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2025年、最も注目されている国際的なイベント「大阪・関西万博」が、大阪市で開催されます。どのようなイベントなのか基本情報や楽しみ方を解説します。©Expo 2025

1.「大阪・関西万博」とは?

1-1 万博の歴史と開催目的

「万博」は国際博覧会(万国博覧会)の略称で、EXPO(エキスポ)ともいいます。各国がさまざまな物品や技術を集めて展示する国際博覧会の第1回は1851年、ロンドンで開催されました。以来、世界のさまざまな国で開催され、現在では5の倍数となる西暦年に大規模な「登録博」が、その間に小規模な「認定博」が行われています。日本での初開催は1970年の大阪万博で、その時のシンボル的なモニュメント、岡本太郎の「太陽の塔」は、今も吹田市の万博記念公園に保存されています。

今回の「2025年日本国際博覧会」、略称「大阪・関西万博」は2018年に投票で開催が決まりました。日本での万博開催は、2005年の愛知の「愛・地球博」以来、20年ぶり6回目となり、久しぶりの国際的なビッグイベントは約2兆円の経済波及効果が期待されているそうです。

「大阪・関西万博」の開催テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。公式ホームページの「開催目的」には、万博は「地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場」、「新しい技術が生まれ生活が便利になるきっかけ」であり、「SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献」などを目指しているとあります。世界中から、どんなものが集まるのか楽しみです。

 

1-2「大阪・関西万博」はいつ開催されるの?

「大阪・関西万博」は2025年4月13日~10月13日の184日間、開催されます。

 

1-3「大阪・関西万博」はどこで開催されるの?

「大阪・関西万博」は、夢洲(ゆめしま)で開催されます。夢洲は大阪市此花区、大阪北港にある人工島で、2024年時点で大阪市の最西端に位置しています。

 

1-4 会場へのアクセス方法は?

提供:2025年日本国際博覧会協会

大阪メトロ中央線の夢洲駅(2025年1月19日開業)が最寄り駅になります。夢洲駅前に万博会場(東ゲート)があります。

新大阪駅からの場合は、新大阪駅から御堂筋線 本町駅で地下鉄中央線に乗り換えると約20分ほどで夢洲駅に着きます。または新大阪駅からJR線で大阪駅まで出て、大阪環状線に乗り換え、弁天町駅でさらに地下鉄中央線に乗り換えると約13分で夢洲駅に着きます。

関西国際空港からの場合は、関西空港線で天王寺駅まで出て、大阪環状線に乗り換え、弁天町駅でさらに地下鉄中央線に乗り換え、以下同じになります。

また、新大阪駅、大阪駅、中之島駅、大阪上本町駅、近鉄あべの橋駅、南海なんば駅などの主要駅からはシャトルバス(有料)が運行予定。各港からは夢洲北岸浮桟橋へ向かう旅客船も運航予定です。

なお、万博会場へのマイカーの乗り入れはできません。舞洲、尼崎、堺にあるP&R(パークアンドライド)駐車場(要予約)に車を停めてシャトルバスに乗り換える必要があり、公共の交通機関でのアクセスがおすすめです。

もう一つ注意点は、保安上の理由などから、大型の荷物が持ち込み禁止で、特にキャスター付きの荷物は大きさにかかわらず持ち込めません。大型の荷物はゲートで預けることも可能なのですが、個数が限られており、また有料(1万円)なので、ホテルや駅のロッカーなどに預けてから向かいましょう。

 

1-4「大阪・関西万博」の入場チケットはいくら?

入場チケットの種類と価格は細かく分かれています。大人に比べ、中人(12歳~17歳)と小人(4歳~11歳)は割安に設定されています。

まず一般的な会期中チケットは「1日券」7,500円(中人4,200円、小人1,800円)、平日の11時以降に入れる「平日券」6,000円(中人3,500円、小人1,500円)、17時以降に入れる「夜間券」3,700円(中人2,000円、小人1,000円)があります。

お得な前売りチケットは、4月26日まで入れる「開幕券」4,000円(中人2,200円、小人1,000円)、7月18日まで入れる「前期券」5,000円(中人3,000円、小人1,200円)、「早割一日券」6,700円(中人3,700円、小人1,700円)があります。前売りチケットは開幕前日の4月12日までが購入期限になります。

何度も行きたい人向けにパスもあります。10月3日まで11時以降に何度も入れる「通期パス」3万円(中人1万7,000円、小人7,000円)、7月19日~8月31日の11時以降に何度も入れる「夏パス」1万2,000円(中人7,000円、小人3,000円)などです。

3歳以下は無料ですが、座席が必要なパビリオン(展示館)・イベント観覧用に「無料券」を発券して予約できます。団体割引券や障がい者向けの特別割引券もあります。

 

大人(18歳以上) 中人(12歳~17歳) 小人(4歳~11歳)
会期中チケット(会期中購入可)
1日券(いつでも1回入場可) 7,500円 4,200円 1,800円
平日券(平日11時以降1回入場可) 6,000円 3,500円 1,500円
夜間券(17時以降1回入場可) 3,700円 2,000円 1,000円
前売りチケット(購入期限4月12日まで)
開幕券(4月26日まで1回入場可) 4,000円 2,200円 1,000円
前期券(7月18日まで1回入場可) 5,000円 3,000円 1,200円
早割一日券(会期中いつでも1回入場可) 6,700円 3,700円 1,700円
複数回入場パス
通期パス(毎日11時以降に入場可) 30,000円 17,000円 7,000円
夏パス(7月19日から8月31日まで毎日11時以降に入場可) 12,000円 7,000円 3,000円

※年齢は2025年4月1日時点の満年齢です。3歳以下の方は無料となります。

 

1-5「大阪・関西万博」の入場チケット購入と万博IDを登録

チケットの購入は、スマートフォンやパソコンを使い、「大阪・関西万博」公式ホームページまたはチケットを取り扱っている旅行会社のホームページで行います。公式ホームページにて万博IDを登録し、購入したチケットの来場日を予約(変更可)。その後、パビリオンやイベント観覧を申し込みます。申し込みは「2か月前抽選」「7日前抽選」「空き枠先着」があります。チケットIDがわかれば同行者の申し込みも一緒に行うことができます。

万博IDの登録にはメールアドレスまたはSNSアカウントが必要となるので、予め準備しておくとスムーズです。


基本情報

名称  大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会/EXPO2025)
住所  大阪府大阪市夢洲地区
連絡先 0570-200-066(総合コンタクトセンター)※平日9時~17時受付
WEB  EXPO2025 大阪・関西万博公式Webサイト

2.「大阪・関西万博」の見どころを紹介!

2-1 圧倒的な大きさのシンボル「大屋根リング」

提供:2025年日本国際博覧会協会

万博会場ではシンボルの「大屋根リング」が来場者を迎えてくれます。デザインプロデューサーの建築家・藤本壮介さんによって構想された「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念を表した建築物は、杉や檜(ひのき)などの木材を、神社仏閣の伝統建築に見られる貫(ぬき)工法で組み合わせ、現代の工法を加えて建てられています。

リングの幅約30m、1周約2km、内径約615mの大きさは、〝世界最大級の木造建築″と言われています。会場への主動線であり、雨風や日射しをさえぎる滞留空間の役割もあります。高さ12m(外側20m)の屋上にある遊歩道「スカイウォーク」からは、会場全体や瀬戸内海を見渡せます。

 

2-2 一日で回りきれないたくさんの見どころ

万博会場の広さは155ヘクタール、東京ドーム約33個分の広さの中に、以下のような見どころが立ち並んでいます。

大屋根リング内の中心部にある「シグニチャーパビリオン」は、各界の最前線で活躍する8人のプロデューサーによる創造的なパビリオンで、今回の万博の顔と言っても過言ではありません。それを取り囲む「海外パビリオン」では、160を超える国・地域・国際機関が最新技術や独自の文化を紹介します。大屋根リングの外周には、日本や関西の「国内パビリオン」、国内大手企業の「民間パビリオン」が並びます。

このほか、毎日イベントを開催する「EXPOホール」、大型ライブイベントを実施する「EXPOアリーナ」、水上ショーを行う「ウォータープラザ」、EVバスや水素船などの先端技術を導入した「未来社会ショーケース」など見どころが多く、一日では回り切れません。人気のパビリオンやイベントは混み合う可能性が高いので、事前に見たいものを選んで予約し、余裕をもって回りましょう。

 

2-3 各界の最前線の専門家が生み出す8つの「シグニチャーパビリオン」

各界をリードする専門家8人がプロデュースする「シグニチャーパビリオン」は、慶応義塾大学教授・宮田裕章さんの「Better Co-Being」、大阪大学教授・石黒浩さんの「いのちの未来」、音楽家・中島さち子さんの「いのちの遊び場 クラゲ館」、メディアアーティスト・落合陽一さんの「null²」、生物学者・福岡伸一さんの「いのち動的平衡館」、アニメーション監督・河森正治さんの「いのちめぐる冒険」、放送作家・小山薫堂さんの「EARTH MART」、映画作家・河瀬直美さんの「Dialogue Theater」の8つです。

それぞれの研究、世界観で空間、映像、音楽などを組み合わせて「いのち」を表現した、クリエイティブなパビリオンをつくり出しており、必見です。

 

2-4 160を超える国・地域・国際機関による「海外パビリオン」

大屋根リングの内部には、世界の国々のパビリオンが約70棟立ち並び、それぞれの国の文化や最新技術を紹介します。例えば、イタリアパビリオンは「芸術は生命を再生する」をテーマに「ルネッサンスの理想都市」を現代的に再解釈した建物です。内部の展示は航空宇宙、社会、人間の3領域に分かれ、屋上レストランでは庭園を眺めながらイタリア料理を楽しめます。国だけでなく、EUや赤十字のような国際機関も参加しています。

 

2-5 日本の最新技術や文化を発信する「国内パビリオン」

大屋根リングの外周にある「国内パビリオン」は、日本館、ウーマンズ パビリオン、大阪ヘルスケアパビリオン、関西パビリオンの4館のほか、「民間パビリオン」と呼ばれる企業パビリオンからなります。NTT、パナソニック、吉本興業など日本や大阪を代表する企業による最新技術や文化紹介は必見です。

特に日本館は、開催国として開催テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のプレゼンテーション拠点という位置づけです。万博会場内の生ゴミを利用したバイオガス発電など、循環を生み出して持続可能な社会に向かうような取り組みを発信しています。

3. 日程に余裕があれば回りたい注目イベント

提供:2025年日本国際博覧会協会

3-1 ライブ感覚が楽しいイベントが毎日開催

最新技術を体感できるイベントも見どころの一つです。毎日開催される「One World, One Planet.」は会場全体の音響や照明装置、プロジェクションマッピングが連動する壮大なショー。AR(拡張現実)への投稿で参加することもできます。また人とテクノロジーが共創する実験的ライブエンターテイメント「Physical Twin Symphony」や、建材に新素材の高機能フッ素樹脂を用いた「万博サウナ 太陽のつぼみ」などもあります(以上は2024年12月時点の予定で変更の可能性があります)。

ほかにも、ギャラリーではいけばな展や日本刀展、アリーナでは音楽フェスやプロレス興行、メッセでは大相撲万博場所やロボットイベントなど、各所で多彩な催しが開催される予定で、日本の文化や多様性について深く知るきっかけになるでしょう。

3-2 参加国によるナショナルデー、スペシャルデーを毎日開催

会期中のほぼ毎日、万博に参加する約160の国・地域・国際機関が1日ずつナショナルデーかスペシャルデーを開催します。それぞれの国の参加を称え、その国の文化への理解を深めて国際親善の増進に寄与することを目的にしています。当日は、EXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」にて、国内外の賓客や一般の来場者を招いて行う式典が行われ、多様な文化に触れられます。

3-3 旅行会社のツアーも便利

「大阪・関西万博」は2025年、国内で最も注目されている国際的なイベントです。今年4月~10月にしか開催されない大きなイベントなので、興味のある人は早めに参加を検討してみてください。入場チケットはインターネットによる事前予約制で、大きな荷物を持ち込めないなどの注意点もあるので、心配な方は読売旅行のツアーも便利です。

とりっぷナビ編集部

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