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栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」は、季節の花が楽しめる観光スポットです。その中でも特に大藤は有名で、シーズン中には多くの観光客が訪れます。また、冬はカラフルなイルミネーションがフラワーパークを彩ります。2022年には「日本三大イルミネーション」を認定するランキングで第1位を獲得しました。

>>あしかがフラワーパークのツアーはこちら

1. あしかがフラワーパークの魅力

大藤イルミネーション 画像提供:あしかがフラワーパーク

1-1 早川農園からフラワーパークへ

あしかがフラワーパークは1997年に開園しました。開園した足利市迫間町(はさまちょう)は湿地帯だったため、園内に250トン以上の炭を敷いて土壌を浄化しました。そして次々と園内を整備、拡張し続け、現在は約100,000㎡の敷地に、季節の様々な花が見られるようになりました。年間150万人以上が来園する人気の観光スポットになっています。

1-2 あしかがフラワーパークのシンボル大藤

大藤 画像提供:あしかがフラワーパーク

あしかがフラワーパークといえば大藤を思い浮かべる人も多いと思います。フラワーパークの前身の早川農園から移植したものですが、当初、樹齢130年の木の移植は前例がなく難しいとされていました。塚本こなみ氏(日本の女性樹木医第一号)を中心とした人々により、1994年5月から始まった大藤移植プロジェクトは、丸3年をかけて終了し、開園後の1997年5月には見事な花を咲かせました。

 

1-3 2022年日本三大イルミネーションに選出

イルミネーション 画像提供:あしかがフラワーパーク

あしかがフラワーパークはイルミネーションも有名で、夜景観光士が選ぶイルミネーションランキングで7年連続第1位を受賞しています。そして、2022年には長崎県のハウステンボスの「光の王国」、北海道札幌市の「さっぽろホワイトイルミネーション」と並び、あしかがフラワーパークの「光の花の庭」が日本三大イルミネーションに選ばれました。500万球以上の電球をスタッフが手作業で設置し、色や角度などを調整して細部にまでこだわっています。そんなスタッフの想いが込められた「光の花の庭」は、見た人の心に届く感動のイルミネーションとなっています。

 

2. あしかがフラワーパーク 8つの花の季節

光の藤の花

一年を通して花が主役のフラワーパークは、8つの季節で表現することができます。

 

2-1 フラワーハウスが並ぶ早春のパーク

冬咲きボタン 画像提供:あしかがフラワーパーク

1月上旬~2月下旬には50基のフラワーハウスが園内のあちらこちらに並びます。中をのぞいてみると、濃いピンクの冬咲きボタンを中心に、チューリップやスイセンなどを寄せ植えしたハウスも。冬咲きボタンは春の花ですが、園内では電球などで保温し、本来の時期より少し早く開花させています。同時期に見ごろを迎える、スイセンはパークのあちらこちらに咲いています。色も定番の黄と白だけでなく、ピンクなど珍しい品種もあります。また1月上旬には黄色いロウバイがほころび始め、1月中旬~2月下旬には寒紅梅が見ごろを迎えます。

2-2 園内をカラフルな花でデコレーションする春

チューリップ 画像提供:あしかがフラワーパーク

3月上旬になると、30,000球のカラフルなチューリップや菜の花が開花し、園内は彩り豊かになります。また、3月中旬ごろからユキヤナギの白い花がアクセントとなり、時々甘い香りがふわりと漂います。3月下旬になると、しだれ桜、ソメイヨシノも桜前線に乗って開花します。

あしかがフラワーパークの春は、五感すべてを使って生命の息吹を感じることができる季節です。

2-3 次々に満開を迎える藤の花

うす紅藤 画像提供:あしかがフラワーパーク

4月中旬から藤の季節がいよいよ始まり、フラワーパークには多くの人が訪れます。園内の350本以上の藤は、うすべに藤、むらさき藤、長藤、八重の藤、白藤の順で見ごろを迎え、1か月以上楽しめます。600畳の広さを誇る大藤棚3面は圧巻。また80m続く白藤のトンネルや、きばな藤のトンネルなども次々と色づき、この季節のお楽しみになっています。さらにライトアップも開催され、光りに照らされた藤が池に映る光景は幻想的。

また5,000本以上のツツジも見ごろを迎えます。園内を歩くと赤、ピンク、白のかわいい花が一斉に咲き誇り、パーク全体が華やかな季節に包まれます。

2-4 バラのドーム、バラのアーチが登場

バラ 画像提供:あしかがフラワーパーク

「春のバラまつり」が開催される5月中旬~6月中旬は、500種2,500株のバラが訪れる人を楽しませてくれます。赤、黄、オレンジ、青、白などさまざまなバラが見ごろを迎えると、園内はバラの香りでいっぱいに。ローズガーデンにはバラのドームとアーチがあり順番に開花するので、長い期間、楽しめます。ほかにも1,500本のシャクナゲ、500株のクレマチスの優雅な姿がゲストを歓迎してくれます。

2-5 園内が青と白のコントラストに

あじさい 画像提供:あしかがフラワーパーク

6月上旬からは、あじさいも色づき始めます。例年、梅雨入りする時期ですが、花たちは暑さに負けず元気に花を咲かせているのでご安心を。ローズガーデンの中央アーチでは、暑さと乾燥に強いアガパンサスが見ごろを迎えます。別名・たいまつ花という真っ赤なモナルダも園内のあちらこちらで見かけます。

2-6 水辺に浮かぶ気品ある花たち

スイレン 画像提供:あしかがフラワーパーク

7月上旬、桟橋の池から見えるのは、約1,500株の熱帯性スイレンです。白、黄色、ピンク、赤、紫、青の花が水面で揺れる姿は、妖艶であり、凛とした気品も感じます。熱帯性スイレンは昼咲きと夜咲きがあるので、どの時間に訪れてもゴージャスな花を楽しめそうです。ほかにもサルスベリやランタナの花も鑑賞できます。

2-7 紫のアメジストセージのじゅうたんが出現

アメジストセージ 画像提供:あしかがフラワーパーク

10月は30万本のアメジストセージが見ごろを迎えます。ビロードのような質感の紫の花に埋め尽くされた園内は、まるで紫色のじゅうたんが一面に敷かれたようです。よく見ると同じアメジストセージなのに、太陽が当たっているところと、そうでないところでは花の色がかわって見えるから不思議です。秋バラやコスモス、夏から咲き続け色を変えていくランタナなどが、冬の前に華やかな競演を見せてくれます。

2-8 3つのシーズンでテーマがかわるイルミネーション

奇蹟の大藤 画像提供:あしかがフラワーパーク

10月中旬~2月中旬はやっぱりイルミネーション。3つのシーズンに分かれたイルミネーションは、10月下旬~11月中旬までは「光と花のコラボレーション ~光とアメジストセージの融合~」、11月下旬~12月下旬までは「フラワーパークのクリスマス~クリスマスファンタジー~」、そして元旦~期間終了までは「ニューイヤーイルミネーション~冬と冬咲きボタンの競演~」。どのイルミネーションも花が主役です。

特に藤の花をイメージした電飾が広がる「奇蹟の大藤」はストーリー仕立てになっています。この時期、あしかがフラワーパークでしか楽しめない満開の「光の花の庭」が現れます。

3. 都心からも90分圏内でアクセスできる

むらさき藤 画像提供:あしかがフラワーパーク

3-1 車でのアクセス

4つのインターチェンジが利用できます。道路の混雑状況などで、どのインターチェンジを利用するかを決めるのがいいでしょう。

・東北自動車道 佐野藤岡ICより約18分
・ 北関東自動車道 太田桐生ICより約20分
・ 北関東自動車道 足利ICより約15分
・ 北関東自動車道 佐野田沼ICより約12分

駐車場は無料で、6000台収容できます。

3-2 電車でのアクセス

2018年4月 にJR両毛線「あしかがフラワーパーク」駅が誕生しました。あしかがフラワーパークまでは歩いて3分ほどです。

基本情報
名称  あしかがフラワーパーク(最寄り駅からの所要時間:徒歩約3分)
住所  栃木県足利市迫間町607
連絡先 0284-91-4939
WEB  あしかがフラワーパーク公式サイト

4. フラワーパークと合わせて他のスポットも楽しめる読売旅行のバスツアー

あしかがフラワーパークは、藤の花やイルミネーションの時期などは車の渋滞や駅周辺の混雑が起こります。都心から90分圏内ではあるものの、交通渋滞などに巻き込まれる可能性も。そんな時は運転でイライラすることなく目的地に行ける バスツアーがおすすめです。特に読売旅行のバスツアーは、あしかがフラワーパークだけでなく人気のつつじが丘公園や、ひたち海浜公園のネモフィラを一緒に訪れるコースや、那珂湊でお買い物を楽しむコースなどがあり、プラスアルファのお楽しみも待っています。

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