、50イヤーズ・オブ・ヴィクトリー号の右舷にあるへこみの秘密や、今までで船上で苦労したこと、どうやって船長になったかなどを教えてくださいました。最後にみんなで記念写真を撮りました。
夕食のあとヴィクトリーバーにいるとルドルフ島のポーラーステーションが正面にみえてきました。そこへボブ先生が登場し島の歴史についての特別講座を開いて下さいました。島が近づき見どころたくさん。これからは寝不足が続きそうですね。

6月12日(金)

フランツヨーゼフランド

北緯81度16分・東経55度9分 (6時30分現在)

昨日から船はフランツヨーゼフランドの島の間を航行中です。少し早起きして食事前にボブ先生とジャクソン島のノルウェイ岬を見学しました。
フリチョフ・ナンセンとハルマール・ヨハンセンの越冬小屋の跡地をみることができました。当時二人はセイウチを捕まえその肉を食べ、皮を小屋の屋根に使った話を聞きました。朝食の時もホッキョクグマタイム。今クルーズ15頭目。その後続けて親子グマも発見しました。この親子グマはじっと動きません。アザラシの呼吸穴をみつけたのでアザラシが顔をだすのをまっているのです。私たちも待つことにしました。クマは左舷側でじっと獲物を狙っていますが、双眼鏡で右舷側を見ると遠くには獲物であるアザラシが5頭ひなたぼっこをしているのがみえました。狩りはなかなかうまくいきませんね。
船長が小さな島の氷河近くを航行してくれました。デッキで急遽地質学者コリン先生の講義です。実物を見ながらの講義はおもしろいですね。この美しい氷河を空からみるためにヘリコプター遊覧がはじまりました。午後はウィルチェック島の氷河を引き続きヘリコプター遊覧で見学しました。
アレックスは私達乗客全員がこの船の天気の担当だと任命しましたが、今日は本当に素晴らしい天気に恵まれました。また今日だけでホッキョクグマは5頭みることができました。夕食はデッキでBBQディナーです。最高の景色が最高の味付けになり3つ星レストラン以上のおいしさでしたね。

6月13日(土)

フランツヨーゼフランド

北緯80度26分・東経56度30分 (6時40分現在)

今朝の目覚まし放送は再びのホッキョクグマ登場のアナウンスでした。しかし今日の主役は何といってもセイウチでしたね。セイウチが3グループも氷の上で日向ぼっこをしまいた。船は微速前進でセイウチに気づかれないようにそっと近づきます。聞こえるのはカメラのシャッター音だけです。セイウチはとても音に敏感で特に金属の音など慣れていない音が聞こえるとすぐに海にもぐってしまいます。接近は成功し今回はとても近くから写真をとることができました。
その一時間後にもセイウチ登場です。今度はホッキョクグマも一緒に登場しました。ホッキョクグマがセイウチのグループの近くを歩いたので狩りをするのではと思いましたが、ホッキョクグマはめったなことではセイウチを襲いません。大きな牙をもつセイウチはあまりにリスクが高いからです。ホッキョクグマはそのまま海に潜っていきました。船はフランツヨーゼフ諸島の東南部ネグリフィヨルドを航行予定でしたがそのあたり一帯には霧が立ち込めてどうやら進めそうにありません。代わりに進路を西にとりロシア語で「穏やかな湾」という名をもつティカヤブクタへと進みます。ここで有名なのは鳥の営巣地、ルビニロックです。ここではミツユビカモメやハシブトウミガラスが巣をつくります。突然現れた鳥の集団に圧倒されました。ハシブトウミガラスはペンギンそっくりの鳥でバタバタと不器用そうに羽を動かし空を飛びます。また立っている姿は本当にペンギンそのものでした。ファブリス先生の海鳥講座をデッキで聞いて、霧の中のあるはずのロシアのセドフ基地の講座をボブ先生がしてくれました。そして船はまだ残るパックアイスの中を南進します。
夕食後にまたセイウチ発見のアナウンス。今クルーズの中で一番たくさんのセイウチの集団でした。1つの集団は水にもぐり、1つの集団は船に興味があるのか近づいても逃げようとしません。じっくり観察したあと船は動き始めました。そこでデッキにいるみんなにむけてドミトリフ船長からの操舵室からのスピーチ。みんなで乾杯。そして再びホッキョグマ発見のアナウンスです。本当にたくさんの野性動物に出会えた一日でした。明日はもう氷のない海域に入ります。ホッキョクグマ、セイウチ、アザラシとはこれでお別れです。

6月14日(日)

北バレンツ海を南進

北緯78度02分・東経44度45分 (7時30分現在)

朝起きるともう氷はなく青い海が広がっていましたね。昨日は夜まで観光が続いたため朝の目覚まし放送はなく朝食会場もすいていました。午前中の講義はコリン先生の「北極海の地質学」とジム先生の「くじら」についてでした。
午後は映画上映会で地球温暖化とその影響がホッキョクグマの生態をおびやかしていることを学びました。
夕方17時からはチャリティーオークションでした。ホッキョクグマ研究のために使われた麻酔銃の矢や、ロシアの砕氷船全4艘の記念切手セットなどなかなか手に入らないものばかり出品されましたね。ボブさんの掛け声とともに落札額はどんどんあがり最後の目玉商品本航海の海図には3,500ドルの値が付きました!全19品の総額は11,490ドルでそのすべてはポーラーベアズインターナショナルの調査活動継続のために寄付されます。
夕食はロシアンディナーでウェイトレスたちも民族衣装を着て出迎えてくれました。赤・青・緑の美しい姿でウォッカを振るまい、ロシア民謡を披露してくれましたね。

6月15日(月)

バレンツ海を南進

北緯71度27分・東経35度15分 ムルマンスクより120海里(222キロ)
北極点より1110海里(2055.7キロ) 気温6度(8時現在)

日は最後の航海日です。午前中はボブ先生の「捕鯨・アザラシ猟の歴史講座」とアレックスによる下船説明会がありました。またスタッフのバルさんが北極・南極の他のお勧めクルーズを紹介してくれました。
午後は保阪さんによる南大洋のサウスジョージア島とフォークランド諸島のお話がありました。みなさんそろってのアフタヌーンティーのあとは最終講座。コリン先生の「大陸変動と私達の生活の変化」でした。アレックスのフェアウェルカクテルパーティではエクスペディションスタッフの最後の挨拶があり、最後の夕食ではデザートのアラスカケーキとともにホテルスタッフの挨拶がありました。食事のあとは出来上がったばかりのスライドショー。私達のグループ写真も何度か紹介されましたね。思い出がよみがえってきます。
とうとう明日は下船日です。少しさみしい気分で荷物をスーツケースに詰めました。

6月16日(火)

ムルマンスクで下船→チャーター便でヘルシンキへ

ムルマンスク 北緯68度58分・東経33度5分 気温7度

船は無事にムルマンスク港に入りました。朝食の後はエクスペディションチームに見送られながらバスに乗り、とうとう50イヤーズ・オブ・ヴィクトリー号とお別れです。霧の中ムルマンスク空港へと出発しました。空港では今回たいへんお世話になった保阪さんとお別れしました。
ヘルシンキではスーパーでお土産を買ったり、レストラン「古都」で久しぶりの和食フルコースをお楽しみいただきました。久しぶりに揺れないベッドで寝たのですが、なんだかまだ揺れているような気がしましたね。夜空が暗くなったのも久しぶりのことでした。

6月17日(水)

ヘルシンキ→成田空港へ

今日はヘルシンキ市内観光です。ハタニエミマーケットに始まり、3つの宗派の異なる教会、シベリウス公園などを観光しました。
フィンランド製の砕氷船もみることができましたね。早くも50イヤーズ・オブ・ヴィクトリー号が懐かしく感じました。昼食の後は空港へ。途中写真タイムで止まった海岸にはあざらしそっくりの石が波をかぶっていました。
フィンランド航空直行便でとうとう帰国です。

6月18日(木)

成田空港

北緯35度45分・東経140度23分 気温23度 (8時35分現在)

定刻より少しだけ早く日本に到着しました。
関東も梅雨入りしたようで少しじめじめした空気を感じましたね。あっという間の16日間でした。皆様ありがとうございました。

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