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よさこい祭り

​高知県の「よさこい祭り」と言えば、日本で知らない人はいないほど有名なお祭りです。「よさこい」の名称で親しまれ、近年では日本の全国各地にもさまざまな「よさこい」が広まっています。そんな「よさこい祭り」の本場、高知県の祭や周辺の観光スポットをご紹介します。

​​​​1. よさこい祭りとは​

よさこい祭り
高知よさこい祭り 画像提供元:高知商工会議所

よさこい祭りとは、1954(昭和29)年8月に高知県高知市で始まったお祭りで、当時の不景気風を吹き飛ばし、市民を元気づけようと高知商工会議所によって行われました。「よさこい」とは「夜さり来い(=今晩いらっしゃい)」という古語が変化したものだとされていますが、現在では「よさこい」と言えば「よさこい祭り」のことを指します。

現代のよさこい祭りは、時代の流れを汲んで流行に敏感に新しいものを取り入れているため、チームがどんどん個性的になっています。音楽も伝統的なものからロック調のバンド演奏までさまざまで、髪型や衣装も各チームが思い思いに作り上げています。振り付けもヒップホップ調、ラップ調、サンバ調、ロック調から古典の踊りなど、それぞれに趣向を凝らした工夫がなされており、観客を飽きさせません。

近年では芸能人も多く参加するようになり、芸能人関係のプロデュースチームが生まれるほどです。小さな子どもから高齢者まで幅広い層が参加して楽しめるのがよさこい祭りの良いところ。今では日本だけでなく、海外の国にも広がりつつあります。

​​​​1-1 よさこい祭りの歴史​ ​​

よさこい祭りが本格的にスタートしたのは1954(昭和29)年8月ですが、その前の1950年3月に開催された南国高知産業大博覧会で、お座敷踊りを発展させた「新しいよさこい踊り」を披露したのがそもそもの始まりとされています。この時は、高知の民謡「よさこい節」に合わせて踊る日本舞踊でした。その4年後、商店街振興を目的に始まったのが「よさこい祭り」です。

第1回には21団体750人が参加し、「よさこい鳴子(なるこ)おどり」を特設舞台の上で披露しました。愛媛出身の作曲家の武政英策(たけまさえいさく)が作詞・作曲を行い、鳥追いの鳴子を取り入れた、これまでにない踊りでした。1959年には、その武政が作詞・作曲した歌謡曲「南国土佐を後にして」が大ヒットし、全国的な土佐ブームが訪れます。また、この曲が映画化されて「よさこい鳴子踊り」のシーンが放映され、よさこい祭りが全国に広く知られるようになりました。

1970年代には、大阪で行われたアジア初の万博「日本万国博覧会」にも参加し、「日本の祭り10選」に選ばれました。1972年にはフランスのニースで行われたカーニバルに招待を受け、サンバ調にアレンジした踊りを披露します。こうした流れを受け、参加者数は飛躍的に増加していきました。

1980年代に入ると、よさこい祭りも30周年を迎え、各チームにコンセプトが生まれるなど、個性を競い合う時代に入ります。1990年代にはよさこい祭りの生みの親とも言える高知商工会議所が創立100周年を迎え、1992年にはよさこい祭りに魅せられた北海道の学生が「YOSAKOIソーラン祭り」を開催し、よさこい祭りが全国に広がるきっかけを作りました。

2001年には「日本人のアイデンティティを求めて」というテーマで、東京・原宿で「原宿表参道元氣祭・スーパーよさこい」が開催され、以来、夏の風物詩になります。祭りが初めて開催された8月10日は「よさこい祭りの日」として日本記念日協会に登録され、2019年には天皇陛下の即位をお祝いする国民祭典での祝賀パレードにも「よさこい鳴子踊り」が招かれました。現在では、このほか愛知県、佐賀県など各地で「よさこい祭り」や、これに類似する祭りが開催されています。

​​1-2 よさこい祭りのルール​

よさこい祭り
高知よさこい祭り 画像提供元:高知商工会議所

よさこい祭りには、以下のルールがあります。

・鳴子(なるこ)を手に持ち、前進する踊りの振り付けが基本。 ・曲をアレンジするのは構わないが、「よさこい鳴子踊り」のフレーズを必ず入れること。 ・1チームあたりの踊り子の数は150人まで。 ・地方車(じかたしゃ)は看板や装飾を含めて全長9メートル以下、高さ3.6メートル以下。

これらのルールを守れば、ほかは自由にアレンジができるのがよさこい祭りの魅力でもあります。特に、衣装やヘアメイクなどは工夫のしどころで、チームカラーを視覚的に表現するチームが多く見られます。チームの櫓(やぐら)となり、音楽の発信源でもある地方車は、チームの個性を強烈にアピールしてくれます。

​​2. よさこい祭りはいつ開催される?​

よさこい祭り
高知よさこい祭り 画像提供元:高知商工会議所

本場である高知県高知市では、よさこい祭りは毎年8月9日〜12日の4日間開催されます。本祭は10日と11日の2日間で、9日は前夜祭、12日は全国大会と後夜祭が行われます。年によって細かい違いはありますが、毎年おおむね以下のようなスケジュールで開催されています。

●8月9日・前夜祭…中央公園で行われ、前年のよさこい祭り受賞チームによる踊りが披露されます。・高知市納涼花火大会…みどりの広場で行われ、中四国最大級のナイアガラなど、迫力満点の花火が打ち上がります。荒天時は8月13日に延期されます。
●8月10日・11日10日・11日は本祭(本番)…高知市内17の競演場・演舞場で、各チームの踊りが繰り広げられます。会場は「追手筋・上町・升形地域・万々・愛宕・菜園場・梅ノ辻・高知城・高知駅前・旭・京町・はりまや橋・秦・帯屋町・中央公園・柳町・高知大学」で、柳町演舞場は11日のみの開催です。追手筋本部競演場には、有料の桟敷席も設置されます。
●8月12日・全国大会…全国各地から集結した「よさこい人」が、それぞれの地域で育まれた「よさこい鳴子踊り」を披露します。高知県の地元チームとは一味違った、地域色の豊かな踊りを楽しめます。会場は「高知城・追手筋・帯屋町・中央公園」の4つです。・後夜祭…中央公園で行われ、本年のよさこい祭りの大賞や金賞などの受賞チームによる踊りが披露されます。

​​3. よさこい祭り周辺の観光スポット5選​

3-1​ 日曜市​

土佐の日曜市
土佐の日曜市 画像提供:ピクスタ

日曜市(街路市)は、1690(元禄3)年以来、300年以上の歴史を持つとされる高知市の路上市場で、年始の1月1・2日とよさこい祭り期間(8月10日〜12日)を除く毎週日曜、高知城の追手門から東に延びる追手筋で開催されています。午前6時頃~午後3時頃、全長約1キロにわたって約300もの店舗が軒を連ねます。新鮮な野菜や果物から、金物や打ち刃物、植木など、さまざまな生活用品が売られており、市民だけでなく県外からの観光客も多数訪れます。

​​基本情報​
​​名称  日曜市​住所  高知市追手筋一帯​​
連絡先 ​088-823-9375(高知市商業振興・外商支援課 街路市担当)
WEB  高知市公式サイト

3-2​ 高知県立高知城歴史博物館​

高知県立高知城歴史博物館
高知県立高知城歴史博物館 画像提供:高知県立高知城歴史博物館

2017年3月に開館した高知県立高知城歴史博物館は、土佐藩主山内家伝来の貴重な資料、工芸品を中心に、土佐藩や高知県ゆかりの品々を収蔵・展示しています。豪華絢爛な大名道具、幕末維新の土佐の歴史資料など、体験型展示や映像・メディア機器などを使って、大人から子どもまで楽しみながら高知県の歴史を学べます。展望ロビーからは高知城の姿も見られます。​

​​基本情報​
名称     高知県立高知城歴史博物館​​​住所  高知市追手筋2-7-5
​​連絡先 ​088-871-1600
​​WEB     高知城歴史博物館公式サイト

3-3​ 高知城​

高知城
高知城 画像提供:(財)高知県観光コンベンション協会

高知城は、初代土佐藩主山内一豊(かずとよ)とその妻、千代が礎(いしずえ)を築いた歴史ある城です。高知市の中心にあり、四重六階の天守や本丸御殿、追手門などの15棟の建物が国の重要文化財に指定されています。国内に12か所ある江戸時代から残る現存天守の一つで、火災や震災、明治維新後の全国的な廃城などさまざまな危機を乗り越え、当時のままの姿を今に伝えています。

​​基本情報​
名称    高知城​​​住所  高知市丸ノ内1丁目2-1
​​連絡先 ​088-824-5701
​​WEB     高知城公式サイト

3-4​ 桂浜​

桂浜
桂浜 画像提供:ピクスタ
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高知市浦戸にある、太平洋に面して広がる砂浜です。「月の名所は桂浜」とよさこい節にも歌われており、一帯は都市公園として整備されています。遊泳はできませんが、龍王岬と龍頭岬の間は遊歩道が整備され、白砂青松の風光明媚な景色は、SNS映え間違いなし。公園内には巨大な坂本龍馬像があるほか、坂本龍馬記念館、桂浜水族館も近くです。桂浜 海のテラスは2023年にグランドオープンした商業施設で、カツオ料理のレストランや龍馬関連の土産をそろえるショップ、休憩所などが集まっています。

​​基本情報​
名称    桂浜​公園​​住所  高知県高知市浦戸6​​
連絡先 088-841-4140(桂浜公園管理事務所)​​
WEB     桂浜公園公式サイト

3-5​ 龍馬の生まれたまち記念館​

​龍馬の生まれたまち記念館
龍馬の生まれたまち記念館 画像提供元:(財)高知県観光コンベンション協会

「龍馬の生まれたまち記念館」は、坂本龍馬が生まれ育った高知市上町にあります。龍馬が生まれてから土佐藩を脱藩する青年時代までのエピソードを映像や音声で紹介しています。また、この記念館を起点に、観光ガイドと一緒に市内の史跡を巡る「龍馬の生まれたまち歩き 土佐っ歩」も受け付けており、散策拠点に便利です。例えば、記念館から徒歩3分のところには坂本龍馬誕生地の石碑があります。

基本情報​
名称  高知市立龍馬の生まれたまち記念館​​​住所  高知市上町2-6-33​​
連絡先 ​088-820-1115​​
WEB  高知市立龍馬の生まれたまち記念館​公式サイト

​​4. 高知のよさこい祭りは周辺にも見どころ満載! ぜひ実際に訪れてみて​

高知のよさこい祭りは、4日間にわたって開催され、それ自体見どころ満載ですが、併せて楽しめる観光名所が高知市内にはたくさんあります。特にツアーなら、徳島の阿波踊りと一緒に巡ったり、よさこい鳴子踊りを桟敷席で見たりするツアーもありますので、ツアーを利用することも検討してみてはいかがでしょうか。

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