10月2日(土)~10月3日(日)
ケベックシティー
曇り空のケベック港に予定より30分早く入港。高くそびえる、ケベックのシンボル、フェアモント・シャトー・フロンテナックが目の前のピア93に、セレブリティ・サミットは停泊しました。本日は、旧市街、新市街のケベックを巡るツアーへいざ出発!風の強い日でしたが、紅葉の便りを、この寒さが呼んでくれる事を期待しながら、厚手の上着を初めて羽織って頂きました。ローワータウン旧市街の狭いプチ・シャンプラン通りは、様々な芸術家や職人の店が立ち並び、独創的な雰囲気を感じさせるものでした。城塞の中にあるアッパータウン旧市街では、街の人々の憩いの場となっているダルム広場は、ケベックシティー観光の拠点。シャトー・フロンテナックに入っていく多くの人々、コトコトと観光馬車に乗って細かい石畳を行き来する人々、又、沢山の絵画が販売されるトレゾール通りを散策する人々、思い思いに巡ってる観光客で賑わっていました。私たちも、シャトーフロンテナックを見学後、丘に吹き上げる風に向かいながら、アッパータウンからロウワータウンを見る総督の散歩道へ出ました。セレブリティ・サミットが悠然とした姿で停泊しているのが印象的でした。
ケベック2日目。本日は、ケベックの郊外へ足を運んで頂きました。
一番に紅葉を心配なさっていらっしゃいましたが、少しずつ、色づいた木々や山々が顔を覗かせました。車内から、歓声があがります。「やっと紅葉が見れたー!」とお言葉が上がるほどでした。赤や、黄色の木もちらほら覗かせ、紅葉の葉のグラデーションが美しい眺めでした。ボーポート湖を目の前にご覧頂けるビューポイントでは、中庭をお歩き頂き、静かな風景に足を何度も止めて見入っていらっしゃるお客様も多かったようです。モンモランシー滝では、森からの栄養たっぷりの雨水が一気にセントローレンス川にそそぎ込み、壮大な景色と轟音が皆様を迎えてくれました。オルレアン島は、フランスとイギリスの戦争や火事の被害を免れた場所と言う事で、古い家々の残る美しい道が沢山ありました。今度はウォーキング。約20分、紅葉狩りをしながら、のどかな風景の中に再び溶け込んで頂きました。ケベックシティー中心地に戻ると再び活気付いた目貫通り、ローワータウン:プチ・シャンプラン地区。午後から、再びご自由にご散策をされる道を地図でチェックして頂き、93桟橋に戻りました。ご夕食をケベック郷土料理をお召し上がりに行かれるお客様や、バーに行かれるお客様、思い思いにケベックの夜をお楽しみ頂いた事でしょう。
10月4日(月)
ケベックシティー(セントローレンス川クルーズ)
午前中、ケベックシティー出港11時。ゆっくりと、セレブリティ・サミットは、前進致します。レヴァレーション(ナイトクラブ)11デッキ前方にて、見晴らしの良い出港風景を、皆様にご堪能頂きました。ティータイムも合わせて、セントローレンス川を東に、ゆっくりと進みます。プリンスエドワード島やノバスコシア州シドニー上空のハリケーンにより、行き先を変更し、ケベック州、フィヨルドがそそり立つザグネイ川のほとり、ラ・ベイに向かいます。急遽設定された、オプショナルツアーのお手配を急ぎました。ご希望のフィヨルド見学ツアーや伝統工芸職人を巡るツアー等、地域に密着したツアーが人気でした。セレブリティ・サミットの港への着岸も決定し、明後日のラ・ベイでの過ごし方など、ご夕食のお時間も盛り上がりました。
10月5日(火)
終日航海日(セントローレンス川クルーズ)
セレブリティ・サミットは、東のザグネイ川のほとりに向け、快適にクルージングをしています。お天気は、久しぶりの青空が覗き、日差しもさしてきました。8度の温度でも、日差しがさすと、とても温かく、10デッキでは、その日差しを浴びようと沢山の外国からのお客様が、リクライニングチェアで、お寛ぎになっていらっしゃいました。その中に、私たちのグループのお客様もご一緒に、並んでいらっしゃいました。すっかり、沢山の国籍のお客様と共に余暇を過ごす風景に馴染んでいらっしゃいました。11時からのレヴァレーションズ11デッキ前方に、多くのお客様が集まったラインダンス会場。アップテンポにしっかりついていこうと、一生懸命に身体を動かしてリズムにのっていらっしゃいました。一つの事を皆様で、楽しむ会場は、とても和やかな雰囲気に包まれていました。
10月6日(水)
ラ・ベイ
北米唯一航海の出来るフィヨルドのほとりにある小さな町、ラ・ベイに寄港しました。午前9時より皆様を町の散策にお誘い致しました。前もって、市内の道や地図を頂き、早朝のさわやかな日差しに包まれ、快晴4℃のお散歩は、とてもさわやかでした。セレブリティ・サミットが、ハリケーンを避けるために寄港した町、ラ・ベイでの歓迎は、盛大でした。先住民族インディアンや民族衣装を着た美しい女性たち。ブルーベリージュースやタルト、メープルシロップのべっ甲飴等、順番にご賞味頂く良いタイミングとなりました。町の中では、1862年に建立されたローマカトリック教会では、この地方で最初にとれた石材が使用され荘厳な構えでした。スーパーにお買い物へ足を伸ばしたり、サグネイ川のほとりに雄大に構えているセレブリティ・サミットを目の前に写真をお撮り頂いたり思い思いにお過ごし頂きました。午後からは、オプショナルツアーへご案内。サグネイ地域で、最も発展している都市の一つ、チクティミへ。原産のアルミニウム工場やパルプ工場など、目覚しく発展しているサグネイの都市と、フィヨルドに囲まれたサグネイ川の風景をお楽しみ頂きました。
10月7日(木)
終日航海日(大西洋クルーズ)
本日は、セレブリティ・サミットでお過ごし頂く最後のフォーマルデイ。一番の盛り上がりを見せる一日となります。ご昼食には、皆様お集まり頂き、メインダイニングにて、お昼ならではのいつもと異なるお席にてお召し上がり頂きました。ケープブレトン島を左に、21ノットの速さで走行との放送を聴きながら、海の景色が流れる窓側のお席にて、和やかなお時間を過ごしました。夜は、キャプテンとの記念写真タイム。グループごとにフロント前の大階段にご集合。フォーマルの装いを楽しんで頂きながら、フォーマルディナーへ。お食事の最後には、華やかなアラスカデザートで盛りたてて下さいました。三人の人魚のセレブリティーショーを、一番良いお席にてご鑑賞頂き、うっとりとした贅沢なお時間をお過ごし頂きました。迫力と魅力あるダンサーたちのショーは、皆様にも大好評でした。
10月8日(金)
終日航海日(大西洋クルーズ)
あっという間に日々が過ぎ、最後の航海日となりました。午前10時より、11デッキ前方レヴァレーションズにて、下船説明会や質問会が行われました。お荷物や明日のスケジュールをご案内し、午後より荷作りに取り掛かるお客様が多かったようです。本日の夜をごゆっくりお過ごし頂ける様に、ご夕食前のお時間を利用し、各キャビンへお伺いし、荷札や重さを確認致しました。コスモポリタンレストランでは、最後の夜となり、賑やかなお食事に、最後のサヨナラショー!セレブリティークルーズ・オーケストラのスタッフ一同、ダンサーやシンガーが競い合い、最後には沢山の出番に出演したエンターティナーが舞台に上がり、皆様観客席のお客様はその場で立ちながら、会場を盛り上げました。最後の一日と思うと名残惜しい一夜となりました。
10月9日(土)
ニューヨーク
セレブリティ・サミットは、再び、ニューヨークへ戻ってきました。
セレブリティ・サミットは、向かい風により、定刻7時入港予定を過ぎました。8時40分頃、ようやく、ニューヨーク、ケイプリバティー港手前にどっしりと構えた自由の女神が、皆様を迎えました。ニューヨークへお帰りなさい。入港するやいなや、お急ぎの多くの外国のお客様が、下船されていく中、私たちの下船呼び出しを待たずに、お声をおかけし下船に向け、1デッキへご案内しました。本日13時20発のデルタ航空便に少しでもうまく間に合うよう、少しでも、早く皆様の専用車へ。9時40分頃、再び宮城さんが下船口で迎えてくれました。空いている道をチェックしながら、ジョン・エフ・ケネディー空港を目指し、チェックイン。荷物をお預け頂き、搭乗口6番へ。スーツケース重量の調整を理由に、機内にて2時間待機後、離陸。ほっといたしました。ぐっすりとお休み頂いていた後、機長より「あと40分で、アラスカ、アンカレッジに着陸します。」という放送。ほぼ満席の機内では、あまりの唐突な放送に、一瞬静まりかえりましたが、徐々に、あちこちで「オーマイゴーッド!」「アンブリーバボー!」と声が上がり、日本語放送では「ホテルにご宿泊頂きます。アンカレッジ気温5℃との情報です。」とほどなく、アンカレッジに着陸致しました。皆様にお声をおかけし、いよいよ、この度のツアーの特別寄港地、アラスカ、アンカレッジにご案内です。
10月10日(日)
アンカレッジ
アンカレッジ空港の到着口には、白熊やペンギンがついた、アラスカへようこそ!の看板が皆様を迎えてました。これから、専用車でアンカレッジ市内のダウンタウンにバスで向かいます。国内線の乗り継ぎのお客様の搭乗日のご変更や、状況報告に費やす中、少しでも早いバスにご乗車頂きました。お泊り頂いたホテルは、アンカレッジで一番有名な5つ星ホテル、キャプテン・クックホテルにご宿泊。夜中のご到着と言う事で、お部屋まわりをさせて頂き、少しでも早めにお休み頂きました。翌朝の新しいデルタ航空便の確認をし、春畑より、読売オーシャンクルーズ船内新聞特別版を、お届けしました。皆様お一人お一人に明日の行程と今のわかっている情報をお伝えし、急遽ご滞在頂く事となった、アンカレッジの街を少しでも有意義に、安心してお楽しみ頂けるようにという思いからでした。晴れ女、晴れ男様のご参加の甲斐もあり、早朝から無風の快晴で、雪を頂いた山並みが目の前に現れました。20階建てのキャプテンクックホテルから、美しい氷河も眺望することが出来、ご朝食の後は、早速、メイン通りを右に左に、お歩きになっていました。ご希望のお客様は、街のショッピングモールへご案内しました。5度から7度の空気は、とてもひんやりとさわやかで、心地よい光と空気は北海道のように澄み切っていました。ショピングモールでは、沢山の人だかり。沢山のショップでセールが始まっていました。ショッピングを楽しまれるお客様や、街や山、氷河の景色を写真撮影に出かけられるお客様など、思い思いにお過ごしい頂きました。
再集合の13時40分。いよいよ、アンカレッジ空港へ送迎バスにていざ進みます。空港間での景色では、青い空の下に白い山、その下には、紅葉が残り、赤やオレンジ、黄色のグラデーションが、アンカレッジのご滞在でのフィナーレを盛りたててくれました。アンカレッジ空港の到着口には、白熊やペンギンがついた、アラスカへようこそ!の看板が皆様を迎えてました。 これから、専用車でアンカレッジ市内のダウンタウンにバスで向かいます。国内線の乗り継ぎのお客様の搭乗日のご変更や、状況報告に費やす中、少しでも早いバスにご乗車頂きました。お泊り頂いたホテルは、アンカレッジで一番有名な5つ星ホテル、キャプテン・クックホテルにご宿泊。夜中のご到着と言う事で、お部屋まわりをさせて頂き、少しでも早めにお休み頂きました。 翌朝の新しいデルタ航空便の確認をし、春畑より、読売オーシャンクルーズ船内新聞特別版を、お届けしました。皆様お一人お一人に明日の行程と今のわかっている情報をお伝えし、急遽ご滞在頂く事となった、アンカレッジの街を少しでも有意義に、安心してお楽しみ頂けるようにという思いからでした。晴れ女、晴れ男様のご参加の甲斐もあり、早朝から無風の快晴で、雪を頂いた山並みが目の前に現れました。20階建てのキャプテンクックホテルから、美しい氷河も眺望することが出来、ご朝食の後は、早速、メイン通りを右に左に、お歩きになっていました。ご希望のお客様は、街のショッピングモールへご案内しました。5度から7度の空気は、とてもひんやりとさわやかで、心地よい光と空気は北海道のように澄み切っていました。ショピングモールでは、沢山の人だかり。沢山のショップでセールが始まっていました。ショッピングを楽しまれるお客様や、街や山、氷河の景色を写真撮影に出かけられるお客様など、思い思いにお過ごしい頂きました。 再集合の13時40分。いよいよ、アンカレッジ空港へ送迎バスにていざ進みます。空港間での景色では、青い空の下に白い山、その下には、紅葉が残り、赤やオレンジ、黄色のグラデーションが、アンカレッジのご滞在でのフィナーレを盛りたててくれました。
10月11日(月)
アンカレッジ⇒成田
便名が変わり、デルタ航空173から、デルタ航空9860への飛行機手続き後、搭乗口B8へ。臨時便でのフライト便のため、慣れないハンドリングのデルタ航空スタッフによりチェックインに時間を要しました。しかし、チェックインカウンターで何とかお願いし、お席が替わる事無く、皆様通路から二席の隣同士のお席にて、無事、最後の成田空港までのフライトタイムをお過ごし頂く事が出来ました。一番ほっとした瞬間でした。お手洗いタイムをとり、手荷物検査場へ。ミールクーポン券を頂き、搭乗ゲート前のお席にてお召し上がり頂きました。あっという間に、搭乗案内。いよいよ、アンカレッジ発、成田空港行きが出発します。快晴の空の上、太平洋を横断し、成田空港へ着陸。何度も時間調整がありましたので、今回は、時をまたぐ旅にもなったのかもしれません。ハプニングもありましたが、なかなか日本からアラスカ、アンカレッジに行く事は難しいので、快晴の中、アラスカでのひとときをお楽しみ頂けた事も、旅の一つの思い出になられたのではないでしょうか。ターンテーブルにて、お荷物を無事にご確認頂き、あっという間にやってきたお別れの場。皆様との数々の思い出の場面が心に溢れ、とても寂しく感じました。「又、是非 お会いしましょう。」と笑顔で、ご挨拶させて頂きご出発頂きました。これからも、様々な旅をお楽しみ頂き、どうぞお元気で、ご活躍下さい。この度は、誠にありがとうございました。
添乗員日記担当