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いちご狩りに行きたいと思ったことはありませんか。いちご狩りには適したシーズンがあり、農園はフレッシュないちごを求めるたくさんの人でにぎわいます。いちご狩りに行くなら、おいしいいちごを見分ける方法や品種の特徴も知っておきたいですよね。本記事では、いちご狩りにおすすめな情報を詳しくご紹介します。

>>いちご狩りツアーはこちら

1. いちご狩りに適した時期(シーズン)はいつ ?

いちご狩りに適した時期(シーズン)は、品種にもよりますがたいだい1月中旬〜2月中旬ごろです。中でも、甘いいちごを狙いたいなら1月中旬、いちごが出始めたころが最もおすすめ。冬の寒い時期にじっくり時間をかけて熟したいちごが、糖分をしっかり蓄えて実るのがこの時期です。12月ごろにクリスマスケーキの需要で大量に収穫されたいちごが、再び育ってくる時期でもあります。
いちごは時期によって食感も変化します。1〜3月ごろには身の締まった歯ごたえある甘いいちごが食べられますが、4〜5月ごろの暖かくなってくる時期には、水分を含んで柔らかく口当たりのよい果肉が味わえます。好みの食感に合わせて時期を選ぶのもよいでしょう。

2. おいしいいちごの見分け方とは?

いちご ©YTS
いちご狩りでおいしいいちごの見分け方として、3つのポイントをご紹介します。

2-1 まずは色をチェック!

完熟しているいちごは、果肉の先端部分まで色ムラがなく真っ赤になっているのが特徴です。いちご狩りをしていると、ヘタの近くが白いいちごを見かけることがよくありますが、白い部分は未熟な状態なため、避けた方がよいでしょう。ヘタの近くまでしっかり赤くなっていて、つやつやと光沢があるものがおすすめです。

2-2 形や大きさ、つぶをチェック!

大きくて先端が平らなものほど、甘くておいしいいちごです。大きいいちごは「一番果(いちばんか)」と呼ばれ、最初に実ったいちごが多いので、糖分や栄養分をたっぷり蓄えておいしいとされています。また、いちごは先端に行くに従って甘くなる傾向がありますので、先端部分が平らで面積の多いいちごの方が甘いものになります。
いちごの特徴であるつぶもよく見てみましょう。つぶはたいてい黄色をしていますが、これが赤くなっていると完熟のしるしです。スーパーなどでは黄色のものをよく見かけますが、いちご狩りではぜひ完熟のいちごを味わいましょう。つぶが均一に散らばっているか、埋もれそうなほど果肉がしっかり育っているかもポイントです。

2-3 ヘタをチェック!

食べごろのいちごは、ヘタの部分が大きく反り返っています。色合いも青々としてみずみずしい緑色をしていますので、新鮮ないちごを食べるためには、ヘタの色と形をしっかりチェックしましょう。逆に、鮮度が落ちているいちごはヘタの部分がしおれていたり、緑色が薄くなったりしています。

3. いちごの品種

いちご食べ比べ 画像提供:ピクスタ
いちごにはどんな品種があるのでしょうか。ここでは、5大品種と呼ばれる代表的ないちごをご紹介します。

3-1 とちおとめ

とちおとめは、名前の通り栃木県で誕生した品種です。安定して味がよく収穫量も多いため、東日本を中心に国内で最も多く栽培されています。糖度が9〜15度と高く、甘味と酸味のバランスがよいのが特徴で、果汁が豊富で果実もしっかりしているため、比較的日持ちがよいことでも知られています。

3-2 あまおう

「甘い・丸い・大きい・うまい」の頭文字をとって名付けられた「あまおう」は、高品質ないちごを目指して福岡県で開発された品種です。品質低下を防ぐため、福岡県内だけで栽培されているのが大きな特徴。糖度は9〜11度と、とちおとめに比べると劣りますが、酸味が少ないため甘さをしっかり感じられます。

3-3 さがほのか

佐賀県で生まれたいちごです。主に九州地方で栽培されており、円錐形で大きめの形状をしています。酸味が穏やかで甘味が強く、果汁が多いというのが特徴。果皮はつややかな紅色をしていますが、果肉はきれいな白色です。ほかのいちごと比べて香りが強い品種です。

3-4 紅ほっぺ

果皮と果肉が中心部まで美しい紅色であることと、ほっぺたが落ちるほどおいしいという意味を組み合わせて名付けられた「紅ほっぺ」は、静岡県生まれのいちごです。産地も静岡県が中心ですが、知名度が全国区になったことで人気も上がりました。糖度は11〜13度としっかり甘く、いちご本来の甘酸っぱさを堪能できます。

3-5 さちのか

さちのかは農林水産省の久留米支場で育てられた品種で、果皮の濃い紅色と光沢が特徴です。長崎県や佐賀県を中心に、日本各地で栽培されており、やや大きめの円錐形をした果実が特徴。糖度は10〜15度で、甘味と酸味のバランスがよいほか、果実がかたくて保存や輸送にも適しています。

4. いちご狩りで人気の県

いちご狩り 画像提供:山梨FUJIフルーツパーク
いちご狩りで人気なのはどの県なのでしょうか。ここでは、代表として3つの県をご紹介します。

4-1 山梨県

山梨県は1日の中で昼夜の寒暖差が大きいことや、日照時間が長いこと、年間の降雨量が少ないことなどからいちごだけでなく、さまざまなフルーツの栽培に適しています。長い日照時間によって甘味のもととなるデンプンがたくさん作られる反面、夜の気温が低いとデンプンを消費せず甘いまま蓄えられることから、甘くて色鮮やかないちごができます。また、山梨県のいちご農園は、腰の高さに棚を設けて栽培する「高設栽培」が多く、しゃがみこんだり、腰をかがめたりすることなくいちごが狩れるため人気が高いです。

4-2 栃木県

日本で最も栽培されているいちご「とちおとめ」の出身地である栃木県。栃木県のいちごは、半世紀にもわたって日本一の生産量を誇ります。5大品種の一つである「とちおとめ」はもちろん、ほかにも栃木県内だけで食べられる幻の品種「とちひめ」、2020年から本格的に出荷されている新品種「とちあいか」、真っ白な果肉を持つ「ミルキーベリー」など、個性豊かないちごを産出しています。

4-3 福岡県

ここでしか栽培されていない「あまおう」を味わうなら、福岡県がよいでしょう。「あまおう」は2005年に品種登録されると、それまでの主力品種だった「とよのか」に代わり、今や福岡県内で栽培されるいちごのほとんどが「あまおう」になったという人気ブランドです。温暖な気候と豊かな自然に恵まれた福岡県のいちご生産量は、栃木県についで全国第2位を誇ります。

5. いちごの適切な保存方法

いちごは冷蔵庫の野菜室で保存するほか、砂糖をまぶして冷凍保存する方法があります。ただし、収穫したての新鮮ないちごなら、洗わずに常温保存で構いません。このとき、いちごを傷つけないよう優しく扱い、傷がついていたり潰れていたりするいちごは取り除きましょう。その後、以下の手順で保存します。
1. 洗わず、水がついていたら拭き取る。
2. タッパーに乾いたキッチンペーパーを敷き、ヘタの部分を下にして重ならないよう並べる。
3. キッチンペーパーとラップを軽くかぶせ、気温15℃以下の風通しよい日陰で保存する。
いちごは洗うと水気がついて傷みやすくなるため、保存の際には洗わず、食べる直前に洗いましょう。

6. いちご狩りツアーの持ち物と楽しみ方

いちご狩り 画像提供:ピクスタ
最後に、いちご狩りツアーの持ち物や楽しむためのポイントをご紹介します。

6-1 いちご狩りツアーにおすすめの持ち物

いちご狩りツアーにおすすめの持ち物は、以下の5つです。
・タオル
・ 飲み物
・ 日焼け止め
・ ウェットティッシュ
・ リュックやウエストポーチ
ビニールハウス内は、冬や春でも想像以上に暑くなります。そのため、タオルや飲み物をしっかり準備していきましょう。特に晴れた日には日焼け止めを持っていくと、日射しからお肌を守れます。また、果汁や練乳などが指につくので、ウェットティッシュを持って行っていくとよいでしょう。両手を空けられるよう、リュックやウエストポーチもおすすめです。

6-2 マナーを守る

いちご狩りを楽しむためには、決められた場所で楽しむこと、食べられる分だけ摘みとって食べることなど、マナーを守ることが大切です。ハウス内のすべてのいちごが収穫期とは限らないため、決められた場所以外のいちごは摘まないようにしましょう。

6-3 動きやすい服装や靴にする

いちご狩りでは、ハウスの中を歩き回りながらいちごを食べます。動きやすい服装と歩きやすい靴を心がけましょう。スカートやワンピースは避けてデニムやショートパンツにしたり、スニーカーを履いたりするのがおすすめです。ヒールやサンダルでは思わぬ怪我をしたり、いちごの苗を傷めたりしてしまう可能性があるため、避けた方がよいでしょう。

7. おいしいいちごの見分け方や持ち物をチェックして、いちご狩りを楽しもう

いちご狩りに適したシーズン、おいしいいちごの見分け方、持ち物・注意点などをご紹介しました。いちご狩りは個人で行くこともできますが、周辺観光なども合わせて楽しめるツアーもおすすめです。ぜひ皆さんもいちご狩りへ行ってみませんか。

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